ソードアート・オンライン  ~黒の剣士と虹の拳士~   作:朝灯

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月夜の黒猫団編の番外編です。

サチと別れたあとの彼と彼女のお話です!

はてさてどう転ぶのか...今回もリンクスタートです!


番外編:クリスマスの2人

俺のクリスマスはまだ終わっていない。さきほどサチからクリスマスソングのプレゼントをもらったが、シリカとの約束が残っている。

 

一緒に過ごす予定の店に入ると視線を動かし、シリカを探す。

 

シ「あ、イアさん!こっちです!」

 

俺が見つける前にむこうは気づいたようで、呼ばれた方を向くとこちらにむかってブンブンと手を振っているシリカを発見することが出来た。

 

イ「もしかして...待たせたか!?すまん!」

 

席に近寄り、勢いよく頭を下げる。

 

シ「えぇ!?頭を上げてください!まだ約束の時間の前ですよ!」

 

時刻を確認するとまだ約束の時間の10分前だった。

 

イ「シリカはいつ頃ここに?」

 

シ「え~っと...大体20分前ぐらいですね。」

 

ってことは...

 

イ「約束の30分前に来てたのか!?なんで!?」

 

すると、シリカは頬を赤く染め、

 

シ「だって///...楽しみでしたから。」

 

目をうるうるさせながらそんなこと言われると...やばい可愛いすぎるっ!

 

イ「お、俺も楽しみだった。////」

 

耐えられず俺は顔を背ける。

 

シ「よかったぁ~、えへへ!////」

 

やばい!これ以上は...やばい!

 

イ「わ、忘れてた!メリークリスマス!」

 

シ「メリークリスマスです!」

 

イ「とりあえず...何か頼むか?」

 

何とか理性を保った俺は提案する。

 

シ「あ、はい!そうですね!」

 

イ「じゃあ...このケーキとチキンでいいか?」

 

シ「はい、大丈夫です!」

 

俺は手早くケーキとチキンを頼んだ。

 

***************************************

 

...何てことだ。この店、カップルだらけだ!

 

シリカもさっきから妙にソワソワして落ち着いていない。...これはシリカも気づいてるよなぁ...。

 

「はい、あ~ん!」

 

「美味しいね!」

 

など甘いセリフが店内には飛び交っている。

 

...壁だ!壁を持ってこい!

 

シ「イ、イアさん!」

 

急にシリカに名前を呼ばれて驚く。

 

イ「な、なんだ!?」

 

すると目の前にケーキの乗ったフォークが差し出される。

 

シ「あ、あ~ん...です。////」

 

俺は一瞬何が起きているのか理解出来ず、数回ほど瞬きをする。

 

イ「え!?あ、あの!?」

 

シ「やっぱり...嫌ですよね?」

 

シリカはしゅんとした顔になり、フォークを下げようとする。

 

イ「嫌じゃない!あ、あ~ん!////」

 

目の前のフォークからケーキを口に入れる。...いつもの数割増しで甘い!

 

イ「ほら、今度は俺だ...はい、あ~ん。////」

 

シ「あ、あ~ん!////」

 

結局そのあとは開き直ってしまい、ケーキ完食まで食べさせ合いを続けた。

 

***************************************

 

その後、ケーキを食べ終わった為、店を出てイルミネーションに彩られた街を歩く。

 

シ「...今日はありがとうございました。とても楽しかったです!」

 

隣を歩いていたシリカは不意に俺の前に小走りで出てきてお辞儀をする。

 

イ「俺の方こそ、楽しかった!」

 

照れくささでシリカを直視出来ず、俺はイルミネーションを見ながら頬を人差し指でかき、お礼を言う。

 

...今なら言えそうな気がするな。俺が伝えたかったこの気持ちを。

 

意を決し、口を開く。

 

イ・シ「「シリカ!(イアさん!)」」

 

全く同タイミングでお互いの名前を呼び合う。

 

シ「お、お先にどうぞ!」

 

イ「...じゃあ、お言葉に甘えて...。」

 

深く息を吸い込み、シリカを見つめる。

 

イ「...すk「おぉ~そこにいるのはイアとシリカちゃんじゃねぇ~か!」

 

誰だよ!今すごい大事な場面だろうが!

 

俺は苛立ちを隠さず、声の方をギロッと睨む。

 

イ「...何だ、クラインかよ。」

 

声の主は野武士面の男、クラインだった。どうやら少し酔っているらしい。この世界はアルコールまであるのかよ...。

 

ク「お前ぇらこんなとこで何やってんだよ?」

 

酔ってるせいか今がどんな場面なのかも区別がつかないようだ。

 

イ「何って...今日はクリスマスだろうが。」

 

ク「...そういやそうだったわ、俺も女の子とイチャイチャしてぇよぉ~!」

 

シ「...頑張ってください、クラインさん。」

 

シリカもどこか不機嫌そうだ。

 

ク「...慰めなんていらねぇ!」

 

クラインはそのままフラフラと何処かに歩いて行った。

 

...もう雰囲気も何も無くなったわ。

 

イ「ごめん、シリカ!この話はまたいずれ!」

 

シ「...はい、待ってます!」

 

クラインという邪魔が入ったが、それでも今日は最高の日になったと思った。

 

いつか...いつか必ず、伝えてみせる!...好きだって。

 

俺のクリスマスはこうして幕を下ろした。

 




何じゃこりゃあ...自分で書いててなんか悲しくなりました。

私はどちらかと言えばクラインサイドですので...

次回もよろしくお願いします...。
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