初回のゲスト、カモーン♪
?『………zzZ』
ありゃ……寝ちゃってますねぇ……もしもーし?
?『……うーん……今何時だと思ってるの?』
仕方ない、自己紹介したら今回は終わりでいいよ
?『……川澄 将希 16歳……アイドルやってま……zzZ』
どこのNo5さんですか……全く……次回はちゃんとやってもらいますよ!
川『……zzZ』
申し訳ないですが完全に寝ちゃったんで、本編をどうぞ。
〜〜川澄side〜〜
俺の名は川澄 将希。今日から文月学園の2年に進級する。
そして今、この桜が咲く道を歩いている。
ーーーー誰一人として歩いていない、桜が咲くこの道を……
「あれ……?おかしいな……?もう8時過ぎてるはずなんだけど……それに妙にまだ暗いし……」
目の前にはいつもは賑やかだが、今は静まり返っている学校ーー文月学園が目に映っている。
そんな静かな学校から一人の教師が段ボール箱を担いで門に向かって来ている。あれは……
「西村先生!おはようございます!」
西村先生、通称鉄人。 頭が良くて身体の鍛え方も凄い、俺の憧れである。
「おう、おはよう川澄ーーって早すぎやしないか?今7時になったばかりだぞ?」
………は?
時計を見てみると8時30分を指している。
「えっと……どうやら時計が早まってたみたいです……俺の家の時計全部」
「なんだそれは……」
西村先生に呆れられた。
「まぁ折角一番乗りなんだ、ほれ、こいつが今回の振り分け試験の結果だ」
「ありがとうございます、西村先生」
封筒を破って中を見ると
F
と書かれていた。
「やっぱりFクラスですか……」
「お前は文系は良いだが、理系が壊滅的過ぎるぞ。俺の所へ来たらしっかり教えてやるぞ?」
「ありがとうございます!機会があればお願いします!」
「あのバカどもも、お前くらい素直にしてくれればなぁ……」
西村先生がまだほの暗い空を仰いでいる。
「それでは、俺はF教室に行ってのんびりしてます」
「おう、これからの生活も頑張れよ!」
西村先生から激励を頂く。
「さてと……明久たちもこのクラスなのかな?」
俺はそんなことを思いながら誰もいない教室に向かった。
〜〜吉井side〜〜
僕は今、桜が咲くこの道を
ーーー全力疾走していた。
「うぉぉぉぉぉぉお!あと、あと1分、あと1分以内ならセーフだ!!」
それから3分。
ようやく学校に辿り着いたところに見慣れた先生がいた。
「おい、吉井。新学期早々遅刻とは良い度胸だな」
「鉄じ……西村先生、おはようございます」
「今、”鉄人”って言わなかったか?」
「気のせいですよ、鉄人」
「よし、目をつぶって歯を食いしばれ」
「なんでっ?!」
暴力反対!!
「まぁそんなことは置いておいて、遅刻して何も言うことはないのか?」
「えっと……今日も肌が黒いですね」
「……お前は遅刻の謝罪より俺の肌の色の方が大事なのか……」
呆れられた。
「まぁいい、それより、ほれ振り分け試験の結果だ」
「ありがとうございます」
今回の出来は良かったからね、Dくらいには行けてるんじゃないかな?
「吉井、お前は確かに少しは頑張った。それは認めよう。だが……」
書かれていたのは
F
の文字。
「頑張れ、吉井。正真正銘のバカではないことはこの結果から分かった」
こうして僕らの2年目の学園生活が始まったーーー
誤字脱字などの指摘、感想、批評、お待ちして頂けたら幸いです。
なお、人物が入り乱れて誰の台詞か分かりにくいかな、と思った場合は前書きの様に人名を一文字入れて表現致します。