?「誰がそんなのを楽しみにしてるのさ?」
おっと、ゲスト紹介の前からいきなりツッコミですね
?「僕の話は無視なの?」
本日のゲストは吉井 明久君です!
明「もう……いいや。」
さっきまでの勢いはどこに行ったのやら
明「あんたに勢い削がれちゃったんだよ!」
あらら……ちなみにさっきの返答は『ルルの鈴得』でしょうかね
明「だと思ったよ……」
あっ……そろそろ本編へ行けとのカンペが……
明「カンペあったの?!」
それでは本編をどうぞ♪
明「ちょっ、まっ、僕ツッコミくらいしかやってないよ!?」
〜〜川澄side〜〜
早く着き過ぎた俺は3階ーー2年の教室を覗いて回り、Fクラスの教室に辿り着いた。
「しっかし……格差社会もいいとこだよな、この学校」
ここ文月学園は実力主義の学校である。1年次はどのクラスも変わりなく普通の設備なのだが、2年次以降は成績に応じてクラス分けがされる。
クラスはA〜Fの6段階であり、Aクラスに入ればリクライニングシートや個人用のパソコンなどがあり快適に過ごすことができるが、Fクラスはーーー
「……ここは廃屋、だよね、絶対」
平べったい座布団(綿無し)に卓袱台、畳、それも腐ってるもの。
「こりゃ1年間大丈夫かなぁ……?」
そう呟いて適当な場所に座った矢先、扉が開いた。
?「あれ?もう人がいーーってマサキか、納得」
川「納得って、どういう意味だ?ってか涼風、なんでお前がここに居るんだ?教室でも回ってるのか?」
彼女は涼風 葵、Aクラス中堅くらいの学力の優等生。
涼「……腹痛で途中退席したから最初の日本史しか受けられなかったのよ……」
川「なんか……ごめん」
涼風が落ち込んでしまった。 そういえば涼風は社会、特に日本史と世界史が苦手だったよな……?
そこにもう1人、教室に入ってくる。
?「ん?川澄と涼風か……まさかお前らもここか?」
涼「少し不本意だけど、結果だから仕方がない。そうよ、私とマサキはFクラス所属よ」
?「嬉しい誤算だな、こりゃ」
川「んで、そういうお前もここなのか、雄二?」
雄「ああ、俺はFクラス、それも代表だ」
獰猛な笑みを見せる彼ーー坂本 雄二はいつも連んでるメンバーのリーダー的存在。小学生の時は神童、中学生のときは悪鬼羅刹の異名をもつ色々凄いやつだ。
川「なぁ雄二、お前本気出せばCクラスかDクラス辺りには行けるだろ?なんでFクラスに?」
こいつは学校内ではバカやっては明久達と共に西村先生に捕まり説教を喰らったりしているが、裏でコツコツ勉強して実力をつけている。 それなのにFクラスに来るとは……
雄「明久やムッツリーニや秀吉が居ないクラスは面白みがないからな」
涼「そんな理由でなの!?」
雄「そんな理由、とは聞き捨てならないな。 去年俺たちと居たときと1人で居たとき、どっちのお前の顔がよかったのかをとある男に聞いたところーー」
涼「い、い、い、いわ、言わないでぇぇぇえ!」
あ、涼風がテンパってる。 それを見て満足そうな笑顔を見せる雄二。 涼風にとってはこの類の話題を他人から聞かされるとテンパる癖がある。
ん?この類って何?って?それはーーやめておこう、涼風がこっちを少し涙目になりながらも俺を睨んでる。 テレパシーでも使ってるのか、俺らは?
それから1時間、大体のメンバーがそろった。
木下 秀吉、土屋 康太、島田 美波といった去年のメンバーもここに来た。
そしてーー
?『すいません、ちょっと遅れちゃいました♪』
雄「おう、明久。遅かったじゃねぇか」
吉井 明久である。
明「雄二、なんでそこに立ってるの?」
雄「先生が遅れてるらしいから代わりに教壇に上がってみた。一応、このクラスの代表だからな」
明「これ、席は自由なの?」
雄「ああ、その通りだ」
俺も声をかけようかな、と思ってたところに先生がいらっしゃった。
?「坂本、吉井、さっさと席に着け」
明「げっ……て、鉄人……!」
西「西村先生と呼べ!本来は福原先生が担任の予定だったのだが、このクラスの面子が面子でな。急遽この俺が担任となった」
淡々と話している横で明久と雄二が顔を引きつらせている。
鉄人こと西村先生は補習の鬼とも呼ばれ恐れられている存在。 何もしなければとても良い先生なのだが、生憎明久達はやらかすことが多いため、その都度鉄拳補習フルコースを頂戴している。
俺もよく連んでることから補習を喰らったりはするが、明久や雄二ほどではない。
西「さて、とりあえず自己紹介でもしてもらおうか。廊下側から順にやっていけ」
モブが何人かやった後、
秀「木下 秀吉じゃ。演劇部に所属しておる。よろしく頼むぞい」
木下 秀吉……俺より少し背が高い女顔の歴とした男。爺言葉を使うことが多い。性別:秀吉と言われているが、男である。 声帯模写や演技を得意とするやつで、俺らのいつメンだ。
また少しモブが行い、
ム「………土屋 康太」
土屋 康太……通称ムッツリーニ。ムッツリ商会の主である。(写真やグッズは本人の許可を得ている) 保体に関しては教師も勝てない保体の王。 性に関する知識は人一倍で、エロのためになら料理も裁縫もこなし、時には命をも賭けるやつだ。彼もいつメンだ。
その後ろに、
島「島田 美波です。 海外育ちで、日本語は会話はできるけど読み書きは苦手です」
島田 美波……ドイツからの帰国子女。 勝ち気で元気で胸が少し残念な女の子。 とはいえスタイルが良いため人気がある。男子からも女子からも…… 。 明久がとんでもなくデリカシーがない発言をしたときだけ使われる関節技はプロも顔負けの破壊力を持つ。
島「……気のせいかな?今、川澄に対してイラっとしたんだけど……」
女の勘とは恐ろしい……。
次はーー俺か。
川「川澄 将希だ。好きなのはカオスな状態、カオスな状況だ。 チビ扱いしたら……どうなっても知らないからね?」
とりあえずこれだけでいいだろう。本当にどうなっても知らない状態にするつもりだし。まぁ何もなければ大人しくしておくとしようーーカオスな空間に居るときは別だけどね。
お次は、
涼「涼風 葵です。 試験当日、体調不良で全教科受けられずここに来ました。 ともあれよろしくお願いします」
涼風の自己紹介に見惚れている一部の男子。 彼女は可愛い、というよりクールビューティーである。島田が元気の良さを思わせるヒマワリであるなら、涼風は冷静さを思わせる水仙だ。もちろん、俺の勝手な感覚だがな?
そして次はこの男、
明「吉井 明久です。気軽に『ダーリン』って呼んで下さい」
『『『ダァーーーーリィーーーン!!!』』』
『だ、ダーリン……///(ボソッ)』
モブ達のむさ苦しい声と、蚊の鳴くような島田の声。 確か島田は明久に恋していたっけな?恥ずかしいからか顔を赤らめている。
明「忘れて下さい……よろしくお願いします」
少し疲れた表情の明久。 自業自得である。
そんなこんなで残りが雄二の自己紹介でーーーー
?『あの、遅れて、すみません』
ーーあったが、それを遮る、本来ここに来ることがないはずの人が入ってきた。
西「姫路か。体調は大丈夫そうか?」
姫「はい、なんとか」
西「そうか。丁度良い、自己紹介しているところだ。お前もやってくれ」
姫「は、はい。姫路 瑞希といいます。よろしくお願いします……」
姫路 瑞希……Aクラス次席レベルの学力と可愛い容姿、制服の上からでも分かる胸を持つ女の子。 彼女の微笑みは女神の笑みとも呼ばれている。
モブ『あの、質問いいですか?』
姫「は、はい、なんでしょう?」
モブ『なんで……ここに居るんですか?』
失礼だが確かに気になることだ。 まぁ大方涼風と同じくーー
姫「えっと、試験当日に熱を出してしまいまして途中退席してしまって0点なんです……」
ーー体調不良であろう。姫路さんは昔から少し身体が弱いらしい。
モブが何やら騒ぎ出したり、後ろで明久と雄二が姫路に話しかけているが西村先生の一声で鎮圧された。流石は西村先生だ。
西「坂本、次で最後だ」
そう言われると教壇に立ち
雄「坂本 雄二、このクラスの代表だ。 呼び方は好きにしてくれ。さて、皆に一つ聞きたいことがある」
そう言ってFクラスの設備を指す。綿の入ってない座布団、壊れかけの卓袱台、腐っている畳、割れている窓……
雄「Aクラスはリクライニングシートにシステムデスクなどなど充実しているそうだ。………不満はないか?」
一瞬の沈黙
モブ『『『大有りじゃぁぁぁぁぁあ!!!』』』
モブが怒鳴る。それを見た雄二はさっきと同じような獰猛な笑みを浮かべた。そして……
雄「だろ?俺だってこの設備には不満がある。そこで、だ………俺たちFクラスは、Aクラスに試召戦争を挑もうと思う」
2学年を波乱の1年に巻き込む引き金を引いたのであった。
誤字脱字などの指摘、感想や批評があればお願いします。
次回はDクラス戦前夜ならぬ前昼の予定です