ソードアート・オンライン  ~黒の剣士と虹の拳士~   作:朝灯

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どうも、朝灯です。
UA700突破!ありがとうございます!
今回も楽しんで読んでいただければ幸いです!


攻略会議

~1ヶ月後~

 

コペルの件から1ヶ月の月日が流れた。プレイヤーは約2千人が死んだ...

 

イア(2千人...途方もない数だよな...)

 

SAOの全プレイヤーは1万人、その中の二千人。本当に笑えない。

そんなことを考えながら俺はある町へとシリカと2人で向かっていた。キリトは迷宮区、つまりで言うところのダンジョンにここ数日通っていて姿を見ていない。

 

シリカ「どうしたんですか、イアさん?考え事ですか?」

 

隣を歩くシリカが俺を見上げ、尋ねてくる。俺は咄嗟にごまかす。

 

イア「...いや、今日開かれる会議について考えてただけだ。」

 

イア(シリカに聞かせるような悩みじゃないからな。)

 

俺は頭の中を切り替える。

 

俺たちが向かっている町、<トールバーナ>で攻略会議というものが開かれるみたいだ。ついに迷宮区の最深部にあるボス部屋が見つかったと聞いた。初めてのボス戦だ。

 

シリカ「ボス戦、ですよね?」

 

1ヶ月も経てば慣れてくるものなのだろう。シリカは最近ではみるみる内に成長し、Lvも俺の1つ下だ。短剣使いらしい俊敏な動きで俺に即興で合わせてくれるまでになっていた。

 

イア(シリカは強い。まだ幼いはずなのにしっかりとした芯の強さを持っている。)

 

シリカ「あ、町が見えましたよ!」

 

どうやら考え事をしている間に<トールバーナ>へ着いたようだ。恐らくキリトも来ているだろう。更にそんなことを思いながら俺たちは町へと急いだ。

 

会議が開かれるであろう広場にはすでにプレイヤーが集まり、今まさに中央にいた青い髪の男が声を上げたところだった。

 

ディアベル「そろそろ始めたいと思いまーす!俺はディアベル!職業は気持ち的にナイトやってます!」

 

男、ディアベルはそう言うと周りから笑いが起こり

 

「本当は勇者って言いたいんだろ~!」

 

などの声も飛んでいた。こいつは人を指揮するのが上手そうだなと感じた。

 

イア(さて...キリトは...いた。)

 

素早く視線を動かすと広場の階段の左上ぐらいに見慣れた顔ともう1人、シリカとは色違いのケープを羽織ったプレイヤーがいた。言い忘れていたが、シリカは今顔を隠すためにマントのような布、ケープを羽織っている。シリカ曰く、女性プレイヤーは声をかけられることが多くて面倒だから顔を隠しているとのことだ。シリカを連れ、近づいて声をかける。

 

イア「遅れた、悪い。」

 

キリト「始まったばかりだ。」

 

簡潔に言葉を交わすと俺はキリトの右隣、シリカは俺の右隣に腰を下ろした。

 

?「あなたの知り合いなの?」

 

不意にキリトから少し距離を取って座っているケープを羽織ったプレイヤーが言葉を発する。声からして女性だ。

 

キリト「あぁ、そうだけど?」

 

キリトは質問に答えるが、聞いた本人はあまり興味が無さそうだった。

 

俺たちが話している間に会議は本題に入ったようだった。

 

ディアベル「すでに噂になっていると思うが...俺たちのパーティがボス部屋を見つけた!ここまで1ヶ月かかったけど、これでやっと全プレイヤーに希望を与えることが出来る!そうだろ、みんな!」

 

イア(顔もイケメンなら言ってることもイケメンだな...)

 

試しに、よっ!イケメン!とでも叫んでみようと考えていると別の男の声が広場に響く。

 

?「ちょお待ってんか!ナイトはん!」

 

広場にいるプレイヤーが声の主へと視線を向けているとその人物はディアベルのところまで下りてくる。

 

キバオウ「わいはキバオウってもんや!途中ですまんが、1つだけ言わせてもらうで!」

 

ディアベル「何かな?」

 

キバオウ「こん中に今まで死んでいった2千人に詫びいれなあかんやつがおるはずや!そいつらに土下座してもらった上に今まで溜め込んだアイテム、装備を全てこの作戦のために軒並み提供してもらわんと、命を預かれんし、命は預けられんで!!」

 

イア(何言ってんだあのサボテン。)

 

俺は心からそう思った。

 

ディアベル「キバオウさん、それはつまり元βテスターの事を言ってるってことでいいのかな?」ディアベルの顔が険しくなる。

 

キバオウ「そうや!!β上がりどもはこん糞ゲームが始まった瞬間から、わいら初心者を置いて始まりの町から消えおった!!自分らだけは上手い狩場やクエストを独占してポンポン強くなってるにもかかわらず、わいらのことはずっと知らんぷりや!!!こん中にも少しは居るはずやぞ!!!」

 

俺は黙ってキリトへ視線を向ける。キリトは青白い顔し、何かをこらえるように奥歯を噛み締めていた。

 

イア(要するに...2千人が死んだのは自分たちを見捨てたβテスターのせいってか...)

 

俺は軽く腹が立ち文句の1つでも言ってやろうと立ち上がる。

 

?「発言いいか?」

 

その前に別の男が発言する。明らかに日本人ではない体躯、外国人だろう。

 

エギル「俺はエギルだ。キバオウさん、あんたはつまり2千人が死んだ責任を謝罪、賠償をしてβテスターに償えと言っているんだな?」

 

キバオウ「そ、そうや。」

 

エギルというプレイヤーの迫力に気圧されたのか、半歩後ずさるキバオウ。

 

エギル「...金やアイテムはともかく、情報ならあったぞ。」

 

エギルがそう言い取り出したのは町の道具屋に置いてあったガイドブックだ。

 

エギル「これ、あんたももらったよな?無料で。」

 

キリト「む、無料だと?」

 

キリトが何か呟いている。

 

キバオウ「も、もろたで?それがなんや!」

 

エギル「これは色んな情報が載ってる。しかし、これが公式のガイドブックならクエストの事までビッシリは書かないはずだ。」

 

キバオウ「それがなんや!」

 

エギル「これはβテスターが書いたものだ。情報があっても2千人死んだんだ、それは決してβテスターのせいじゃない。」

 

エギルの静かながら迫力のある言葉にキバオウも何も言えないようだ。

 

エギル「俺からは以上だ。」

 

言い終えたエギルはもといた場所に戻っていく。

 

ディアベル「そっちの人は?」

 

イア「あ、あぁ、...俺はイア。少しエギルさんの言葉に付け足させてもらう。」

 

キバオウ「何や?まだ何かあんのか?」

 

キバオウが噛みついてくるが構わず続ける。

 

イア「死んでいった2千人の中にβテスターは何人いたと思う?」

 

キバオウ「知るわけないやろ!」

 

イア「...300人だ。」

 

俺は静かに告げる。

 

キバオウ「何でそんなこと分かるんや!」

 

イア「鼠の情報だ。」

 

鼠とはアインクラッド初の情報屋のことだ。金さえあれば色々な情報を売ってくれる。その情報はほぼ確実だ。

 

イア「いいか?情報を知っていて、更にいいアイテムを持っていたかも知れないのにβテスターでさえ300人も命を落としたんだ。それが何を指しているか分かるか?」

 

キバオウ「...何や?」

 

イア「βテストの時とは情報も変わってる部分もあるかも知れないということだ。覚えておけ。」

 

言いたいことも言ったので俺は座る。キバオウも黙って元いた場所に戻っていった。

 

ディアベル「...会議を再開させてもらう。ここにいる人でパーティを組んでくれ!」

 

周りはすぐにパ-ティを作り始める。

 

イア「キリト、シリカ、そこのケープ羽織った人も組もうぜ。」

 

キリト「あぁ。」

 

シリカ「はい。」

 

?「えぇ。」

 

俺は既にキリトとシリカとはパーティなので、パーティ申請をケープのプレイヤーへと送る。申請が承諾されたことを確認し、新たに加わったゲージに目を向ける。

 

イア(「Asuna」、アスナか...)

 

名前を確認していると再びディアベルの声が響く。

 

ディアベル「よし!それじゃボス戦での役割を決めたら今日はもう解散だ!」

 

~数分後~

 

俺たちはボスの取り巻き潰しとなった。会議も解散され、今は俺、キリトが借りている小屋に帰ろうとしている時だった。...ちなみにシリカは俺たちの借りている小屋のすぐ近くの宿屋を借りている。

 

シリカ「イアさん、キリトさん、お風呂借りてもいいですか?」

 

俺たちが借りている小屋には風呂があった。シリカは初めて見たときすごく感動していた。懐かしく思っていると

 

アスナ「今、何て言った?」

 

アスナがものすごく食いついてきた。この後少し騒動?みたいなものが起こるのだが、それはまた別の話だ。

 

イア(そんなことより、明日は...ボス戦だ!)

 

俺は決意を固めておこうと俺は静かに目を閉じ借りている小屋へと帰るためにキリト、アスナ、シリカの後に続いて歩いて行った。

 

現在のLv

 

イアLv8

 

キリトLv9

 

シリカLv7

 

アスナLv7

 




今はテスト週間なので、あまり更新出来ません...
勉強ついでに話のネタを考えることにします!
では、また次回お会いしましょう!
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