とある人外共の生き様   作:葵・Rain

116 / 116
 あけましておめでとうございます!
 20日空けてからの遅い挨拶です。
 今年も遅い更新ですが、よろしくお願いします。
 では、どうぞ!


人外3 完

 蘇ったEXタイラントとの戦闘から遡る。

 獣のごとく荒い喧嘩殺法を繰り出す白いフォースの攻撃を汗一つ流さずに受け流している進太郎。

 その光景は子供のじゃれつきをうまく宥める父親のようだった。

 不意に進太郎は白いフォースにある疑問を投げかけた。

 

「君はフォースの別人格って認識でいいのかな?」

『少し違うかな?』

『ソウダナ、オレタチハ、ベツノニクタイカラアワサッタモノ』

 

 黒いフォースが答えだした。進太朗は自分が以前見た記録が当たっていると確信した。

 

『モトハシンダソンザイ、ト、ツクラレタソンザイ。オレタチガ、アラタナニクタイヲエテ、イキヨウト、カッテダロ』

『今度は僕たち二人が肉体の所有者を決めるんだけどね』

「事情はわかったけど、はいそうですかって言えるほどひとはできていない。今の体はフォースがいるから殺させはしない」

 

 殴ってきた拳をスレスレで交わし腕を掴み、背負投で投げ飛ばしたあと、関節を外した。

 さらに顎に向けて蹴りを放ち一撃を決めた。

 

『こふっ!?』

 

 白いフォースは気絶した。

 進太郎はフォースと戦っている黒いフォースへ行こうとしたが、見えない壁にぶつかり行きことができなかった。

 黒いフォースと対峙しているフォースは冷静さを取り戻して距離を空けている。

 ついに動き出した。頭部のフォースラッカーを投擲した。だが、相手も同じだった。両者のフォースラッカーがぶつかりあい戻ってきた。

 フォースは掴み、走り出した。黒いフォースは頭部に戻し、ベターロッドを取り出し構えながら走り出し、突き出した。それをフォースラッカーで受け流しながら首に一閃、しかし戻したベターロッドでギリギリに防がれたので離れて、エッジブレードを取り出し二刀流で再度攻勢に出た。

 黒いフォースはガンアローを取り出し、フォースラッカーと合体させ、クロスボウに変化させた。

 クロスボウから発射される無数の黒い光弾がフォースに向かって行く。エッジブレードとフォースラッカーの二本で防ぎながらも打ち返していく。

 エッジブレードに炎を纏わせ、フォースラッカーには青い波を纏わせx字の斬撃を放つ。続け様にエッジブレードとフォースラッカーを合体させて黄色の雷光が纏わりつき再度放った。

 ガンアローに毒々しい紫色の矢じりが大きく形成されていく。3発の斬撃が当たる目前、それは発射された。

 接触した際の爆発の衝撃が進太郎の方まで届いた。辺りは土煙で覆って見えなかったが、その中から青い光線が見える。

 強制的に土煙を晴らすように黒い斧が現れた。黒い靄を纏い黒い斧を持った巨人、黒いフォースが赤い斬撃を横一線に薙ぎ払われた。土煙から飛び上がる影、フォースガンを持ったフォースは素早い動きで黒いフォースを撃っていく。攻撃は当たっているが微動だにしない。

 黒いフォースは無数の斬撃を放つ。素早い動きで躱していくが斬撃の回数は増えていく。そして赤い斬撃の一撃を受けたフォースはぶっ飛んでいく。

 

「ハア、ハア、っ!?」

『コンナモノカ』

 

 片膝で睨みつけているフォースの目の前に立ち、ダークアックスを振り下ろそうとしている。

 

『シネ』

 

 フォースは顔を守るため最後の抵抗で腕でカードをした。ガギンっと振り下ろすダークアックスを受け止めた音がした。腕をどけるとダークアックスを持っている進太郎がいた。

 

「し、進太郎!?」

「フォース、大丈夫か?」

 

 つらい表情をしているが人のことを心配する進太郎。

 

『キサマ、ドウヤッテトッパシタ?』

「わからない。けど俺が行かないといけないと思ったらこれが出てきて壊すことができた」

 

 フォースに顔を向いた進太郎。つかさず拳を握り頭を殴った。

 

「フォース。グタグタ考えるのはやめろ」

「しかし進太郎私は君を戦いに巻き込んだ!なのに手を差し伸べる!?」

「お前がきっかけなのかもしれない。だけど、最後まで付き合うと誓ったぞ。」

『ハナシハオワッタカ?』

「フォース、あの姿になるぞ」

「しかし、あれは暴走するぞ」

「俺を信じろ。それに対策してきてないわけはない」

 

 突き出された拳を打ち合うと二人の姿はフォースダークにかわった。

 しかし、その瞳は赤から白に変わっていた。握ったダークアックスを振り下ろした。

 空間が裂け、その場にいた黒いフォースごと切り裂いた。

 

『オミゴト』

『うへぇ~はでにやっちゃったね』

 

 黒い粒子を裂傷から零す黒いフォース、白い体を薄くなっていく白いフォース、姿をフォースベターに戻したフォース。

 

『私はもう間違えない』

「あと、ありがとうな」

『ナンノコトカ?』

「気にするな。フォース、闇は心の中に常にある。だけどそれもお前だ」

『わかっている。そしてこの二人は私。私というもう一つの心』

『ノマレルナヨ。オレタチハツネニイル』

『わすれないでいまからきえるぼくたちを』

『いや消えない、消させない。君たちは私の中にいる。共に背負っていく。私はウルトラマンフォース(四人で一人)だから』

 

 白と黒のフォースはフォースの体の中に入る。

 進太郎の姿に戻ると左腕には赤と黒と銀のブレスレットが身につけられていた。

 

「フォースいくぞ!」

『ああ、進太郎!』

 

 フォースレットから赤と黒の人形を取り出し、先端と足裏を接触させる。

 

フォースダーク!フュージョンアップ!

 

『ドゥワ!』

 

 フォースダークに変身し、出現したEXタイラントを倒すために飛びたった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。