本当にありがとうございます!
書き始めた当初は、この小説伸びるのかなぁと不安だったのですが...これからも慢心せずに頑張ります!
それでは今回もリンクスタート!
相棒
イ「ふっ!」
短い気合とともに俺は格闘術3連撃スキル<掌鬼《しょうき》>を使い、相手のモンスターを吹き飛ばす。
現在攻略は65層まで進んでおり、このSAOが始まってから1年と半年、アインクラッド攻略はかなりのハイペースで行われていた。
イ「少し休憩するか...シ」
そこまで言いかけて1人でフィールドに出てレベリングをしていることを思い出す。
イ(まあ...いつも一緒にいたからこうなるのも当然か。)
俺の横には常にシリカというパートナーがいた。そのシリカは現在アスナのところに出向き、稽古を受けているらしい。何でも...
シ(いつまでも甘えてるわけにはいきませんから!)
ということらしい。
俺は嬉しいと思う反面少し寂しさを感じていた。
イ(俺はいつからこんなに甘えん坊になったんだ?)
少々弱音を吐きそうになるが、喝を入れ直し、レベリングを再開しようとすると...後ろから草をかき分ける音が近づいてくる。
イ「索敵スキルには...1つ反応があるな、モンスターだな。」
武器をグローブから剣に変え、ジッと相手の姿が見えるのを待つ。
「ぎゃう!」
イ「へ?」
茂みをかき分けて姿を現したのは、黒い...小さな
イ「狼?」
どうやら名前は<ファントムフェンリル>というらしいこの小さな肩に乗る程度の黒い狼。
「ぎゃう!」
イ(そういえば...ピナをテイムした時もこんな感じだったような?)
懐かしく思いながら、そんなことあるわけないと考えを改め、下ろしかけていた剣を構え直す。
「ぐるっ!」
突然目の前の狼は頭を下げる。テイムイベントだ。...嘘だろ!?
イ「何か...何か食い物!」
急いでアイテムインベントリを開き、中を探る。
イ「...さっき倒したやつから手に入れた固い肉しかねえ!?」
こんなんでいけるのか...と思いながらダメ元で狼に与えてみる。
「がう!」
狼はまず匂いを嗅ぎ、それから一口くわえ、一気に咀嚼し始める。
「がるる!」
狼が一鳴きすると俺の前に名前を決めるためのウィンドウが出てくる。...テイム成功したみたいだ。...まじかよ!?
イ「名前...名前か...」
ファントムフェンリル...
イ「よしお前は今日からリルだ!」
素早く<riru>と入力しOKボタンを押す。左端のパーティメンバーの体力ゲージが3つから4つに増えた。
イ(そろそろ帰るか...シリカにも報告しないといけないしな!)
俺はリルを肩に乗せ、街へと戻った。
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シ「イ、イアさん!?パーティメンバーが増えてますけど...誰ですかこの人!?」
ホームに帰るなり、シリカに開口一番はそれだった。
イ「あぁ、それは...」
シ「まさか...女の人ですか!?」
イ「いや、違うからな!?」
どうやらシリカはパニックで俺の肩に乗っているものに気が付いていないらしい。
イ「ほら、俺の肩を見て見ろ。」
シ「え...狼しか乗ってないですけど....って、えぇ!?」
ようやく気付いたみたいだ。
イ「こいつはリル、さっきたまたまテイム成功した。」
シ「そうなんですか!ほら、ピナ!お友達だよ!」
「くるるっ!」
「ぎゃうっ!」
ピナとリルは一目見て仲良くなったのか、そのまま部屋でじゃれ合い始めた。
イ「でも、大変だったぞ...街を歩いていたら急にみんなに声かけられて...。」
シ「仕方ないですよ、ビーストテイマー自体があまり多くないですから、みんな珍しいんですよ!」
イ「あぁ...どうやら<ファントムフェンリル>は希少なモンスターで滅多に現れないし、現れたとしても、本当に懐き辛いらしい。」
これはさきほどアルゴにメッセージで聞いておいた情報だ。
シ「何にせよ...これでまた賑やかになりますね!」
イ「そうだな!」
部屋でじゃれ合っているピナとリルを見ながら、俺とシリカは自然と笑顔がこぼれていた。
さて、とうとうイア君にもテイムモンスターが出来ましたね。
そろそろ物語も本格的になっていく!......といいんですけどねw
それでは次回もよろしくお願いします!