バカ達と憑依少年の秀吉物語   作:泡沫´

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け、結局三ヵ月経ってしまった……。
秀吉「こう五ヶ月四ヵ月三ヵ月と間隔が続くとな……。次は二か月か」
どうなるでしょうか……。忘れられてなければ幸いなのですが。
秀吉「とりあえず、忘れられないように頑張れ」
努力します!

今回は前回の続きから始まりますが、とりあえずシリアス(らしきもの)です。
秀吉「それでよいのか……」
ホントちゃんとシリアスなのか自分でもよくわからないという……、どうなんでしょうね?
秀吉「ワシに聞くな」
まあそれはさておき、今回は鏡花さんと秀吉くんに関わる話ですね。そして前回の最後に出たあの方も一応……。
秀吉「あやつは一体……」

それでは本編スタートです!!


注)今回からルビを付けさせてもらいます。理由はパソコンが新しくなってルビ付け対応が可能になったからです。これからも要所要所色々と変化していきますが、よろしくお願いします。


Bクラス戦×終結

 

side秀吉

 

 

 "トラウマ"

 

 

それも、相当なモノだと見れば分かる。今ワシがすべきことは……、

 

 

 

 

「小鳥遊、立てるか……」

「……え? う、うん……」

 

 

 

 

ここから小鳥遊を離れさせる。今ワシに出来るのはそれぐらいしかない。

注目を浴びる前に、小鳥遊を連れて保健室に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

後ろから感じる、謎の視線から、早く遠ざけるために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side鏡花

 

 

「秀吉……?」

「…………なんじゃ」

 

……とりあえずこの状況に対して一言言いたい

 

 

「なんで私、秀吉におんぶされてるの…?」

「これ以外の方法が浮かばなかったのじゃ………」

 

 

 

 

 

…………かなり恥ずかしい。

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

 

 

 

 

 

「……………」

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・沈黙が続く。

 

 

 

 

 

 

「ごめん……」

 

 

 

「・・・・・ん?」

 

 

 

「ごめん………ね……」

 

 

 

どちらも言葉が出ない中、とっさに出た言葉はこれだけだった。

 

 

聞いてすぐ、秀吉は立ち止まってため息を吐いた。

 

 

「……小鳥遊、お主とワシが初めて会ったときのこと、その時言った言葉、覚えておるか?」

 

これを聞いて少し戸惑いはしたが、ゆっくりと頷いた。

 

 

「『お主に何があったかは聞かぬ』、あの時の言葉は本当じゃ。無理矢理聞き出そうなどとはせぬ」

 

「でも…」

 

「それ以前に、」

 

 

 

「ワシは、お前のそんな顔など見たくない。

 

 

 

 

お主には、笑っていてほしいのじゃ」

 

 

 

 

…………ははっ。やっぱり秀吉は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………だから、告白みたいだって……!!」

 

 

 

 

あの時と同じこの言葉……。

 

やっぱり秀吉は全然変わらないや。

 

 

 

 

「……でも、嬉しい……!!」

 

 

 

私のこの気持ちは本物。

 

 

不安はまだ消えない…。

でも、それでも私は秀吉と、皆と居たい。そのためにも、

 

 

「……私、がんばるから……」

 

秀吉の温もりに包まれ、再び目を閉じた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(この状態でよかった、今顔を見ることなど出来ぬ……)

 

 

ちょっと残念・・・

 

 

 

 

 

side秀吉

 

小鳥遊が再び眠りについた。ワシはゆっくりと起こさないように廊下を歩き保健室に向かった。着いた後で保健室の先生に状況を説明し、ベットを使わせてもらった。

 

 

(さて……)

 

出来れば、念のため近くにいたい。じゃが、今のワシに何かできるとは思えぬし、ここは先生に任せることにして保健室を後にした。

 

 

「あの時、教室に何か小鳥遊のトラウマを呼び起こす者がいたのか」

明久か雄二に聞けば分かるじゃろうが……。

問題は・・・、

 

 

 

「小鳥遊の過去を知っている者が、この学校にいるということか」

 

ワシや姉上、明久や内海も知らぬ……、いやもしかしたら内海は知っているかも知れないが、とにかくこれは小鳥遊にとって良い思い出ではないようじゃしな。

 

ただ、一つ気になる。その過去を知る者がこの学園にいる。それは生徒か先生かはわからん。

この学園に来て一年以上経っているが、今までこのような小鳥遊を見たことはなかった。

それはなぜなのだろうか。

生徒なら、少なくとも廊下ですれ違うことは一回はあるはずだ。

 

向こうが意図的に接触をしないようにしていたのか。

 

それとも単なる偶然なのか。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・考えてもわからん。とりあえず今考えることは……、

 

 

 

「ワシに何が出来るのか……」

 

 

 

・・・・・いや……、なんとかする。

 

後悔はもうしたくない。

 

もう、二度と。

 

 

 

「あっ、秀吉!!小鳥遊さんは大丈夫!?」

「とりあえず保健室で寝かせている。先生もついておるから大丈夫じゃろう」

「よかった……」

「……のう明久、ひとつ聞いてよいか」

「ん、何?」

「先ほど、小鳥遊が倒れる前に、教室に誰か来たか?例えばお主が知らぬやつとかが」

「え?……うん、来たよ。一人だけ」

「それは誰じゃ!!」

「えっと確か……、Bクラスの紅葉さん、だったかな。Bクラスの副代表だって言ってたよ」

「Bクラスの……、紅葉?」

 

「よくわからないんだけどさ、あの人を見たときどこかで会った気がしたんだ」

「それは、どこかわかるか」

「えっと……」

 

 

「小学校、かな」

 

 

 

ワシと小鳥遊が会ったのは三年。

もしその紅葉が、会う前の二年生以前と関わりがあったら。

小鳥遊のトラウマを産み出しているのが紅葉なら……、

 

 

「…………雄二はおるか」

「ん、なんだ秀吉」

「……この後どうするのじゃ」

「あ?ああ、Cクラスと協定を結びにいくんだが……」

「ワシも着いていく。よいな」

「ああ、それは別に構わねえが、どうした?」

「少し事情が変わったのじゃ。加えて気になることもできた」

「・・まあ深くは聞かねえが、大丈夫か」

「すまぬ……」

 

 

何をすればよいかワシにはわからぬ。

ただ、一度会って聞きたい。あやつら、紅葉と小鳥遊の過去を。

 

 

 

 

Side雄二

 

 

はあ、いったい何があったんだか、目の前にいるこの女顔男は。

 

さっき、小鳥遊が倒れたとか保健室に行ったとか聞いたな。おそらくはそれ絡みなんだろうが・・。

 

まだこいつと出会ってから一年もたってないが、なんとなくこいつのことがわかってきた。

 

 

「結局こいつもバカなのな・・」

「ん?なんか言ったか」

「いや何もいってねえよ」

「そうか」

 

まあ、伊達にあの明久の幼馴染やってきてないってことか。

明久のやつは一言で言えばお人好しバカってところだが、こいつの場合は少し違う。こいつもある意味お人好しバカなんだろうが、明久とは違う部分がある。

 

 

こいつが、明久以上の“臆病”ってことが。

 

 

以前こいつの強さを感じたことがあった。背負っているものの大きさも。こいつが何を背負っているのかは解んねえが、俺以上に重いものを持っているのはわかった。

そのうえで理解した。

秀吉は、俺よりも、明久よりも、誰よりも臆病な人間なんだと。

というより、こいつは背負い過ぎなところがある。明久と同じで自己犠牲を進んでやるタイプの人間だ。……まあ明久よりはマシだが。アイツの場合、ただ無鉄砲にがむしゃらに進む、自分のことお構いなしに。いや、考えたうえで行動する秀吉のほうがたち悪いのか?

まあとにかくだ、俺はまだまだこいつのことはよく解んねえが、明久の数倍厄介なバカだってことはわかった。こいつをどうにかするのは、明久や小鳥遊ら幼馴染の仕事だろうさ。あいつらなんだかんだいって妙に鋭いところあるからな、もう気付いてるかもしれねえ。

 

まあ少なくとも、今の俺では何も言うことはできないだろう。だから俺は、自分の問題にまずけり付けさせてもらう。だから勝手かもしれねえが言うぞ。

 

 

 

「明久」

「何雄二?」

「あのバカのこと、任せたぞ」

 

 

「……うん、わかってる。秀吉にしか出来ないこともあるけど、秀吉たちを助けるのは僕たちにしか出来ないから。親友だからね」

 

「……そうか、ならいい」

 

 

 

 

…………なんで俺がこんなことばっか考えてんだろうな。あいつらのお人好しがうつった・・、それはごめんだな。

 

 

 

   ☆

 

 

雄二たちはFクラスの何名かを連れてCクラスの教室に向かった。

 

「Cクラス代表はいるか」

「何かしらFクラスの代表さん」

「いや何、Cクラスが動きを見せているって情報があってな協定を結んでおきたい……」

「……ふふ(作戦通り……)」

 

 

「と、いうのは建前だ」

「奥に隠れている者ども、出よ」

「な、何のことかしら」

「とぼけるでない。いるのだろうBクラス代表」

その言葉を聞いて教室の奥から複数人現れた。

 

「くそっ、何で見つかったんだ」

「いや、バレバレじゃろう。お主らのうわさから考えれば想像はつくぞ」

「大方俺たちが来るのを見越して待ち伏せしてたってところだろうな。Cクラスと共謀して」

「これで、お互い協定違反、ってことだね」

「ちっ、お前ら俺を守れ!」

 

試獣召喚(サモン)!』

 

 

 

 『数学』

 

 

 Bクラス 近衛×4  平均180点

 

 

 

 

 

 

「Fクラス島田が……」

 

「……試獣召喚(サモン)

 

 

   

 『数学』

 

  

 Fクラス  木下秀吉   325点

 

「はあ!?」

「秀吉!?」「木下!?」

「すまぬ、諸事有ってこの場で終わらせてもらう」

(雄二もすまぬな。本来だったらワシを使わぬつもりだったじゃろう。

しかしワシには確かめることが出来た。そのためには、この戦争を終わらせなければ!)

 

 

試獣召喚(サモン)!」

 

 

 Fクラス  吉井明久   51点

 

敵兵一人を薙刀で切り付けると同時に、後ろからやって来た木刀がトドメを指した

 

 

「よくわからないけどさ、秀吉ばっかりにやらせないから」

「明久……」

「小鳥遊さんに関係あること?」

「…………」

 

「明久、かっこつけたわりに点数低いぞ」

「台無しだよ!?」

 

試獣召喚(サモン)!」

 

 

Fクラス  島田美波  178点

 

「ウチも戦うわ。かかってきなさい!」

 

それからは一方的な蹂躙だった。点数の高い二人が主に攻め、操作能力の高い明久が二人のサポートを行う。近衛との戦いはすぐに着き……、

 

「残るは根本、お主一人じゃぞ」

「さて根本くん、逃がさないよ」

「くそっ!試獣召喚(サモン)

 

 

Bクラス  根本恭二   212点

 

 

召喚された瞬間、秀吉が瞬時に召喚獣の側まで近づき武器を叩き落とした。その後柄の部分を使い明久の方に投げつけた。

 

「明久!」

 

「了~解!」

 

飛んできた根本の召喚獣に向かって木刀を向け、

 

 

脳天目掛けて突きを放った。

 

 

 Bクラス  根本恭二   212→0点

 

 

 

 

「Bクラス代表戦死、これによりFクラスの勝利です」

 

「はあ、明久よ」

「秀吉!」

パンっ!と音をたててハイタッチした

 

 

 

その後すぐ……

 

「根本よ、お主に一つ聞きたいことがある」

「……なんだよ」

「お主のところの副代表、どこのいるか知っておるか」

「……教室だろ」

「そうか……。雄二、この後のことは任せる。ワシは少し用が出来た」

 

 

「……ああ、行って来い」

「頑張れ、秀吉……」

 

 

 

 

   ☆

 

 

 

廊下を出てすぐ、

 

 

 

 

 

「こちらですよ」

 

 

 

 

 

 

声がした方向を向くと一人の女子が立っていた。

 

 

「お主が、紅葉か?」

「はい、Fクラスの木下秀吉さん。私は紅葉彩絵と申します」

「うむ、単刀直入じゃが聞かせてもらうぞ」

 

 

 

 

「お主と小鳥遊の間に、いったい何があったのじゃ」

 

 

 

その言葉を聞いて彼女、紅葉彩絵は妖しく笑った。





ひでコバ、今日も張り切っていきましょう!!
明優「・・・・」
……お二方、リアクション無しですか。
明久「いや、どうリアクションしろと」
優子「今更リアクション考えても意味ないでしょ」
秀吉君みたいに何か言わ『言うか!!』でしょうね……。

明久「ていうかまた僕ここに来させられたのか……」
もう今さらだよ、諦めて。

今回のトークテーマはそうですね、今話における秀吉君のことについてでもしますか。
明久「ねえ主、今回の雄二の考察って合ってるの?」
それについては言えません。ただ一言言えるのは、100%正解というわけではない、といったことでしょうか。
優子「なんていうか、今回の秀吉は少し冷静じゃなかった?そんな感じはするけど」
それに関してはまあ鏡花さんが深く関わっているということで。深くはまだ言えません。小鳥遊さんの秘めているモノも同じく。
明久「うんそれはわかってたけど、紅葉さんについては次回分かるの?」
それは見て確かめてくださいとしか、ていうか秀吉君次第です。次回の対話でどれだけの情報を得られるのかは、ね。
優子「秀吉、頑張りなさいよ。アタシたちはまだサポートもできてないけど、出来ることなら何でもやってやるわ!」
……やっぱりブラコン(ボソッ)。
優子「何か言ったかしら(怒」
いえ何も!!

明久「あはは……。とりあえず今日はこの辺りで終わりかな」
そうですね。もう特に言うことは……、戦争はまだ終わってませんよ。
明優「えっ、どういうこと!?」
真相は次回のお楽しみということで。それでは!


『次回もお楽しみに!!』



明久「いいのこんな感じで終わって……」
大丈夫です、たぶん!
明久「そこ自信満々に言われても……」
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