…………魔神柱はおいしかったです!!
秀吉「……」
無言はやめてくださいよ!?
いや~終章も終わった。他の方も言ってましたが、きのこはやっぱり神でしたね。
秀吉「ただ遊んでいただけではないじゃろうな」
いやまあ忙しかったのは事実ですが、十二月に至ってはイベントやってて遅れたというのは土下座ですね、はい。
秀吉「結局四か月近く……。まあ年内に出せてよかったのう」
はい、それを目指して頑張りました。本来ならクリスマス前に出したかったのですがね。まさかあんな短時間で終わったなんて……。
秀吉「いつまでソシャゲの話をしておる!!」
ははっ。それでは本編スタートです!!
「お主と小鳥遊の間に、いったい何があったのじゃ」
☆
「…………」
ワシの言葉を聞いて、紅葉彩絵は薄く笑った。
あの笑み、何故かはわからぬが、見たときから体の内側から震えが止まらない。
一体こやつは何者なのじゃ?
「私と小鳥遊さんの関係を聞きたいと」
「!?」
「あなたが聞きたいことは、私と小鳥遊さんの関係についてであっているかとお聞きしているのです」
「あ、ああそうじゃ」
こやつの声を聴いた瞬間、よくわからない感覚に襲われた。
まるで、何かに全身を呑み込まれるようなそんな感覚に。
威圧感の様なものではない。ただ、嫌な気配というか、そういったものが周りを侵食しているような、そんな感覚が。
「……関係ですか、そうですね。小学校時代のクラスメイトといったところでしょうか」
「!!」
やはりか…!!
「彼女に私が何をしたか、そうですね……。あなたはどう思っているのです」
「はっ?」
「私が彼女にトラウマを植え付けるようなことをしたと、そう思いですか」
「……あやつは、お主を見て震えておった。それに、お主はあやつがトラウマを持っていることを知っておる。少なくとも、お主が何か知っていることは間違いではなかろう」
こやつが当事者かどうかは、ともかくとしてだがな。
「なるほど。だから私に話してほしいと」
「そうじゃ」
「ではなぜあなたはこの戦いをわざわざ今日終わらせたのです?明日でもいいでしょうに」
「それは確かにそうじゃ。しかし、もし明日に先延ばししてしまえばあやつ、小鳥遊にココであったことがバレる、もしくはお主と鉢合わせてしまうやもしれぬ。それだけはさせてたまるか」
「だから今日、彼女が来ることのないこのタイミングで聞きたいと」
「ああ。お主と話せるのは今日しかないと思った」
「教えてほしい、小鳥遊に、いったい何があったのかを」
「……ならば一言だけ言わせてください」
「嫌、です♪」ニカッ
「なに!?」
いや、「なに!?」とか言っているがまあ分かってはいた。しかしこやつこんなキャラだったのか。
「そんな簡単に話していいことでもありませんし、そもそも私は今初めてあなたに会ったのですよ。それがどういう意味か、分かっておられますか」
「信用も信頼もない……」
「はい。それともう一つ言いたいことがあります」
「何じゃ」
「忠告ですが……」
「人には聞かれたくない過去もある、それをお忘れなきように。それではまた」
そう言い残し、彼女はこの場から去って行った。
「人には聞かれたくない過去もある、か……」
そんなこと、ワシもよく知っているのじゃよ。
だけど・・・
…………同じことの繰り返しはもう嫌じゃ。
「……………」
…………そろそろ保健室に戻るとするか。
side雄二
「我々CクラスはFクラスに試召戦争を申し込むわ!」
何でこうなったんだ……。
本来なら、明日Bクラス戦を終わらせるつもりだったんだがな……、秀吉がここで終わらせてしまうとは。
まあ、秀吉の危機迫った顔を見たの初めてだったからそこは良いとしよう。あいつがああいった顔をするのは珍しいらしいからな。
だが、Cクラス戦が起こるかもしれねーってのはさすがにキツイ。
「敵は満身創痍よ。今ここで終わらせてしまえば……!」
仕方ねえ・・。この状況を利用するか。
「なあ他のCクラスの連中、明久らと根本らの戦いを見てどう思った?」
「あいつらとは戦いたくないと思ったんじゃねえか」
動揺が多く見られる、図星だな。
今この場に秀吉がいないとはいえ、目の前でBクラス代表が瞬殺される姿を見ちまったら、自ずと恐怖心が生まれてくるもんだろう。
「だったらお前らはどうしたい。このまま俺たちFクラスと戦って鉄人の補習を受ける危険に会うか、それとも此処であったことを見逃して避けるか、どっちがいい」
この説得、この場に秀吉がいないことを示唆されたら終わってしまう。
まあこの反応だ、答えは必ず・・。
『私たちは何も見ていません』
「あなた達!?」
「それじゃ俺たちも帰らせてもらうぜ」
『どうぞどうぞ!』
「お、おう……」
予想外に効きすぎたな、まあいいか。
☆
「……秀吉、大丈夫かな」
教室に戻るとき、明久がふと呟いた。はあ……。
「さあな。俺はあいつに何があったのか知らねえし。出会って一年の俺よりもお前のほうがよくわかるだろ」
そう言ったとき、明久は色々な感情が混ざり合ったような顔をした。悲しさだったり怒りだったり。よくわからん顔をしている。
「秀吉の鬼気迫った顔、見るのは初めてじゃないんだ………」
「昔にもあったのか?」
「うん、詳しいことは言えないけどね。あの時も秀吉は無茶して一人で突っ走って。ホントにあの時はブツブツ……」
「……」
こいつ地味に思い出してキレてるな、珍しい。一体何があったか、……想像はつくがな。
そしてやはり秀吉はコイツと同類だったか。特に一人で突っ走ろうとするところがな。
「……で?そん時の秀吉を知ってるお前なら、これからどうするんだ」
「もちろん助けるよ!何が起こっているのかは分からないけど……」
「僕は秀吉の隣で一緒に戦う、それだけだよ」
「…………」
……不覚にも、今のコイツをかっこいいと思ってしまった。
「……明久、とりあえず一発殴らせろ」
「え、何でゲフッ!!」
………ったく、……今の俺には眩しいな。
side鏡花
「……んっ?」
……どこ、ここ?
ベッドの……上、かな。だったら保健室、だよね。
たしか、秀吉が連れて行ってくれたんだね。
・・・・・私をおぶって。
少し恥ずかしかった……、重くなかったかな……。
「小鳥遊~、起きてるかのう」
噂をすれば影か。タイミングが良すぎるよ、秀吉。起きてすぐにやってくるとか。
「メタいわ」
「何言ってるの……」
「何故か言わねばならんと思ったのじゃ」
何を言っているのだろうか。
「……ところで、今何時?」
「もう下校時間じゃ」
あっ、部活……。
「弓道部のほうには連絡を入れておいた。心配せんでよい」
「……うん、ありがとう」
「……試召戦争のほうは何かあった?」
「ああ・・・・。終わった」
「…………はい?」
「終わったといったのじゃ、つい先ほどな」
「……」
早い……、あれからそこまで時間たってないけど、何をしたんだろう。
「……秀吉何かした?」
「…………黙秘する」
「……したって言っているようなものだよねその答え」
……まあいいや。明久君あたりから明日聞こう。
「調子はもう大丈夫か、小鳥遊」
「……うん、もう大丈夫。ありがと、秀吉」
秀吉に肩を貸してもらい、ベッドから立ち上がった。
「今日は姉上たちと一緒に帰ることにしたからのう。さっき連絡しておいた、今日は久しぶりに四人で帰ろうとな」
「……わかった、荷物は「持ってきた」……だと思った」
秀吉のことだし、ちゃんと持ってきていることは分かってた。はあ………。
「……………もう大丈夫だよ秀吉、自分で立てるから」
「…………またおんぶするかのう」
「!?」
……え、何で。あの体勢で帰るのはさすがに恥ずかしいのですけど・・。
「じゃったら無理しようとするでない。まだ本調子ではないのじゃろう」
「……それは、そうだけどさ・・」
「体調がよくないときくらいは素直に甘えておけ。ワシに出来ることならしてやろう」
・・・・・・・・・。
「…………じゃあ、手、握って」
「・・・・・・・・・・・・・・・はっ?」
「……私の手、握って。保健室出るまででいいから」
「…………りょ、了解したのじゃ・・」
秀吉の両手が私の左手を包み込む。
「……冷たい」
その両手は、とても冷え切っていた。
「……秀吉の手、冷たい」
「体が冷たい人は心が温かいから大丈夫じゃ」
「……それは自分で言っていいセリフではないと思う」
……でも、触れていると安心する。
「…………」
「…………」
……ずっと、ずっと。
コンコン。
「「!!!!」」
「失礼します。小鳥遊さん体調は・・・どうかしました?」
「「いえなにも」」
保健室の先生のこと、忘れてた……。
☆
「あ、優子さん、来たよ秀吉たち」
「遅いわよ秀吉」
「すまぬ、いろいろあったのじゃ」
あの後、先生に体調について何個かの質問を受けた後に、もう遅い時間なので帰ってもよろしいと言われ帰路についている。終始複雑そうな顔をしていたのは触れてはいけない。
「小鳥遊さん、体調はもう大丈夫なの」
「……うん、大丈夫」
秀吉はまだ怪しんでいるみたいだけど、今はもう平気。少なくとも倒れるようなことはないと思う。
まあ隣の人は過保護たから、離れようとはしないんだろうね。
…………私にとってもそれはいいんだけどさ。
「そういえば、あなたたちBクラスに勝ったらしいわね」
「……耳に入るのが早いのう」
「もうすでにAクラス中に広まってるわよ。次のFクラスの標的は私たちだ!とか、Fクラスは文月学園制覇を目論んでいる、とか」
「……前者はともかく後者はどこから始まったのじゃ・・」
「前者は否定しないのね」
「さあどうじゃろうな」
何でもうバチバチなんだろうかこの二人、まだ試合は始まってないのに。
「あはは……。まあお手柔らかに。でも、負けないからね」
「言ったわね。いいわ、かかってきなさい!」
「いや、だから今から始まる訳じゃないから!」
「……前途多難」
なんか優子、以前と比べて好戦的になっている気がする。
「……優子何かあった?」
「……内海くんと同じクラス・・」
「「「あっ……」」」
…………御愁傷様。胃に穴は空いてない?
「……ええ、まだ大丈夫。ただ一年持つかしら・・」
「君たちやっぱり酷くないかな!?」
「あ、久しぶり内海くん」
「……約一年ぶり」
「メタいわ!」
「……まあいいけどね。自覚はあるから」
「だったら自重しろと言いたいのじゃが」
「それは無理かな。人をかき回すのは楽しいからね!」
「「「このドS軍師が!!」」」
「……久しぶり、お決まりの言葉」
やっぱり、いつものメンバーがそろうとみんな元気になる。私もだけどね。
「ところでFクラスのお三方、今度は私たちAクラスに来るのだよね」
「ああ。いつかは分からぬが」
「ふむ……。なら僕も本気でいかないとね」
「内海君の本気……。嫌な予感しかしないんだけど!?」
「味方の私たちも巻き込んだりしないわよね!?」
「さあどうだろうね!!」
「「はあ・・・」」
内海君は相変わらずだ。
でも、内海君の本気か。想像がつかないけど全部・・・
「……秀吉、任せた」
「うっ!……ワシがやるしかないのか」
「……頑張れ」
ほんと、どうなるんだろう。まあ楽しみだ。
今この瞬間も、これからも。こうして楽しい日常が続いてほしい、そう願う。
「「うぎゃあ!!!!」」
とりあえず、あの弄られているお二人は放っておこう。うん、触らぬ神にたたりなし。
ひでコバ、今日も張り切っていきましょう!!
本日のゲストは、お久しぶりのこの方々です!!
秀吉「ここに来るのも久しぶりじゃな」
鏡花「……うん、久しぶり」
明久「……僕秀吉よりも出ている気がするんだけど」
鏡花「……秀吉、ついに主役の座明久に奪われる?」
秀吉「やめろ」
今回のトークテーマは、まあ彼女のことですよね。
秀吉「この話のキーワードは小学校時代、じゃな」
鏡花「……主に私たちの過去だけどね」
明久「うん。でもやっぱり、紅葉さん昔会ったことがあるような、ないような……」
秀吉「ワシはあやつに会ったことは恐らくないはずなのじゃがな。あの謎の感覚は初めてだった」
明久「今回分かることも少なかったしね。まあでも、悪い人には見えない、かな?」
秀吉「……よくわからぬ」
これからも彼女と小鳥遊さんの関係は少しずつ明らかになっていくと思いますので、色々と考えてみてください。
秀吉「うむ……」
鏡花「…………」
明久「そういえば触れなかったけど、内海君、やっと本編出れたね」
秀吉「この場にいないがな」
ああ、それは次話にいっぱい出てくると思うんで。また次の機会にということで!!
(やっと出れたのにこの扱いか……、不憫……)
明久「主、次回覚悟しといたほうがいいよ」
鏡花「……頑張れ」
秀吉「生きろよ」
……よく分かりませんが、覚悟しておきましょうか・・。
それではこの辺で!
『次回もお楽しみに!!』