明久と友達になって何日か経ったある日、
「ぼく、よしいあきひさです!」
「わたし、きのしたゆうこ!!」
明久と姉さんが遭遇しました。
きっかけは何かというと…
~回想~
「ひ、ひでよし!たいへんだ!」
「何が?」
「も、もう一人のひでよしがいた!!」
えっ…ああ、
「それは、多分僕の双子のお姉ちゃんです」
「お姉ちゃん!?それも双子の!?」
「うん!僕の、大切なお姉ちゃんです!!」
「へー、ひでよしに姉さんがいたんだ。僕にも姉さんがいるんだよ」
「どういう人ですか?」
「えっとね、頭が良くて優しい姉さんだよ。母さんと同じで料理は苦手みたいだけどね。今は父さんが料理を作っているから。僕も作り方を教わっているんだ」
…これってあれだよね、吉井家の階級制度。三歳からもうその片鱗が見えてくるとは…恐るべし、吉井家。明久、二年後がんばって…
「ひでよしのお姉さんは?どういう人?」
「えっと、お姉ちゃんも優しい人だよ。こんな顔しているからお姉ちゃんに迷惑かけることがあったけど笑って許してくれたり」
お姉ちゃんにはいろいろ助けてもらったからなあ
「ねえ、ひでよしのお姉さんと話したい!」
「えっ、うん。いいよ、着いてきて」
~回想終了~
このようなことがあり、僕はお姉ちゃんのいるクラスに荷物とともに明久を連れて行った
「ところで、明久はどこでお姉ちゃんを見たの?」
「廊下ですれ違った時に、奥のほうから女の子のかっこうをした秀吉が歩いてきたんだよ」
「で、お姉ちゃんを僕と勘違いしたと」
まあ、普通じゃ見分けがつけられないよね
「えっと、あらためて、きのしたゆうこです!弟の初めての友達になってくれて、ありがとう!!」
「ううん、僕も友達ができてうれしかったから。お礼言われることじゃないよ」
「そう…、でも感謝しているわ。それと、私も友達にしてください!」
「うん!よろしく、ひでよしのお姉さ「優子」ん?」
「優子でいいよ、あきひさくん!」
「うん!ゆうこちゃん!!」
空気が少し甘くなりましたね。
幼稚園児ながらいい雰囲気が出来てます
さすがフラグ建築の明久君ですね
この空間に横やりをいれるのはしのびないですが、
「お姉ちゃん、さすがにお母さんが待っています。明久も、もう帰る時間だからね」
「うん。またねあきひさ君!」
「うん!!またねひでよし、ゆうこちゃん!!」
「今度家に遊びに来てみてよ!」
「うん!!」
さらに数日後
「へー。ここがひでよしのお家?」
休日、明久を家に招待しました
「車で連れていってくれてありがとうございます」
「いやいや、秀吉と優子の友達になってくれたんだ、お礼は要らないよ」
今回、子供だけで家に来るのは危険ということで、お父さんが車で送ってくれました
「ホント、家の女の子みたいな秀吉君と友達になってくれたんだもの、遠慮はいらないわよ明久君♪」
…僕、そんなに友達が出来ないって思われるの…
お姉ちゃんもお母さん達もさすがにひどいよ……
「ひでよし!友達になってくれてありがとね!」
…明久だけが僕の味方だよ… :+.゚(*´□`*)゚.+:
原作ではほとんど記載されていなかったけど、木下家は和風テイストの大きな家である。家族四人が普通に暮らせる程度の大きさであるが‥
「かっこいいーー!!」
明久にはお気に入りになったみたいです
「ふふ♪気に入ったかしら♪」
「はい!かっこいいです、ひでよしのお母さん!」
…自分たちの家が誉められるのって、なんか嬉しい
一通り見た後、お茶の時間になったので、リビングでお菓子を食べました。今日のおやつはカップケーキです
「おいしい~~!!」
おやつも気に入ってくれたみたいです
時間も経って帰る時になりました
「今日はありがとうございました!!」
「またいつでも来ていいですよ♪」
「これからも、秀吉と優子の友達でいてほしい」
またですか…
「もちろんです!僕の、大切な友達ですから!!」
大切な、友達…
『○○、なんか悩みがあんなら言えよ。俺たち、友達だろ!』
『頼む○○、俺の頼みを聞いてくれまいか。今度お詫びに何か奢るからさ』
『これからもずっと、一緒にいてね。○○君♪』
…もう見ることの出来ない俺の記憶の断片
あいつらに何も言えなかった…
だから、こっちで言わせてもらう。あいつらに届くように…
「「ありがとう!!明久(君)!!」」
(ありがとな、俺の、大切な 親友!!)
秀吉憑依一ヶ月目、親友との本当の別れとともに、新しい友達との大切な記憶を手に入れた
~人物紹介②~
吉井明久(年少期)
原作:バカとテストと召喚獣の主人公。子供の時から少し抜けている感じがするがまだバカではない。
すでに吉井家のヒエラルキーの中では下に近づいている。そのため三歳児ながら料理の勉強をさせられている。
姉は今のところ優しいらしいが…
木下優子(年少期)
秀吉の双子の姉で、幼稚園児の時から頭がいい。
姉として弟を守りたいと思っている。
だから、秀吉に初めて友達ができたことがうれしかった
秀吉の最初の友達、明久と初めて会ったときから、明久のことが少し気になり始めている