秀吉「まずはプロローグ、今回一年生の話からはじまるのじゃ」
原作、7.5巻と9.5巻の話からですね。
秀吉「ワシもようやく高校生になれるのじゃ!」
ちゃんと闘えるのは次回ですが…。それでは
「高校生編、スタートです(じゃ)!」
プロローグ
“文月学園”
ここは、「試験召喚システム」が導入された進学校。
「試験召喚システム」とは、試験召喚獣といわれるテストの点が自身の力となり自身の命となる、いわば召喚者の分身を作り出す
召喚獣とは科学とオカルト、そして偶然から生まれたもの。その力は人の数十倍の力を持ち、点に比例した武器や防具を装備する
そして、この学校では教室の設備をかけて召喚獣同士で戦いあう。それを
試験召喚戦争、通称 試召戦争と言う
「…秀吉何してるの?」
うむ、やりたくなったのでやってみた。こういう説明をのう。
ワシは木下秀吉。今日からここ、文月学園高等部の一年生じゃ。
文月学園は召喚獣を使って試召戦争を行える。
しかし、召喚獣を本格的に使えるのは二年生、つまり原作からなのだ
けれども、この一年生のときに多くの出会いや騒動が引き起こされる。特に…
「秀吉?どうしたの?」
「……お前のほうがどうした。なぜ
セーラー服を着とるのじゃ…」
目の前にいるこのバカから目が放せない
「えーっと…アハハ、遅刻しそうになって慌てて家を出ちゃったからね」
遅刻しそうになったからといってセーラー服を着て来るのはこのバカだけじゃ…
「それに先ほどの入学式、お主いったい何をしておるのじゃ!!」
「えっと、それは…」
数分前、体育館で入学式が行われていた時のことだ
最初に、学園長の話が始まろうとしたとき
たてがみの様な形の赤色の髪をした男と、セーラー服を着た明らかに男の人間二人が
『変態だ――――!!』
『僕の話をきけぇええーーーーーっ!』
会場が一気に騒然とした…
「あの後いったい何があったのじゃ…。そんなボロボロになって」
「うん…、あの後僕と坂本君が筋肉ムキムキの先生に気絶させられたんだ」
……恐るべし鉄人!!この二人を一撃で仕留めるとは!!
「それより同じクラスになれてよかったね」
「それよりで片付けていいことなのかのう?それに姉上と内海はクラスが違うがの」
姉上はともかく内海が居ないのはある意味良かったかもしれぬがな。あやつが居ればこの教室がさらにハチャメチャなことになるだろう…。先ほどの騒ぎにも何か企みたそうな顔をしておったし。
「そう言えば小鳥遊さんは?」
「…ホレ、あそこ見ろ」
ワシが指差した先に…
アイマスクをつけて熟睡している灰髪がいた
「Zzz…」
「教室に着いたとたんいきなり寝始めたのじゃよ…」
「疲れてるのかな?」
「いや…ただの寝不足じゃろ」
昨日眠れないからと夜中に電話が来たくらいじゃからな。あの後も結局寝れなかったのじゃろう
「そろそろHR(ホームルーム)が始まる、じきに起きるじゃろうからお主も席につけ」
HRが始まり、自己紹介が始まった
̠「シマダ ミナミ でス。よろシくお願いしマす」
ドイツの帰国子女、島田美波。明久が余計なことを言えば関節技を決めるが、それは自分の気持ちを素直に出せないだけで、いわゆるツンデレ少女だ
「神無月中学出身、坂本雄二だ」
神無月中学の悪鬼羅刹、坂本雄二。元“神童”で、内海と同じく軍師の才能を持つ闘える頭脳派
うむ…次はワシの番じゃな。正直に言えばしたくないが…
「木下秀吉じゃ。よろしく頼む」
……ここにいる大半はワシのことを『女の子』だと思っているだろう。死にたい…
「…………土屋康太。趣味は、盗さーー何もない。特技は、盗ちょーー特にない」
カメラの隠しきれてない伝説のムッツリ、寡黙なる性識者ムッツリーニこと土屋康太。
「長月中学出身の吉井明久です。よろしくお願いします」
そして…セーラー服を着て学校に来るほどのバカ、吉井明久。バカで鈍感だが、相当お人好しのワシの親友じゃな。鈍感じゃが…
「…小鳥遊鏡花。よろしく……」
最後に、考えの読めない笑い上戸、小鳥遊鏡花。普段は口数が少ないが一度ツボに入ると大笑いし続ける、ワシの友人。本人の趣味はワシを弄ることらしい…
このようなメンバーが、ワシがこれから共に過ごすクラスメイトじゃ。本当に内海が居らんでよかったと真底そう思うのじゃ…
先生の話がすべて終わったころには昼休みとなっていた。
ワシは小鳥遊の席へと向かった
「小鳥遊、起きるのじゃ。もう昼休みじゃよ」
「………うん」
こやつ……、あれだけ授業でも寝ているのに成績良いのはなぜなのじゃ?
「…明久君は?」
「む?島田と話したいようじゃ。しかしあの明久のことじゃ、また可笑しなことになるじゃろう」
たとえばドイツ語とフランス語を間違えるとかのう……
「ダマリナサイ、ブタドモ」
教室中に声が響いた
「…今朝オレンジ色の髪をした女の子が言ってたセリフ」
「それを聞いて覚えてしまったということか」
何というか先が思いやられるわい……
今日の授業も終わり、帰る時間となった。
「あノ、木下サン…」
「む?島田か。さようならじゃ」
「え?あ、さヨウなラ」
島田に挨拶した後トイレに向かった
(むっ、島田。何か悩みを持っておるようじゃな。まあ明久が何とかするか)
side島田
木下さんはそのまま歩き去って行った
今日一日、日本に裏切られたような気分だった。まともな人なんて居ないって思ってた。でも…
(挨拶、返してくれた…。木下さんって、まともな人だったんだ…)
うん。男の格好しているのにも何か事情があるのかもしれないしね。
もしかしたら友達になれるかもしれないし。
日本語勉強したら話したいなあ…
知らないところで秀吉の好感度が上がっていた
side秀吉
翌日、明久はちゃんと制服を着て学校に来た「当たり前だよ!!」心の声に突っ込みを入れんで欲しいわい。
「明久、昨日島田と何かあったのかの?まあ聞くまでもないことじゃが」
「じゃあ何で聞くの?まあ島田さんの前で坂本君と口喧嘩をしちゃったんだけど」
「うむ…犬猿の仲、ということじゃな。坂本はともかく、島田は女子じゃ。目の前で喧嘩などされれば…しかも通じない言葉でされればのう」
「うん…。ところで秀吉はなんで島田さんのことを?」
「ああ。昨日放課後島田を見つけてのう。不安そうな顔をしておったのじゃよ。だからおそらく何かしらの事情があると分かったのじゃよ」
「秀吉はそういうところすごいよね。いつも僕の考えていることがバレちゃうし」
「いや…それはお主がわかりやすいだけじゃ」
「何!」
「で、どうするのじゃ島田の事」
「うん。まずはちゃんと話すことから始めるよ!まだ日本に来たばかりなんだし、まずはクラスに馴染んでほしいから。それから、島田さんと友達になりたいんだよ!」
こやつ…、ホントにお人よしじゃな。それが明久のいいところなのじゃが、
優しすぎればいずれ自分の身を傷つけることになる。こやつはただでさえ自分の身を犠牲にしても助けようとするところがあるからのう。
そんなことをして悲しむ者もいるというのに…
「手伝えることがあれば言ってくれぬか。明久の頼みなら、ワシも小鳥遊も聞くからな」
「うん。でも、これは僕がやらないといけないことだから。何かあったらよろしく、秀吉!」
「もちろんじゃ!」
ま、その時はワシらが全力で明久の手助けをする、それでよいかのう。
★☆★☆★
入学してから二週間ほど経った
相変わらず、明久は島田と話せておらぬらしい。しかしこれは明久の問題。あやつが本当に助けてほしいと思っているのなら助けるが、望んでおらぬならワシらは傍観に徹する。
それが明久のためになるのなら何でもするのじゃ。
それが『親友』ということじゃと思うからのう
「ーーー!!」「ーーーー!!!」
「む、教室が騒がしいぞい」
「嫌な予感がする…」
部活帰り、途中小鳥遊と出会い一度教室に帰ってみれば、何やら中が騒がしい
覗いてみれば…
坂本と明久が殴り合いの喧嘩をしていた
しかも明久はすでに傷だらけのボロボロであった
「いい加減にしろ、クソバカ野郎が!」
「……可哀想……じゃんかよ……」
「あァ?」
「可哀想だと思わないのかよ!あの子は日本に来て、知り合いがいなくて、言葉もわからないのに、それでも一人で頑張ってるんだぞ! どうしてそんな頑張ってる子を虐められるんだよ!」
「オマエみたいなヤツ、許せるもんか!」
ガヅン!
明久の拳は坂本の顔面に直撃したが、坂本の攻撃により壁に吹き飛ばされた
「吉井! そんなに俺が気に入らねぇならかかってきやがれ! 二度と立てねぇくらい殴ってやらぁ!」
「言われるまでもない! オマエをぶっ飛ばして後悔させてやる!」
「ごちゃごちゃうるせぇんだよ! この雑魚が!」
パシッ!
「間に合ったか」
素早く二人の間に入り込み拳を受け止める
「…………そこまで」
土屋は二人の目の前にペンを突き立てる
「秀吉!?」「拳を受け止めた!?」
「フン。止めぬか!」
ゴンッ!「痛い!」「いてぇ!」
その後すぐ二人の頭にげんこつを落とした
「てめえ何しやがる!」
「こうでもせねばお主らは止まらんじゃろうに。見よ、教室がめちゃくちゃではないか!」
「「あっ……」」
「……………あとカメラが壊れる」
「「…………………………………………………はぁ?」」
「まさか、盗撮でもやってんのか?」
「…………っ!(ブンブンブン)」
土屋は凄い勢いで首を振り、否定する。隠し切れておらぬがのう
「……けっ。なんか気が削がれちまった」
「命拾いしたな、吉井」
「待てよこの野郎っ!」「ぐがっ!」
坂本の肩を摑み顔面を殴った
「オマエを島田さんに謝らせるまで、終わらせるもんか!」
「いっぺん死なねぇとわかンねぇみたいだ…
『やめよと言っておろうがーーーー!!!!!』
「「っっっ!?」」
「今…あの筋肉教師の声が……、今の声、お前が」
「久しぶりに聞くね…秀吉の声帯模写。耳がジンジンするよ」
「いちど落ち着け。これでも落ち着かぬのならば……」
「内海君特製のスタンガン…」
「!?」「小鳥遊さん!?何時の間に後ろに!」
こっそり小鳥遊に後ろに回ってもらった
「小鳥遊にスタンガンを使ってもらい、理由がなんであれ気絶してもらうぞ」
「ちっ…」「分かったよ」
さすがにスタンガンが向けられていれば反抗はせぬか。
「で、ケンカの理由は何じゃ。これだけ教室がボロボロになるまで暴れられたのだ。証拠になるものがどこにあるかわからんのでな、とっとと教えるのじゃ」
「「…………フン」」
「はあ…。参ったのう。ところで土屋は何か…何!」
「…………ノーブラ!!(ブシャァァ!!)」
ダンッ!
ワシは土屋の横の床を踏みつけた
「ワシは男じゃ。それ以上そのようなことを言えば今度は顔を踏むぞ(怒)」
「ひっ秀吉!なんか黒いオーラが出てるから!抑えて抑えて!!それに何か見てほしいものがあるみたいだから!」
「…………これを見ろ」
カメラに録画された動画だった
それを見てみると…
動画と坂本の言葉を見てまとめると
島田の教科書が事故でボロボロになってしまう➝坂本が偶然机にぶつかり、中に入っていた島田の教科書が床に落ちた➝坂本がそれを拾う➝その場面のみを明久が偶然見てしまう➝明久、坂本が島田を虐めていると勘違いする➝明久、坂本に殴り掛かる
➝結果、殴り合いの喧嘩に発展
ということらしい。要は…
「「明久(君)…。」」
「ごごごごめんなさいっ!」
side坂本
なんなんだよこのバカは。いきなり殴ってくるかと思えば今度は頭を下げるなんてよ。
さっきから吉井は俺の顔色を窺うようにこっちを見てくる。ああホントなんなんだこいつは!
「坂本よ。お主もこやつに説明することはできたのではないか」
「……ふん」
木下の言うとおり、説得することはできただろう。だが途中からはそんなこと考えることなどできなかった。
……余計なことを思い出したせいでな。
「なるほどな。お主が実際に経験したことがあるということか(ボソっ)」
「!! てめえ、何で 」
「知っているからじゃ。その眼をのう」
こいつ、一目見て俺の心を見破ったのか。それに、あの眼。
コイツは、俺以上に苦しいもんを持っている。なぜかそう感じた、あの異様な眼を見たとき。
そして、木下はすでにそれに真正面から向き合っている
なんなんだよコイツもよぉ!
こんな女みたいな男が、俺よりも前に進んでいるなんてよ。
カッコ悪ィじゃねえかよ…俺が。
side秀吉
「で、明久よ、これからどうするのじゃよ」
「ねえ秀吉、小鳥遊さん。新品の教科書って購買に行けばあるかな?」
「どうじゃろうな。元々購買で買う代物では無いしのう。売っておってもすでに二週間たっておるから無いかもしれぬぞ」
「…そもそも今購買は開いてない」
明久の出す答えを否定しながら打ち返していると…
「あーもーっ! 頭悪いなテメェらは! ンなモン教師に事情説明して一冊もらってくりゃいいだけだろうが!」
聞いててイライラしたのか坂本が口を挟んだ
「あ、そっか! そうだよね!」
「……………盲点だった」
「普通はまず最初にそこを考えるだろ!つーかそこの二人、最初から気づいていただろ!」
「あたりまえじゃ」「うんうん」
「コイツら…!」
「近くに西村先生の気配」
唐突に小鳥遊が喋った。その言葉で教室からいっきに声が消えた
「どうするのさ!あの先生が来たら、僕たち何もできないよ!」
ピロリロリーン♪
「内海君から、『予備の教科書は、誤って廃品回収車に出してしまったらしい。出たばかりだから今なら間に合うよ』って」
「内海が言うならその通りなのだろう」
「「うん」」
「何者だよそいつ…」
「わからんがワシらの友人であることに間違いはない。安心しろ」
「できるかよ…」
「貴様ら~!!ここで何をしているか!!」
「…………本当に来た」
「これが小鳥遊のチカラじゃ。じゃがこのまま逃げてもいづれ追いつかれるのでな」
「ここは私と秀吉で足止めする。三人は追いかける!」
「西村先生!」
「木下に小鳥遊!いったい何があった」
「実は……」
なるべく早く頼むぞ、明久!
その後、結局嘘が見破られ、土屋と共に追いかけ回された
明久と坂本は、お互いボロボロになりながらも学校に帰ってきた
その手に、新品の教科書を持って
あの二人も、なんだかんだでいいコンビなのじゃな♪
★☆★☆★
翌日、名前で呼び会える間柄となれた。
島田は明久のことを不快に思っているみたいじゃが、
雄二がさりげなく島田に助言をしていた
「お主、素直でないのう(ニヤニヤ)」
「秀吉てめぇ!」
☆
[Could you become my friend]
明久が聞いてきたのはこの言葉だけだった。調べたのは明久が全部自分で行ったのじゃ。
あやつの言葉は、紆余曲折しながらもちゃんと島田に伝わっただろう。
次の日に仲良く話している二人を見れたから
ひでコバ、今回も始まりまーす!
今回のゲストは明久君です。前回は秀吉君が居ませんでしたが、今回は二人揃ってのトークです♪
「「どうも(じゃ)」」
「ねぇ、ゲスト僕で良かったの?流れ的に今日は雄二か島田さんなんじゃ…」
いえいえ、君で構いませんよ。今回のトークテーマに君がいないと意味無いですから
「嫌な予感…」
今回のトークテーマは明久君が幼馴染みメンバーをどう思っているかについてです!
「…………はい?」
「うむ、放心状態じゃな。今のうちにせい。プライバシーを侵害しない程度にじゃよ」
分かってますよ
―木下秀吉―
僕の親友だね。よく考えていることを見破られるけど、頭も良くていろいろ助けてくれる。そして、誰よりも友達や家族を大切にする。親友である前に僕の目標だよ。
―小鳥遊鏡花―
秀吉の大切な人、だね。何考えているかわからないけど、優しい人ってことはよくわかるよ。いきなり笑うときはびっくりするけど…
―内海慎人―
ドS軍師。彼こそ何をするか予想ができない人。ホントに彼って何者?友達には優しい人だよ。でも変な実験には付き合わせないでほしいね…
―木下優子―
名前の通り優しい人だよ。勉強も出来るし、家族や友達に親切にしてくれるし。あと、僕がプレゼントしたヘアピンも大切に使ってくれているし。うん、とっても可愛くて素敵な人だよ。
「ほうほう(ニヤニヤ)」
「死にたい……」
まあまあ、秀吉君もあまり笑ってあげないでくださいよ(ニヤニヤ)!
「主も変な笑顔してるじゃないか!」
さて、いいものがみれたところで終わりましょう!
「「「次回もお楽しみに(じゃ)!(……)」」」