ソードアート・オンライン  ~黒の剣士と虹の拳士~   作:朝灯

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最近本当に話が思いつかないです!

別にスランプってわけでもない...はずw

とりあえず今回もリンクスタート!


赤鼻のトナカイ4

イ「逃げようって...何から?」

 

サチは自虐的に笑い、俺の問いに答える。

 

サチ「この街から。黒猫団のみんなから。モンスターから。......このゲームから。」

 

言葉の意味を理解しようと頭を捻っていると、キリトが恐る恐ると言った具合に口を開く。

 

キ「それは...心中しようってこと?」

 

キリトの思わぬ発言に俺は目を開き驚愕する。

 

イ(やっぱり...死ぬ気だったのか?)

 

俺は更に自問自答する。

 

サチ「ふふ......そうだね。それもいいかもね。.....ううん、ごめん、嘘。死ぬ勇気があるならこんな圏内に隠れてないよ。」

 

その言葉にホッと胸をなでおろす。しかし、どうすればいいのかはまるで分からないままだ。

 

サチ「あの死にかけた日から...あまり眠れないんだ。目を閉じると浮かんでくるのは...目の前に迫るボスの攻撃。」

 

サチはポツリと呟く。そして更に言葉を紡ぐ。

 

サチ「...どうしてこうなっちゃったのかな?なんでゲームから出られないのかな?どうしてゲームなのに本当に死ななきゃいけないのかな?......こんなことになんの意味があるのかな?」

 

そんな質問に俺たちはすぐに答えることが出来なかった。その質問の答えを個別に答えることは出来る。でも、サチが求めているのは...そんな答えじゃない。

 

それが分かったからこそ、俺たちは懸命に答えを探す。

 

やがて、キリトが何かを言おうと顔を上げる。

 

キ「きっと...意味なんてないんだ。この世界が始まった時にはもう大事なものは終わってたんだと思う。...だから誰も得なんてしない。この世界を作った茅場でさえもな。」

 

正直...キリトの言ってることは理解が出来なかったが、心のどこかできっとそうなんだと俺も納得していた。

 

イ「なあ...サチ?」

 

だからこそ、言わないといけないんだ。生きる意味、可能性を。

 

イ「死ぬのは怖いよな。」

 

サチ「当たり前だよ。」

 

イ「だよな...俺もキリトも、この世界のプレイヤーも、それが分かってるから、足掻き続けているんだと思う。このまま何もせずに終わるぐらいなら...いっそのこと戦ってしまおうってな。」

 

サチ「何が言いたいの?」

 

イ「俺も言っててよく分からなくなってきた。」

 

俺の言葉にサチはようやく少しだけクスクス笑う。先ほどまでの自虐的な笑みとは違い心から笑っている。そんな笑顔だった。

 

イ「だからさ...最後まで一緒に足掻いてみようぜ?サチの周りには仲間がいる。...きっとみんなが助けてくれるさ。」

 

サチ「無茶言うなあ。...死ぬのに怯えてる人に言うセリフじゃないよ?それ。」

 

少しムッとした表情をサチは浮かべる。

 

サチ「...でも、それも悪くないって思っちゃった。不思議だよね。」

 

キ「あぁ、そうだな。」

 

イ「さあ、みんな心配してるし、そろそろ戻ろうぜ。」

 

俺たち3人は橋の下から出て、ホームへと戻る。

 

ここから見える街の光は....まるで夜空に浮かぶ無数の星のようだった。

 

***************************************

 

ホームに戻ると既に俺とキリトの脱退式とは名ばかりのパーティの準備が整っていた。

 

ケ「さて...2人とも、1ヶ月間ありがとう!本当に助かったよ!」

 

イ「それは...こっちのセリフだ!」

 

キ「あぁ...本当に楽しかった。」

 

ケイタ、ダッカー、テツオ、ササマル、サチの黒猫団全員と握手をしてまわる。

 

ダ「湿っぽいのは無しだぜ?...さて!今日はクリスマス!」

 

テ「クリスマスと言ったら?」

 

ササ「プレゼント交換だ!」

 

それぞれウィンドウを開き、個別に用意したプレゼントを交換する。

 

俺のところには手紙が来た。

 

イ(なんだ?手紙?)

 

内容をすぐに確認する。

 

<この後少し、時間を下さい。待ち合わせ場所はあとでメールします。サチ>

 

一体なんだろうと思いながら、パーティはそのままお開きになった。

 

***************************************

 

サチ「イア。」

 

指定された場所、それは街を見渡せる高台だった。待っていると、サチがやってくる。

 

イ「どうしたんだ?」

 

サチ「あのね。...プレゼント、渡さなきゃって思って。」

 

イ「みんなの前じゃダメなのか?」

 

サチ「駄目だよ...恥ずかしいもん。」

 

人前で渡すのが恥ずかしいプレゼントって何だ?...俺は思考する。

 

サチ「...真っ赤なお鼻の~♪トナカイさんは~♪」

 

誰もが聞いたことのあるメロディーをサチが口ずさむ。

 

サチ「いつもみんなの~♪笑いもの~♪」

 

イ(なんか...こういうのいいな。)

 

最高のプレゼントだ。...形があるわけではないけど、心がこもってる。それだけで十分価値のあるプレゼントになる。

 

サチはそのまま一曲歌い終わる。

 

俺は黙って拍手をする。

 

サチ「メリークリスマス。イア。」

 

イ「メリークリスマス。サチ。」

 

サチ「必ず、君とキリトに追い付いてみせるから!」

 

イ「あぁ、待ってる!」

 

そこには数時間前まで、死ぬことに怯えていた少女の姿は無く、強く生きようとする少女の姿があった。

 

***************************************

 

サチと別れたあと、俺はシリカとの約束の場へと走っていた。

 

イ(俺ももっと強くならないとな!)

 

決意を新たに、クリスマス使用になった街を駆け抜けていった。

 




黒猫団編終了となります!

話は全く思い浮かびませんでしたがw

次回からどうなるのかは、お楽しみってことでお願いします!

それでは、次回も楽しんでもらえると幸いです!
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