「おい主、今日中に出すといってなかったかのぅ」
すみません!!(土下座)
急遽病院に行くことが決まってかけませんでした!
本当にすいません!!
「まあよい。お返しはちゃんと渡してぐれたみたいじゃからな、焼き土下座だけで勘弁してやるわい」
結局死にますよね!
ギャアアアーーー
「それではデート後編スタートじゃ」
僕達は受付の人にチケットを渡して園内に入った
「さて、まずはどこに行く?」
「う~ん、パンフレット貰ってくる?」
「じゃあ受付で貰ってくるよ」
先ほどの受付の人からパンフレットを貰い、近いとこらからまわってみることにした
「ここから一番近いのは…、ジェットコースターだね」
「それじゃあ行きましょ」
side監視者
「あのような絶叫系、明久は大丈夫じゃろうか」
「それは…、優子はああいう乗り物得意ってこと?」
「うむ。むしろ大好きじゃろう」
「二人とももう少し声おとそうね。まあ…、あの二人が気付くことないだろうけどね」
現在ワシらは、二人より百メートルほど離れたお店のイスに座っている。なぜその距離で声が聞こえるかといえば
「うん、盗聴器は安全に作動しているみたいだ」
このドS軍師が作ったのだ。こやつホントに何者じゃ!?
「うん?二人とも乗るようだね。とりあえず移動しようか。ていうかその格好、ホント君男の子ですか秀吉君、いや、秀子ちゃん」
・・
現在のワシの格好はそう、 女装 である
「ふ…プププププ、あっはははははははははは(笑)!」
「うむ。もうこの程度、十二年も生きれば恥など捨てるわい」
「いや(汗)、もういいか…。行くよ二人とも」
side明久
ジェットコースターから降りた後、僕らはベンチに座っていた
「…優子さんってこういう絶叫系って得意だったんだね」
「うん、そうだけど…、大丈夫明久君!?顔真っ青よ!」
現在、僕はベンチで優子さんに看病されています。ううー(泣)、うれしいけど男として悲しい…。
ていうか、こんなこと姉さんにばれたら……、
「ほんとに大丈夫!?さらに顔が蒼くなってるけど!!」
まずい!優子さんに心配されてしまったみたい!
「だ、大丈夫だよ。ただ…、地獄絵図を想像しただけだから!」
「何してるの明久君!?」
十分ほど経ち、体調も良くなってきたので再び歩き始めた
「今度はあまり危険じゃないアトラクションにいきましょ」
「!! いやいいよ!今回の主役は優子さんなんだから!」
「それで隣の人がずっと顔を青くしているよりずっとマシよ」
「うっ…」
「それじゃあ…メリーゴーランドでも行く?」
「うん!今度こそ優子さんを楽しませるよ!」
「…メリーゴーランドでどうやって楽しませるつもりかしら」
「……。さ、アトラクションに急ごう!」
「って、先に行かないでよ!…そんなにこだわる必要、ないのに…。
…アタシは、明久君がいれば…、って!アタシってば何言ってんだろ。あっ!明久君追いかけなきゃ!」
「うむ、少しずつ気付きかけておるようじゃな」
「うん…。でも、もう少しかかりそう。何かきっかけが必要」
「まあ私は見ていて楽しいからこのままでもいいけど、さすがに自分の気持ちには気付いてほしいね。おせっかいかもしれないけどさ」
「とりあえず、作戦の用意を続けるぞい。姉上の幸せの為じゃ!」
「やっぱり秀吉はシスコン…」
「うん。セリフだけ聞くとシスコンだね」
「何じゃと!?」
「えっ!?自覚無かったの…」
「メリーゴーランド、楽しかったね」
「そうね。小学校低学年以来だったけど、あらためて乗ると楽しいものね」
「でっ、次はどうする?」
「ううん…、そろそろ秀吉たちと連絡取らない?」
「ん?ああそうだね。そろそろ来てるかもしれないし」
「じゃあ電話かけてみるわ。プルルルルルー
もしもし、秀吉、アンタ今何処にいる?」
『姉上か。ワシらは今パーク前におっての、内海を待っておるのじゃ』
「そう。ならアタシ達もそっちに向かうわ」
『ああそのことなんじゃがな、』
「?」
『先ほど内海から連絡があっての、“君たちは二人で遊園地を楽しんでいてくれ。こちらは二人に手伝ってほしいこともあるのでな、時間は後ほどメールで送るから夕方ごろに会ってくれ”とな』
「え?何それ指令?どういうこと?」
『ワシにも分からん。ただ、あのドS軍師が何かたくらんでいることはわかるぞ』
「そうね…。ま、何らかのサプライズなら楽しみにしておくわ!!」
『そういうことで合流はさせてくれぬらしい。そうじゃ。いったん明久に代わってくれぬか』
「えっ?別にいいけど…。明久君!秀吉が代わってって」
「はい。何、秀吉?」
『…姉上のこと頼むぞ、それだけじゃ。じゃあの』
そう言って通話は切れた
「結局なんだったの?」
「内海君が何かたくらんでるみたい。合流するなら夕方ごろにしてほしいって指令みたいなものがあったらしいわ」
「…内海君のことだから、何するか分からないね。でも危険なことじゃないのはわかるけど…」
「まあ何らかのサプライズなんでしょ。楽しみにとっておきましょ」
「そうだね。まずは遊園地楽しもう!」
「ところで、秀吉何て言ってたの?」
「さあ?優子さんのこと頼んだって、どういう意味?」
「さあ?アタシもよくわからないわ」
「「うーん?」」
「あの鈍感共ーーーーー!!!!!」
「ああ(呆、これは重傷だ。もう手遅れなんじゃないかい」
「…でも優子は気づきかけてる。ならそこを突くまで」
「まあこれで完全分離に成功だね」
「やはりお主の名前をだせば作戦がスムーズに進むな」
「…さすが予測不能のドS軍師」
「君たちそれは褒めてるのかい、それとも貶しているのかい」
あれからいくつかのアトラクションに乗り、お昼になったのでパーク内のカフェで昼食をとった
「次はどこに行く?」
「うーん…、まだ行ってないところは、
お化け屋敷ね」
~お化け屋敷~
「……明久君、ちょっと…」
「ん?優子さんどうしたの?」
「えっとその…、あまりこういうの得意じゃないから…」
「??」
「その…、手、握っていてほしい…、かな…」
「えっ!?うっ、うん…」
「作戦成功だけど…、」
「あれ、付き合ってるわけじゃないよね。あの鈍感二人…」
「見ていてもどかしいのじゃ」
「ま、まあとりあえず準備は終わったことだし、あとは二人を見ながら楽しもうか」
「見ていてイラッてくるけど…」
「ワシもじゃ」
(君たちはまず自分のことからどうにかしてほしいけど。まあ何されるかわからないから絶対に口には出さないけどね)
現在、僕たちはお化け屋敷の中に入ってます。……優子さんに手を握られた状態で
落ちつけ明久!静まれ僕の煩悩!
屋敷の中は薄暗く、何の音も聞こえてこない空間だった。明かりは自分たちが入るときに持たされた提灯のみ、自分の近くと道しるべの矢印以外は何も見えない。かすかに聞こえるのは自分たちの足音だけだった
「かなり本格的だね、優子さ…ん?」
「ええ、そうね…」
優子さんも辛そうだし、僕もそろそろ限界が……
ウェアァアアアア~~・・・
「ひっ!?」ぎゅうぅぅぅーー
今度は僕の腕に抱き付いてきた
耐えろ、耐えるんだ明久!静まれぇーー僕の理性!!
グアァアアアアァァァァァ!
「イヤァァァァーー!」
柱の影からグロテスクな姿のゾンビがいきなり僕らの目の前に現れた
もう限界!優子さんも限界だけど僕の理性のほうがもっとヤバい!
僕たちは走って、一気にゴールまで向かった
「はあはあ…、何とか、出てこれた…!」
「ええ…。よかった…!」
というかこのアトラクションだけ可笑しくない!?絶対に小さい子供とか入っていいレベルじゃないよ!
「ゆ、優子さん…?ちょっと…ベンチで休もう」
「そうね…うんそうする」
一体誰があんなの作ったのさ!
「あの二人があそこまで…」
「いったいどんな改造したの…?」
「うん?人二人がくっつける空間の中に、人の怖がるところを抽出してお化け屋敷に組み込んだだけだよ」←コイツ
「…まあ姉上がああなるのはお主が関わっておるから容易に想像できたが、どうやら本命は明久のほうらしいのう」
「まっそうだね。これで明久君も、彼女のことをちゃんと意識しているって分かったしね」
「…なあ小鳥遊、」「うん…」
「「お主(キミ)はホントに人間か?」」
「少し失礼じゃないかな!」
時間は経って、もう夕方。内海君指定の時間が近づいた
「そろそろ時間だけど、もう少し時間あるし、最後に何か乗る?」
「そうね…じゃあさいごは、アレに乗りましょ!」
そう言って彼女が指差したのは、観覧車だった
「やっぱり最後に乗るのは観覧車だったね」
「元々作戦を考えたのはワシじゃったが、すっかり改造されお主の作戦となったのう」
「まあ、これで作戦終了…だね」
「君たち、この私がこれだけで終わるなんて思ってないよね」
「「えっ?」」
僕たちは観覧車に乗り始めた。今はちょうどショーが行われていて、客は皆そっちを見に行ってるみたいですんなり乗ることができた
「ここからの眺め、すっごく綺麗…。」
「うん…。そうだね」
ちょうど太陽が沈むころ、夕日の明かりが観覧車を包むようにオレンジ色に輝いていた
こちらから見える優子さんの姿は、その…なんというか、幻想的っていうかその…、
すごく、キレイだなあ…」
「えっ?」
「えっ!?いやその、えっと…、声に出てた?」
「うん…。最後のところだけ…」
バカなあぁーーー!!!! どうしてこんなところで僕のうっかり能力(秀吉命名)が発動してしまうなんてぇー!!!!
「えっと…、景色のこと…だよね」
「えっ、…うん。そうだね!キレイだね!」
なんか、勘違いしてくれたみたい…。まあいいか
「……あのさあ、優子ちゃん…」
「どうしたの?」
「ちょっと、渡したいものがあるんだけど…」
僕がカバンから取り出したのはラッピングされた一つの袋、
「これ…、優子さんに、誕生日プレゼント!!」
「…開けていい?」
「うっ、うん」
「…これ、ヘアピン?」
「うん。僕、お金もあんまりないし、正直、女の子へのプレゼントって何を渡せばいいかよくわからなくてさ。そんなときにアクセサリーの店で優子さんに似合いそうなものを見つけて、値段もギリギリ買える価格だったから。お店の人に頼んでラッピングしてもらったんだ。で…、どうかな?」
そういうと優子さんは立ち上がり、ヘアピンをつけた
「えっと…、似合ってる?」
「うん!キレイだよ、優子さん!!」
「うん…ありがと!明久君!!」
ドオォォォォーーーーン
「えっ何!?」「花火!?」
外をみれば空一面の花火がうち上がっていた
「こんなことできるのは…」「彼しかいないでしょ」
「あははははは!!!さあ、括目せよ。これが私の誕生日サプライズだ!!」
「なるほど、ワシらもそのサプライズの観客じゃったか」
「すっかり掌の上だったみたいだね…」
「これでちゃんと作戦完了させるのだからあやつは恐ろしいのじゃ」
「まったく…サプライズにしてはスケールがデカすぎるわよ」
「まあまあ。でもさ、今日は楽しかった?」
「…ええ。最高の誕生日だったわ。ありがと、明久君!」
「どういたしまして。こちらこそ、誕生日おめでとう、優子さん!」
ひでコバ、始まりまーす!
第四回のゲストは木下優子さんです!
秀吉「主よく生き延びたのう」
これが私の執念ですから
優子「内海君に変なところで似ている」
私は彼ほど人間離れてはいません
秀吉「内海はチートと認められておるのか」
彼はチートですよ(断言)
さて、今回は木下優子さんに心境をお聞きしたいと思いますが…あれ?秀吉君何でバット何かもってガンッ
秀吉「さて、主を気絶させたところで、ちゃんと聞くぞ姉上。質問に答えてくれるか」
優子「う、うんわかったわ」
秀吉「姉上は、明久のことをどう思っている?」
優子「えっ!えーっと…」
秀吉「姉上の本当の気持ちを聞きたいのじゃ!!」
優子「…好き。私は、明久君のことが好きです…」
秀吉「…うむ。それを聞けて満足なのじゃ。何かあるならワシらは手を貸す、恋を諦めないで、幸せになってほしいのじゃ」
優子「秀吉……、ありがとね」
秀吉「礼は要らないのじゃ。お礼は恋が叶ったとき貰うのじゃ。そもそもあの鈍感をおとすほうがもっと厳しいのじゃ。頑張るのじゃよ、姉上!!」
優子「うん!」
秀吉「それではしめるぞい」
秀・優「次回もお楽しみに(なのじゃ)!!」
…次回もお楽しみに。ガクッ