ソードアート・オンライン  ~黒の剣士と虹の拳士~   作:朝灯

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スランプって怖いですね...
話が全然思いつかず苦戦しました。
それでは今回もどうぞ!


月夜の黒猫団編
涙の出会い


SAOというデスゲームが開始されてから5ヶ月という月日が流れたある日のことだ。俺は珍しくシリカやキリトと一緒ではなく、1人で迷宮区に潜って素材を集めていた。

 

イ(とりあえずこんなもんでいいかな...)

 

俺はちょうど素材を集め終わり、転移結晶を使うのももったいないから歩いて迷宮区からでようとした。ちなみに今いる階層は現在攻略が進んでいる階層よりも10層以上も下なので危なげなく素材を集め終えることが出来た。

 

その時遠くから声が聞こえてきた。俺は気になり声の方向へと向かう。

 

キ「あの~ちょっと前支えてましょうか?」

 

イ(黒っぽい格好にあの声はキリトか...)

 

どうやら他のプレイヤーのパーティがモンスターと遭遇し苦戦してたところにキリトが通りかかり手助けを買って出たようだ。確かにそのパーティはバランスが悪く、5人編成のうち前衛と言えるのは盾とメイスを装備を装備した男1人で、他は短剣のみのシーフ型にクォータースタッフを持った棍使い、長槍使いが2人とメイス使いのHPが減ってもスイッチして盾となる仲間がおらず、ずるずると後退するのは必至の構成だった。

 

イ(キリトがいるなら問題ないだろうけど、一応俺も加わるか!)

 

俺は片手用直剣<ライトソフィア>を背中の鞘から出し、リーダーと思しき男に声をかける。

 

イ「俺も支えておきますよ!」

 

すると男は目を丸くし、

 

「ごめんなさい!それじゃあお願いします!」

 

承諾をもらったところで前衛に入り込んだ俺は隣の黒い男にアイコンタクトをする。

 

イ(キリト!何でお前ここにいんの?)

 

キ(素材集めだよ!お前もか?)

 

イ(まぁな、そろそろ武器を強化しときたいしな!)

 

キ(その武器十分強くないか?)

 

イ(用心にこしたことはないだろ?)

 

俺の武器<ライトソフィア>は15回ほど強化が出来る。すでに俺は10回ほど強化しており、現在は3S3D4Aという強化内容になっている。

 

Sは鋭さ、Dは丈夫さ、Aは正確さだ。

 

イ(それより珍しいな、お前が他人に干渉しにいくなんて。)

 

キ(さすがに目の前で困ってたら放っておけなかったんだよ...)

 

俺たちはアイコンタクトをしながらも目の前の敵を殲滅し終わった。

 

「我ら、月夜の黒猫団に乾杯!」

 

「「「「乾杯!」」」」

 

「んでもって、命の恩人のキリトさんとイアさんに乾杯!」

 

「「「「乾杯!」」」」

 

キ「か、乾杯...」

 

イ「乾杯!」

 

このパーティ、正確にはギルドの5人を助けてから俺とキリトは感謝の証の宴を開きたいと言われ、彼らとともに酒場に来ていた。

 

ケ「自己紹介がまだでしたね!僕はケイタって言います!」

 

キ「敬語じゃなくてもいい。」

 

テ「俺はテツオ!よろしくな、2人とも!」

 

イ「あぁ、よろしく!」

 

ササ「俺はササマル、助けてくれてありがとう!」

 

ダ「本当に助かった!俺はダッカ-、よろしく!」

 

サチ「怖かった...だから助けてくれた時すごく嬉しかった!えっと...私はサチ!」

 

自己紹介も終えて、俺たちはわいわいと賑やかに過ごしていた。するとケイタが聞き辛そうに尋ねてくる。

 

ケ「これを聞くのはマナー違反なんだけど...2人って今レベルどれくらい?」

 

イ(本当のこと言うのか?)

 

俺はキリトに目で問う。

 

キ(...ここで言わなかったら、何か取り返しがつかなくなるかも知れないけど...言ったら軽蔑されるだろうな...)

 

イ(その時はその時だろ、決めてただろ?俺たちがビーターと七光りと言われ始めた頃から他人に火の粉がかからないようにあまり人に関わらないようにしようってな。)

 

キ(そうだな...正直に話す。)

 

イ(おう、あっ!でも俺たちのことを気にかけてくれるやつだっているんだからさ!あんま気にすんなよ!)

 

キ(分かってるつもりだ。)

 

目での会話を終えた俺とキリトはケイタに向き直り、正直に話すことにする。自分たちがビーターと七光りだということを。

 

キ「レベルは40だ。」

 

イ「俺は39だ。」

 

ケ「え!?僕たちより20は上じゃないか!じゃあもしかして攻略組だったりするのか!?」

 

イ「確かに攻略組だ、それもソロプレイヤーのな。」

 

キ「ビーターと七光りって聞いたことあるだろ?」

 

ケ「...もしかして2人がそうなのか?」

 

イ・キ「「...あぁ。」」

 

話終えた俺たちは俯き、ケイタの言葉を待つ。

 

ケ「...もしよかったら、僕たちのギルドに入らないか?」

 

一瞬、何を言われたのか理解出来ずに固まってしまった。

 

イ・キ「「は!?」」

 

突然のことに対応出来ずに反射的に聞き返す。

 

イ「話聞いてたのか!?俺たちは...」

 

俺がもう一度説明しようとするとケイタに遮られる。

 

ケ「確かにビーターと七光りのことは知っているよ。」

 

キ「なら!何でだよ!」

 

キリトもいつもとは違い声を張り上げる。

 

ケ「でもさ、僕には2人が悪人に見えないんだ。本当に噂通りならきっと僕たち5人を助けることなんてせずに見て見ぬ振りをしてたと思うよ?みんなはどう思う?」

 

ケイタの問いに先に答えたのはテツオだ。

 

テ「まあ...俺たちにとってそんな悪名なんてささいなもんさ、俺は目の前で起きたこと...2人が助けてくれたことを信じるぜ!」

 

次にダッカ-。

 

ダ「何よりも困った時はお互い様!それがこの月夜の黒猫団のルールだ!」

 

続いてササマル。

 

ササ「命を助けられた借りは返すぞ!」

 

最後にサチ。

 

サチ「だから...もうそんな苦しそうな顔をしなくても良いんだよ?」

 

全員が喋り終ると1人1人立ち上がり、こちらに手を差し伸べてくる。

 

俺はふと頬を流れる雫に気づく。

 

イ(涙...そういえばこの世界にきて泣いたことは無かったな...。)

 

キリトの方をちらりと見ると同じように泣いていた。キリトも同じようにこちらを見て同時に頷く。

 

イ・キ「「...仲間に入れてくれ!」」

 

俺とキリトは目の前にある手を掴み、そう願った。

 

「「「「「喜んで!」」」」」

 

俺は知らなかった、この世界にも温かいものがあったんだと。何故かそこでシリカの顔が浮かんでくる。

 

イ(何か...無性にシリカに会いたいわ。)

 

そうしてきっとこう言うんだ。いつも傍にいてくれてありがとう!...と。

 

人の温かみの大事さを再認識した俺はメッセージウィンドウを開き、今日あったことを伝えるためにすぐにメッセージを飛ばしたのだった。

 




悩んだ末、キリトとイアは正直に話すことにしました。
今のとこ黒猫団生存ルートで進めることにしています。
...まだイアとシリカは付き合っていませんよ!
このままシリカルートでも面白くないのでオリジナルヒロインでも出そうかと考えています!

今回はさすがに話の流れに無理があったかも知れませんが...後悔はしていません!
それでは、また次回会いましょう!
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