とある人外共の生き様   作:葵・Rain

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 お久しぶりです。昨日投稿しようとして忘れました。
 今回はフォース編です。
 ではどうぞ!


光り輝く盾 Ⅰ

 EXタイラントの撃破から2カ月が経過しようとしていた。

 IS学園襲撃事件があったばかりであるが、防衛軍でも一つ大きな問題が上がっていた。

 ウルトラマンフォースについてである。過去6回出現し数多の怪獣を倒している。人類は怪獣、異星人との敵対や親交、共存が行われていたが、そこにウルトラマンフォースという第三の勢力が現れた。

 防衛隊全体では接触を図り共存もしくは協力という穏健派、問答無用で怪獣、異星人ともども攻撃するタカ派に分かれていた。

 本日もその会議に神田清志も参加していた。

 日本支部のみウルトラマンとの接触しているためである。

 

「以上のことを言いますと、ウルトラマンは四つの形態があると判明しました。お近くの資料をご覧ください。そこに書かれていることはすべてとは言えません。引き続きこちらから接触してみます」

「彼は私らの味方とは言えないが、敵とも言えないわけか」

「いや、そう言っている場合ではないだろう。現に富士山では、小規模で揺れが起きているんだ。ウルトラマンが関係しているぞ」

「まだわかりませんが、こちらでも引き続き調べています」

 

 進まない問答が1時間過ぎたころに解放された。神田はゆっくりと指令室へ向かって行った。

 

「(彼は私たちの味方か敵かか。そんなのはどうでもいい。彼は何か使命を帯びていると思う。なら、私は私がすべきことを行うまで)」

 

 ウルトラマンのことを考えながら前へ進んでいた。

 


 

 ウルトラマンフォースとの一方的に分離された紺野進太郎はシュタインにフォースのことを問いただしていた。

 

「やはりあの姿になったのは暴走ではなく力を求めてしまったためか」

「たぶん。フォースを落ち着かせる方法はないのか?」

「ない。そもそもあの研究は失敗していたんだ。そもそも生物を一から生み出すのは違うのだ」

「だが、成功しているぞ。そもそも異星人の中でもトップクラスに頭がいいあなたが言うのだからそうかもしれない。しかし、成功例がいる」

「……進太郎、私が行っていたのは肉体の構築ではない。魂の構築なのだよ。ウルトラ一族という種族は彼ら自身から言っていたが人工太陽のおかげであの姿の身体的特徴を持ったんだ。そんな生物を一からそれも魂の構築から始めているんだ。魂の捉え方は人それぞれだ。私は光の心と闇の心を合わせれば生まれると考えていた。光の存在であるウルトラ一族、ウルトラ一族に似た闇の巨人を合わせるというより欠点を補うように合成されると考えていた。そして成功した。だが、目を開けることはなかった。経過観察として見ていたが失敗した。そのため破棄した。

 私自身は少々頑固でね、もし彼が目覚めることがありえると思い、君たちの世界に行き怪獣を封印するようにとメッセージを残し、ピンチの時にそれに対応した武器を作っていた。だが、私が作ったもの以外が出るとは予想外だった」

「予想外?」

「フォースには基本形態のベター、近接戦闘特化のエッジ、遠距離戦闘特化のガンの二種類だけだ。仮にあの姿を名付けるならダークだね。闇にすべてを委ねる暴走形態といったところだが、生憎暴走はしていないことが救いだね」

「とにかくだ。救うにはどうすればいい?」

「単純な戦闘能力はウルトラ一族また類似する一族が三分前後、またはそれ以上に戦えるし、エネルギー消費が激しいためそれ以下になるときもある。彼がエネルギー回復のためいるとしたら太陽に近い所だろう。それになぜかこの国もしくはその周辺しか怪獣が出現しない。それを踏まえている場所は」

「富士山」

「ご名答。そして救う方法は正直君にはないと言おう。あえて言うが私もこの基地の皆も全人類もだ。それを踏まえてどうする?」

「行くさ。俺が家族以外を救おうと考えているのは助けられたし、相棒と思っているから」

 

 進太郎は荷物を纏めて駐車場へと向かった。

 その姿をシュタインは遠目で見ながらコーヒーを入れていた。

 

「果たしてうまくいくかな」

 

 彼はパソコンのファイルからあるデータを取り出した。

 そこに映っているのは盾であった。

 

「闇があるんだ。なら光を具現化することだってできるはずだ。待っていろ二人とも」

 

 そのデータを入力し始めた。

 


 

 異次元空間に存在する研究室には吸血鬼のイメージをした異星人、バット星人のマッドが富士山の図解を表示していた。

 

「ふふふっ、これでこの怪獣は復活しそのまま星、いや世界ごと破壊できる」

 

 富士山の火口に三つの柱が立っている映像が映し出された。そこに黒い靄が漂っており不気味な光景が映っていた。

 

「さて、時間まであと少しだ。こちらも準備しないとね」

 

 マッドの手にはEXタイラントと似た黒い姿の怪獣の人形と拳銃型のアイテムを持っていた。

 

「あんな出来損ないがいたんだ。こちらも最大の支援を持ってね」

 

 目を光らせながら研究室を後にした。

 画面にはタイマーのカウントが無くなっていっていた。

 

「さあ、はじめようじゃないか。破滅への始まりを!」

 

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