ユリエたそが可愛すぎて衝動的に書いてしまったネタ作品   作:安全第一

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早くも二話目投下。

私、漫画しかもってないのに大丈夫か?


2.最近のラノベってロリじちょー多いよね。

 昊陵学園。

 東京湾北部に懸垂型モノレールでのみ立ち入る事の出来る埋め立て地に存在する学園である。

 しかし学園とはいっても、巨大な壁は外部との接触を拒むかのように聳え立っており、まるで隔離された実験施設と言った方が正しいだろうか。

 その昊陵学園の校舎の前に、一人の男性が佇んでいる。彼は大きめの黒い帽子に黒衣のコートを着込んでおり、不気味な雰囲気を漂わせていた。

 彼が向かうのは、理事長が居座る理事長室。その足取りは余りにも静かであり、コツンコツンとその足音だけが辺りに響き渡る。

 そして目の前には理事長と記された扉。その扉を男は静かに開けた。

 

「失礼しますよ」

 

 彼、赤屍蔵人は不気味な程の笑みと共にこの学園の理事長、九十九朔夜を見据える。攻撃的ではない、しかし幾千幾万幾億もの血の匂いや殺気、殺意を凝縮した空間が赤屍から溢れ出し、理事長室を支配していた。

 赤屍はごく自然体のまま。態と殺気を出した訳ではない。だが彼の超越者としての赤屍蔵人がそのまま出ているだけだ。覇道神すら殺し得る超越者の赤屍蔵人がそこにあるだけ。

 

 だが相手側はそうはいかない。

 

 昊陵学園理事長である九十九朔夜は既にその空間に支配されていた。まるで心臓を鷲掴みにされている感覚、幾度となく『死』を強制的にイメージさせられている。

 

 それは己の身体が真っ二つになるイメージ。

 

 または己の首が刎ねられるイメージ。

 

 もしくは全身に凶器を突き刺され、何度も何度も抉られるイメージ。

 

 赤屍蔵人という人間を見た瞬間から九十九朔夜の全身からは冷や汗が滲んでいた。

 

 これが噂の『超越者』。

 『絶対双刃(アブソリュート・デュオ)』とはまた違う完成形。

 いや、もしくはそれ以上。

 

 九十九朔夜は理解した。この男、赤屍蔵人は人間が想像出来るような次元ではないのだと。超越者とはそれ程までに強大なのだと。そう強制的に理解させられた(・・・・・・・・・・・)

 だが彼女とてこの昊陵学園の長。ここで退いては生徒達に示しがつかない。それ以前に退いてしまっては永遠に『絶対双刃』には至る事が出来ない。マッドサイエンティストである九十九朔夜の面が退く事を許さなかった。

 

「……ようこそ、昊陵学園へ。私、九十九朔夜は貴方を歓迎致しますわ」

「クスッ、是非ともよろしくお願いします。理事長先生」

 

 帽子のつばを片手で押さえて一礼する赤屍。その動作ですら常人は発狂しかねない。

 脂汗をかきながら朔夜が説明する。

 

「貴方にはこの昊陵学園の教師になってもらいます。主に戦闘技術面での教授となりますわ」

「成る程、それは面白そうです。教え甲斐がありますよ」

 

 クスリと赤屍は笑い、笑みを薄く浮かべる。その笑みを見てゾクリと朔夜の背筋が凍り付いたが、何とか我慢した。

 

「あぁ、ご安心下さい。間違っても生徒達を殺すような真似はしません。これだけは約束しましょう」

「……ええ、そうしてくれると有難いですわ。貴方が噂通りなら、すぐに生徒を殺しそうですもの。釘は刺しておこうと思っていた所ですわ」

 

 噂の赤屍蔵人は戦闘狂、殺人狂というものだ。

 裏世界では『最低最悪の運び屋』と称されており、依頼に見合った報酬を払わなければ即刻殺害される。そこには容赦という文字は存在しない。故に裏切り者の代名詞である『ユダ』とも呼ばれているそうだ。

 そんな最低最悪の運び屋である赤屍蔵人を雇った九十九朔夜という人物はかなりの大物だろう。自らの命を危険に晒してまで『絶対双刃』へと至らんが為の思想は称賛に値する。

 

「しかし、私は依頼の『過程』を重視しています。もしもつまらない『過程』であればどうなるか、お分りですね?」

「……ええ、私は貴方を満足させられる『過程』を提供する事を誓いますわ」

 

 先程赤屍が言う通り、彼は『過程』を重視している。満足のいかない過程の依頼であれば、その依頼を切ったり依頼者を殺害している噂も有名どころだ。

 だが九十九朔夜は確信している。この依頼の過程は彼を満足させるに値するという事を。だからこそ彼に依頼したのだ。そうでなければ依頼などしていないし、自らの命を危険に晒す事もしていない。

 

「なら良いでしょう。では、私は保健室で寝泊まりすれば宜しいのですね?」

「ええ、貴方は運び屋であると共に生粋の名医である事もご存知です。保健室には貴方専用のバスルームやキッチンなども設備もご用意しておりますので、どうぞご自由にお使いを」

「それはそれは、感謝します。では、私はこれにて失礼しますよ」

 

 そう言うと赤屍は踵を返し、理事長室から退出した。無間地獄のような重圧が解かれ、朔夜は椅子の背もたれに寄りかかる。息が上がり、呼吸が雑になっている。酸素を次々と取り込まないと酸欠で死にかねない程の空間だったのだ。

 

「ハアッ……ハアッ……」

 

 まさかこれ程とは。自身の想像など比較にならない程の存在だった。

 

 化物。この言葉が相応しいだろう。

 

 あの赤屍蔵人を学園に招き入れてしまったのは果たして吉と出るか、それとも凶と出るか。それは誰にも分からない。

 だが九十九朔夜は目指す。『絶対双刃』へと至らんが為に。

 

「願わくば……これが転機となり、『絶対双刃』へと至らんことを───」

 

 

 

 

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼

 

 

 

 

 

 

 

 朔夜ちゃん可愛いprprしたい。

 ……あ、つい本音がゲフンゲフン。まあ表情に出てないから大丈夫でしょう。

 しかし朔夜ちゃんの側近ポジションだったメガネの男性教師(名前忘れた)がいなかった事に疑問を持ったが、恐らく一対一で挨拶しようとしていたのだろう。ご配慮ありがとうございます朔夜せんせー!

 いやぁ、やっぱり可愛いね朔夜ちゃん。やっぱりロりじちょーは最高だぜ!

 あ、すみまソン。つい興奮しちゃった私をお許し下さい。Yes.ロリータ、No.タッチ! 常識だね。

 まあなんというか、ラノベの中ではロりじちょーが流行っているのかね? 前世でやっていたアニメで同じ時期に放送してたファフニールもロりじちょーだったし。

 それはそれとして、私は現在ショックに陥っていた。それは、

 

 

 

 朔夜ちゃんに終始睨まれていた事でごわす。

 

 

 

 あれ? 私何かしたっけ? 殺気とかも普通に抑えて自然体でいたのになぁ。何で睨まれていたんだろうか……。

 しかしそれよりもだ、出会っていきなり好感度が底辺に落っこちちゃったワケで……

 

 God is Death!!!

 

 って、思わず叫びそうになったよ。神様に出会ってないから存在してるのかすら分かんないけど。

 ロりじちょーである朔夜ちゃんに速攻で嫌われてしまった私はこれ程神様を恨んだ事は無いね。出会ったら開幕レムリアインパクト喰らわせてやる。あ、でもこの英語の意味だと神様死んでるから無理か。

 取り敢えず、相手の気に触らないように挨拶をしよう。しかし朔夜ちゃんが警戒しながら挨拶を返した為、私のライフは更にクリティカルヒットによって大ダメージを負う羽目となった。くっ! まさかこの私をここまで追い詰めるとは、奴のモビルスーツは化け物か!?

 しかしここで屈しては赤屍蔵人の名が泣く。ここで屈する訳にはいかないのだ。私は砕け散ったハートを掻き集めて修復する。波旬に深手を負わされた夜刀もこんな気持ちだったのかな。(※掠りもしてません)

 

 あ、そうだ。一応生徒達は殺さないって旨も伝えなければ。噂の私は戦闘狂且つ殺人狂として知られている。確かにあの時はテンションが上がりまくってやり過ぎちゃった。てへぺろ☆

 反省もしていないし後悔もしていないけど。

 

 私がその旨を伝えると、どうやら朔夜ちゃんもその事について話そうとしていた様だ。うん、分かっていたけれど美少女ロリに殺人狂だと認識されていると相当なダメージ来るね。折角掻き集めたハートがまた粉々に砕け散ったよ。こいつ、強い……!

 あ、でも美少女ロリに罵倒されるのも悪くな……ゲフンゲフン。流石に私はMではないのでそれは無いな。うん、そうだと信じよう(すっとぼけ

 そして私は赤屍蔵人で運び屋である以上、過程を重視している。当然ながら朔夜ちゃんも知っているから大丈夫だと思うけど、念のために言っておこう。

 

 

 ───もしもつまらない過程であればどうなるか、お分りですね?

 

 お持ち帰りしちゃうぞ☆

 

 

 そう言うと、相手も私を納得させられる過程を提供すると宣言した。しかし睨まれたままなので、再び私に大ダメージ。ヤベェ、この子もしかしたら覇道神にも勝てるんじゃないか?(※無理です)

 

 そして私の住む場所は保健室だ。私は一応医者なので、保健室とは私にとって落ち着く空間でもあるのだ。

 どうやらこのロりじちょーは私が医者である事を知っているらしい。かくいう私と言えば、

 

 

 

 感動していた。

 

 

 

 今までのダメージが一気に全回復した。それ程までにロりじちょーに感謝している。

 え? なんで感動しているのかって?

 

 そりゃあ、私が医者だなんて殆どの人達知らないし。

 

 この世界でも医者として人を施術した事もある。だがその事実はあまり知られていない。他の噂が立ちまくる中、何でその噂が立たないのかワケワカメな私はその日の夜、静かに泣いたのを思い出した。

 しかしこのロりじちょー朔夜ちゃんはその事実を知ってくれていたとは感激だった。しかも私専用のバスルームからキッチンの設備まで用意してくれたというオマケつきだ。あとバリアフリー。

 正直、これは最高の待遇だ。テンション鰻登りだぜ! ヒャッハァー!

 ……おっと、ゴホン。ちと調子に乗り過ぎたか、イカンイカン。

 

 もう少しロりじちょーと話をしたい所だが、彼女には彼女なりに忙しい身だし、私も早くその保健室に行って設備がどうなのかを見てみたいので、これで退出する事にした。

 

 いやぁ〜、ルンルンだね。ルンルン気分だよ。そこら中スキップして回りたいぐらいにルンルンだよ。間違ってランランルーしないように気を付けましょう。

 あと保健室に行っている間にウサミミバニーガール先生とすれ違った。何故かロりじちょーと同じで彼女も私を睨んでいたから大ダメージ負ったよ。ちょっとフラついた。

 

 

 ヤバイよココ。地獄なんて生温い魔境だわ。化け物しかいない。

 

 

 あとバニーガールじゃなくてメイド服っぽかった。なんかウサミミ=バニーガールってイメージがあるからその認識のままだった。ゴメンよウサミミメイド服先生。

 さて、明日は入学式だ。主人公達主要キャラがやっと来るんだね。楽しみでオラワクワクすっぞ。

 

 取り敢えずヤスリでメス磨いておこうっと。これ趣味なんだよね。なんか楽しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが生憎その行為はあまりにも不気味かつホラーだったので、教師達からは常に警戒されるようになったのはまた別の話。

 

 

 




ボッチ赤屍さんなりw
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