では、どうぞ!
Sideキセツ
俺たち四組は学園祭でやる催し物を話合っていた。そこで出て決まったのは日本の縁日に倣った秋祭りになった。
因みに廃案はキセツ&シャルルの執事喫茶やホストとか出たが、全て却下させてもらった。普通に負担が大きいからな。具体的な話し合いは話し合いは明日行うことになった。
その帰り俺はお化け屋敷に遭遇した。
「確かに突然現れた幽霊みたいな遭遇の仕方はしたけど、私は遊園地のアトラクションではないわ。私の名字は更識よ」
「失礼噛みました」
「違うわざとよ」
「……かみまみた!」
「わざとじゃない!?」
「神は言っている」
「え!?なにが、何に対して!?」
一連のルーティンを終えると早速聞き出してみた。
「会長はまた抜け出しているのですね」
「違うわよ。お願いに来たのよ」
「何ですか、お願い事って?」
「生徒会に入らない?」
「生徒会?俺にハーレムを目指せとでも?」
「違うわ」
「下ネタしか言わない生徒会長や書記をツッコめばいいですか?」
「そもそも君はボケでしょうが!そして違う!」
「どっかで戦争発言をする副会長やや卑猥物を隠している生徒会長をとめればいいですか?」
「全然ちがーう!そもそもうちの生徒会を何だと思っているの!?」
「痴女と眼鏡の人とダボダボがいる奇妙な一行?」
「エジプトには向かわないわ!」
「それでは用事があるので帰ります」
「まだ終わっていないわ!」
「もう、わかりましたよ。大方秋二には断られて、タツミは軍所属ですからね、シャルルは今年度一杯は会社の方が忙しいと言ってましたしね。そこで俺なんでしょう。たいした後ろ楯がない男ならってとこですか?」
「さすがね。どう?」
「別に俺でなくてもいいでしょ?女子生徒からは取らないのですが?」
「ま、まあ、色々ね」
「まあ、断りますよ」
「え?ど、どうして?」
「理由は面倒いから」
その場を後にした俺。こっちだって、やることがあるからね。
SideOut
そして、IS学園祭前日祭。
生徒自身が楽しむため色々な催しをする。
そんな中、秋二、キセツ、シャルロット、ユウキたち四人は講道館横の倉庫にいた。
「いやあ、急にバンドやりたいって言っちゃって」
「うんうん、気にしていないよ」
「にしても、当初のメンバーがね」
本来は秋二とキセツはいなかった。なぜ、急にやることになったのか。それは……。
「兄ちゃんたちこんな時に緊急点検があるとか聞いてなかったよ」
「だけど、なんでなのかな?」
「なにが?」
「今までだって異常とかなかったのに」
「帰ってから聞いたらいいよシャル」
そんな二人を余所に最終チェックをする二人。
ベースはキセツ。ドラムは秋二となっている。
「よし、様にはなっているな」
「うん、久しぶりに握ったからな」
「よーしぃ、じゃあ楽しんでいこう!」
「「「おう!!」」」
各々楽器を持っていき、ステージに立つ。
ステージの明かりが暗くなった。
ドラムスティクを鳴らしたと同時にドラムとベースが前奏を奏で始め、ピアノ、ギターが一斉に鳴り、猛々しい音が講道館内に響きだした。
ユウキがマイクに口を近づけ、歌い出した。普段の声とは違う強い声色を出し、生徒教師を魅了する。
歌詞を聞きながら何故か二人の少年が少女を救うために必死に戦う姿を浮かび上がってきた。
そして、今よりも強い声でサビを歌う。それに合わせるかのように楽器を響かせていく。
ギターとドラムの音で一曲目が終わった。
「いきなり始めてしまってすいません!僕たちの演奏はどうでしたか?今歌った曲は『ADAMAS』です。
では、時間が短いですが、軽く自己紹介を。まずは僕、ギター担当のユウキです!」
軽くギターを弾く。
「どうぞよろしく!つぎはベース担当、キセツ!」
低音を鳴らして、終わらせる。
「ありがとう!次はピアノ担当、シャルロット!」
全員が知っている曲を弾いてアピールする。
「精一杯やります!」
「うんうん、いつもありがとうね!最後はドラム担当、秋二!」
巧みなドラムとシンバルを鳴らして決める。
「いい音だね。次も頑張って行こうね!この四人でやっていきますので短いですが、楽しんでいってください!次の曲は……」
前夜祭はまだまだこれからだ。