遅れてすんませんでした
新たに入ってきた同じく金髪の女性。名前はシャマルというらしい。
「じゃあ、次は君の事を聞きたいんだけど…………」
ユーノ(さん付けと敬語はいらないと言っていた)がそう言って、私は
「構わないけど…………すごく突拍子もない事だよ?」
と言うと
「それでも構わないよ。」
「そういうのにはなれてるわ。」
と二人は返してくれた。
「………わかった。じゃあ、説明します。」
それからは、私のいた世界のこと、
それから話終えて、ユーノが
「元々は過去の人物の再現、それがなんらかのバグにより自己を獲得。たとえ聖杯戦争に勝ち抜いても待つのは消滅のみ………。大変だったんだね。」
「確かに大変だったけど、ユーノとシャマルさんのおかげで私は今ここにこうしていられる。だから、ありがとう。」
と言うと、二人とも顔を赤くしながら、
「これは………反則だね…………」
「同性なのにドキッとしちゃったわ……………」
何かを呟いているが、こちらの視線に気づいたユーノが慌てて、
「そ、そういえば!君のその手の痣みたいなのは令呪だったんだね。」
と言って、
「…………え?」
まさか、まだ残っていたと言うのか。
手を見れば、確かにそこには、一画のみ消費された令呪が残っている。
これもムーンセルの仕業だろうか。そうだとしたらグッジョブと言わざるを得ない。
これがあるなら、また
そう考えると、途端嬉しくなってくる。
「そんなに嬉しそうな顔をして、どうしたの?」
シャマルさんが聞いてくる。
私は、
「また、
と言った
「彼って言うと、もしかして、君のサーヴァント?」
ユーノが聞き、
「そうです。」と私は答える。
「聖杯戦争もないのに呼べるのかしら?」
シャマルさんは言う。
「わかりません。でも、きっと彼なら、答えてくれるはず。」
「随分と信頼しているのね。」
「一緒に生き抜いた仲ですから。」
そんな話をしていたらユーノが、
「もしその彼を呼べるなら、今呼んでくれた方がいいかもしれないね。サーヴァントだから説明できることもあるかも知れないし。」なんて言うので、
「えっと、いいの?」
なんて聞いてしまった。
ユーノは
「うん。なるべく情報は多い方がいいし、何より君も会えるなら会いたいでしょう?」
なんて言われたので、
「……………じゃあ、呼んでみます。」
立ち上がり、目を閉じる。思い浮かべるは彼の姿。赤い背中に、白と黒の夫婦剣。鷹のような鋭さの中に、確かな優しさのあるあの目。そんな彼を思いながらーー
「来て、アーチャー!」
ーー世界が、塗り替えられるーー
そこは、全てがステンドグラスでてきたような空間
「異界化!?」
「なんの前兆もなかったのに!?」
突然の出来事に驚く二人に対して私は、
「懐かしいな、ここは…………」
そんな事を言う私に
「ハクノ!ここをしってるのかい!?」
なんてユーノが言うので。
「知ってるよ。ここは私の…………
「私達って…………もしかして」
「うん。そうだよね、アーチャー」
ーーーーーーーーー「嗚呼、その通りだ。」ーーーーーーーー
ステンドグラスのような出来た扉が現れ、開いていく。
「私達は、以前もここで始まった」
開いた隙間から、直視できぬほどの光と、それを遮る人影。
「ならば、再び始まる場所もここが最も相応しい。」
人影が近づく。だんだんと見えてくる姿。
「嗚呼……一体どれほどの間、この瞬間を望んだろうか。」
言うなれば赤。この赤を私は知っている。
「座に還り、記憶が記録になろうとも、これだけは特別だった。」
浅黒い肌、灰色のような髪、鷹のような目。
「そうだな、また始まるのなら、これを言わなければいかんな。」
心底嬉しそうな顔で、彼は私に問う。
「…………問おう、君が、私のマスターか?」
そう言って笑いかける。
「そうだよ。私があなたのマスターだ。」
私は、笑顔で言う。
「了解した。この身は再び、君の剣となろう。」
彼も笑顔で言う。
「またよろしくね、アーチャー。」
「ああ、またよろしく頼むぞ、マスター」
白野とアーチャーが話してるときの二人
ユーノ「僕たち場違いなんじゃないかな………」
シャマル「お邪魔みたいね……………」
二人して隅っこに行ったとか