ユリエたそが可愛すぎて衝動的に書いてしまったネタ作品   作:安全第一

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(西゚∀゚)アハハハハ八八ノヽノヽノヽノ\/\

はいすみません。ええ。
更新遅れまくりですねあはははは(白目
土下座ラッシュですね。

m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m

ではどーぞ。


4.第一印象は大事、うん。

 ドーモ、ドクシャ=サン。マイルド赤屍こと赤屍蔵人です。今は昊陵学園の教師を務めてます。

 しかし赴任早々、いきなり心が折れそうであります。それは先生方の皆さんが私から避けてしまっているという予想だにしない事態が発生。原作赤屍さんもめっちゃ不気味だったからそうなるのかね。これでも相当抑え気味にやっているんだけど、そこはやっぱ赤屍=サンだからか。流石は全作品最強キャラのスレで上位に君臨するだけはある。この現状でその事実は全く嬉しくないけれどね。泣いちゃうZE!(ヤケクソ

 てな訳で、我が家(?)である保健室にて傷付いた心を癒した後、新入生が居る教室へと向かった。

 因みに、私は担任を受け持っていない。朔夜ちゃんが言っていたけど、私が受け持つのは戦闘技術面に関する教科担当だけなので、態々担任になる必要は無いという訳だ。これでお金貰えるんだから楽で良いね。

 しかし私は新人且つ雇われた形での赴任なので、月給は約二十万程度らしい。高校とかだと初任給はそんな感じらしいので別に不満はナッシングである。まあそれ以前に運び屋でかなり稼いでいるのでお金にはそれほど困っていないが。どれ位稼いでいたのかと言うと、十年くらいニート生活しても困らないくらい。人生勝ち組である。多分。

 

 さて、入学したばかりという事もあり、最初の授業は軽い挨拶程度で済ませた。まあ授業というほどでも無いけど。

 まあ必要事項等はこのクラスの担任であるウサミミメイド服先生とメガネの三國先生が伝え終えているからね。私はそこら辺の知識について詳しくないから助かる。

 しかし私が挨拶している中、ウサミミメイド服先生とメガネ先生は険しい表情で私を見ていた。

 

 えっなんで!? また私、先生から睨まれてるよ!? どーしてみんなして私を睨みつけて来るんディスカァ!?

 それとも私が嫌われているのは挨拶の仕方が悪かったから!? ただ強くなるコツっぽいものを言っただけなのに!

 まさか、最早パターン化しつつあるこれの原因は忍者の仕業だというのか!? アイエエエエエエ!? ニンジャ!? ニンジャナンデ!?

 ホント酷いよ……。どれもこれも全部忍者の所為だ! 汚いなさすが忍者汚い。

 

 そんなこんなで最初の授業を終えた私はやはり傷心気味となって保健室へと退却するのであった。このままだとドMになりそうで怖い。なる気は更々ないが。

 

 そういえば、生徒達の顔色が悪そうだったのは何故だろう? ただ主要人物の一人である穂高みやびだけ(・・)は平然としていた。やっぱりあんな入学式()だったからみんなお疲れ気味だったという事か。

 

 この学園は、やはりブラックである。

 

 

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼

 

 

 

 

 

 『資格の儀』を終えた九重透流は今、かなり困惑していた。

 確かに問題はある。あの『資格の儀』の際に使用した技が『黎明の星紋』を投与されて以降、予想以上の大技となっていたのだ。最近ようやく使えるようになったとはいえ、ここまでの威力を発揮するとは思わず、腕を少々痛めてしまった。ここまでの負担を考えると日に二発までが限度だろう。

 ここまでは良い。二発が限度の大技なら、使い所を決めて戦闘スタイルを構築すれば良いのだから。

 透流が困惑している問題というのはここからである。それは透流が適当に空いている席に着席した直後の事だ。

 教室のドアを開けて入室する人物。それは入学式の時に一際目立った麗しき美少女であった。思わず透流は銀髪の少女に見惚れていると、彼女が此方に気付き近付いて来る。ただ一言、トールと口にした少女に透流は戸惑う。

 そして此方に近付いて来る少女はそのまま何の躊躇も無く透流の隣の席に着いた。

 

(なっ、なぜ隣……!?)

 

 内心動揺しまくっている透流だが、少女は席に座っても尚、透流を幾度となくチラリと見やる。

 

(しかもすごくこっちを見てくる……!)

 

 はて、自分はこの子に何かしたのだろうか。入学式の直前に見ただけで、透流は少女に何も接触していない。『資格の儀』の際の彼女の戦闘スタイルはとても美しく見惚れてしまっていたが、話し掛けた訳ではない。

 困り果てた透流は前の席に着いている親友の虎崎葵、通称トラに話し掛けた。

 

「……なあ、この子……、知り合いなのか?」

「それは僕の台詞だッ!」

 

 当然、トラも少女との面識などある筈も無くツッコまれた。仕方なく透流は少女に話し掛けるが、

 

「え、えーと……あの」

「っ」

 

 ふいっ! という効果音と共に顔を背けられた。

 分からん。この少女が何を考えているのかさっぱりである。一体どうしろと透流は嘆くのだった。

 すると、教室のドアが開く音が響き渡る。

 

「ハローハロー! 試験おつかれさまーっ♡」

「!?」

「あーんど入学おっめでとー!」

 

 そこから入室して来た人物は教卓の上に片足を乗せ、甘いボイスと笑顔にダブルピースで自己紹介を始める。

 

「はっじめましてー、みんなの担任になる月見璃兎でーす♡ うさセンセって呼んでねーっ♡」

 

 その姿はウサミミ付きのカチューシャに蝶ネクタイ、胸の部分が大きく空いたメイド服を着た少女であった。

 しかし少女が来ている服装が何とも異様である為、透流とトラは心の中でこうツッコまざるを得なかった。

 

(マトモじゃないのは教師もだった)

 

 なんだこの学園。人間を超人化させる『黎明の星紋』を投与された新入生達、入学式にはリアルファイト、そして挙げ句の果てにこの教師の姿である。ツッコミ要素があり過ぎる学園は普通じゃない。いや、元々一般人がいないこの学園に対してツッコむのが間違っていた様だ。

 

「んもー! 可愛いからってそんな見惚れないでよォ〜」

(引いてるだけです)

 

 このクラス全員の心が一致した瞬間である。なんとも虚しい。

 そこへ入学式の際に見かけた眼鏡を掛けた誠実そうな男性が現れる。

 

「月見先生、あまりふざけないように」

「んにゅ? あっれ三國センセどーしたのー?」

「新人教師の監督です。貴女だけでは生徒も不安でしょうし」

「えーっ、アタシのどこがー!?」

(全部だよ……)

「全部です」

(言ってくれた!)

 

 訂正、一般人はいなくとも常識人はいたようである。

 

「気を取り直してーっ! それじゃーHRをはっじめまーす!

 まずはみんなの自己紹介ターイム! それじゃーキミから!」

 

 ここまで色々あったが、ようやく落ち着けそうだ。そう透流は思ったのだが、天はそれを許さなかった。何故なら、

 

(……やばい。

 ……さっきから……

 あの子が、すごく見てるッ……!)

 

 隣の美少女がガン見してくるのである。気になる。気になって落ち着く事すら許されない。このクラスの中で透流だけがピンチに陥っていた。

 

(本当に何なんだ……。そう言えば、入学試験の時にあの子ずっと俺の事を見ていたような……。

 話もしたことないのに何故こんなに意識されてるんだ? 人違い……じゃないのか?)

「じゃあ次はキミッ!」

「……ん?」

「自己紹介だってばーっ」

「あ……はい」

 

 透流が隣の少女に対して困惑していると、璃兎が透流を指差し自己紹介を催促されているのに気付き慌てて立ち上がる。

 

「九重透流です。よろしくお願いします」

「九重? ああっキミがウワサの!」

 

 璃兎からその事を聞き、透流は何のことなのだろうかと璃兎聞き返す。

 

「ウワサ……?」

「職員室で話題になってるよ! 今年の一年には『異能(イレギュラー)』がいるーって☆」

「ねー『異能』ってなに?」

「超人的な?」

「あの人女の子をぶっ飛ばした人だ……」

(余計な事をっ……)

 

 最後のは余計である。確かに入学試験の時には伊万里をあの技でぶっ飛ばしたけれども。

 

「それじゃ次! 隣の超目立つ銀髪ちゃん!」

「……はい(ヤー)

 ユリエ=シグトゥーナです。皆さんよろしくお願いします」

(外国人なのに日本語話せるのか……)

 

 ユリエと名乗る少女の立ち振る舞いはとても美しく、隣にいる透流も見惚れる程だった。

 

「うん! じゃあ次は大事な事を話すよーっ」

 

 クラス全員が自己紹介を終えた後、璃兎からこの学園に関して重要な事項が話された。

 この昊陵学園には『絆双刃(デュオ)』という二人一組になり授業を受けるパートナー制度がある。この学園を卒業後にあたって『ドーン』と呼ばれる機関の治安維持部隊へ配属されるのだが、そこの任務には常に二人一組(ツーマンセル)かそれ以上のチームで動くのが常識となる。

 パートナー制度が存在する理由には、学生の内からそれに慣れさせておくという為だ。

 そしてこの今週末までに『絆双刃』を組む正式な相手を見つける事が重要になる訳だが、本題はここからになる。

 この昊陵学園には寮があり、そこが生徒が住む場所となるが、昊陵学園の寮は相部屋である。長い時間を共に過ごせば互いの事をより知る事が出来るという配慮がなされているのだ。

 しかしパートナーが決まっていない期間である今は誰と組めば良いのか分からず終いという問題が発生する。そこで校則に基づいて決められたのが『今週末までは現在隣の席に座っている生徒と同居して貰う』というもの。

 そこには男子同士でも女子同士でも可能であり、男女も認められている。また、不純異性交遊は退学になるので注意が必要だ。

 さて、このクラスで男女がペアとなる組は一組しかいない。

 

 そう、透流とユリエである。

 

 流石に透流もこれに対して反論する。常識的に考えて思春期である現在は拙い。あんな事やこんな事をする可能性もなくはないのだ。

 だが、ここは昊陵学園。果たしてここに訪れてから今に至るまで常識的なものがあっただろうか。

 

「入学式の最中に入試、しかもリアルファイトを行う学校がマトモだと思う?」

 

 否、である。

 その時の璃兎の表情も全く違うものであり、透流はこれ以上何も言う事が出来ず黙ったまま席に着いた。そこにユリエが話し掛けてくる。

 

「……トール。よろしくお願いします」

「よ……よろしく……」

 

 誰か、誰か助けてくれ……。そう透流は助けを請うが最早それは叶わず。リア充爆発しろである。

 

 

 

「そしてーっ、戦闘技術に関する事を教えるセンセを紹介するよーっ!」

「まだいるのか……?」

 

 その後、新たな教師の紹介を行う璃兎に疑問を覚える透流。このクラスを教える教師は目の前の二人だけでないのか。

 

「じゃあ入って来てねーっ」

 

 ガラリ、と教室のドアが開かれる。

 

 

 

 

 

 その瞬間、

 

『──────ッ!!?』

 

 教室は無間地獄と化した。

 

 

 

 

 

 黒衣のコートを身に纏い、つばが一部切り取られている大きめの黒い帽子を被る人物。その切り取られている間から覗かせる悍ましい眼。

 彼の一歩一歩がこのクラスに居る全員を、果てには世界すら殺す程の重圧となって襲い掛かる。

 

(なん……だ、これ……!?)

 

 その重圧にクラス全員が戦慄する。いや一人を除いて(・・・・・・)だが、確かに彼ら彼女らは命の危機を本能で感じ取った。

 正面に向き合った彼の顔立ちは端正であるが、その表情が薄く笑みに変わると心臓を掴まれたかのような錯覚すら起こしてしまう。

 

「皆さん、ご入学おめでとうございます。私は赤屍蔵人と申します。主に戦闘技術に関する授業をお教えしますので以後お見知りおきを」

 

 無間地獄の中心、赤屍蔵人が言葉を発した瞬間、体温が急激に下がりぶわっと身体中から冷や汗が吹き出る。

 一人を除き、クラス全員がこう思った。

 

 

 

 殺される、と。

 

 

 

「ではご入学を祝いまして、一つアドバイスを授けましょう」

 

 彼からのアドバイス。それは一体何なのか。死の宣告か何かかと、皆は自らの命全てを捨てるつもりで次の言葉を待つ。

 

「“力”というものは単純な方法で手に入るものなのですよ」

「!」

 

 “力”。その単語に透流とユリエが反応する。しかもそれを手にする方法があると。過去の事件により力を求めていた二人は誰よりもそれを聞きたいと思った。

 

「強く望みなさい。そうすれば“それ”は手に入る。『摂理』とはそういうものです」

「摂……理?」

「そう……灼熱の砂漠で渇きを癒す一滴の水を望むように。

 或いは憎悪の刃で、愛する者の喉元を貫くように」

「愛する、者を……」

 

「望みなさい。

 そうすれば必ず叶う。

 愛と憎悪を込めて……

 

 “死”を……」

 

 以降、復讐者の二人は赤屍のこの言葉を無意識に己へ刻み付ける事になる。

 そして復讐者の二人は赤屍の言葉を聞き、何故かは分からないが強くなれた気がした。

 復讐者達は思う。

 

 

 

 ───あの死神に比べたら、道場の皆を殺した“アイツ”なんざ可愛い赤子同然だ。

 

 ───あの死神に比べたら、父を殺した“アイツ”なんざ唯の凡人以下にしか見えない。

 

 

 

 『超えし者(イクシード)』すら塵同然に過ぎない程の圧倒的な殺戮。

 

 それが赤屍蔵人。

 

 絶対的な“力”。

 最強にして最恐で最凶。

 最低にして最悪。

 

 “地獄”がそこにはあった。

 

 

 

「クス、少々お喋りが過ぎたようですね。これでお終いにしましょう。

 では明日からよろしくお願いしますね。

 私は基本保健室に居ます。こう見えても医者ですので。

 では失礼します」

 

 そう言い、無間地獄(赤屍蔵人)は教室から去って行った。

 解放される空間。命の危機を脱した新入生達。本物の『地獄』を味わった若き超えし者達。

 

 波乱の学生生活が、今始まる───。

 

 




鋭い方は気付いていると思いますが、この時点でアブソ原作キャラの中に一人だけチートが紛れ込んでいます。
赤屍さんの気付かない所で原作がブレイクしておられるという事です(白目
まあ原因は大体赤屍さんの所為ですけどね!(笑
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