織村千冬誘拐事件(と言っても警察沙汰ではない)が起きて数週間が過ぎた。
呉が通う藍越学園では学園祭の準備をしていた。
呉がいるクラスでは出し物を決めていた。
「では、僕たちのクラスで出し物をします。なにか意見ある人はいますか?」
「迷路はどうですか?」
「いや、定番のお化け屋敷でしょ」
「フフフ、貴様らメイド喫茶がよかろう。それにしよう」
「バカ一名います」
「メイド喫茶ならぬコスプレ喫茶はどうだ?」
「食事処はどう?」
「eto.eto」
話が纏まらないな。あ!ども、皆さん那琉です。久しぶりの俺side。なんか、ワクワクスンナ。それよりも案がこんなに一杯。俺感激だよ。しかーし!俺はクラスの出し物に参加できないのだ。理由は生徒会の仕事でね。それより今出た案を纏めると……。
メイド喫茶 私がご主人!
脱出迷路 ニゲロ!
コスプレ喫茶 秋葉原
お化け屋敷 あなたその顔ちょうだい
食事処 飲兵衛
写真館 秘密の覗き部屋
ウェディング喫茶 人生の墓場
中華喫茶 ヨーロピアン
SM喫茶 躾てあ・げ・る
格闘マッチ 異種格闘技デスマッチ!
喫茶 ハゲの里
など……ナニコレ?
「意見出たかーって、なんだよこれは」
「あ、先生の意見は」
「とりあえず、金を巻き上げるとこな」
喫茶店 ヤクザ
「誰がそんなの書けといった!確かに言い方が悪かったな。収入が得られるのにしろ」
食事処 ブラック企業
「よし今出た案から絞ろ」
ザワ、ザワ
「多数決の結果からコスプレ喫茶に決定するよ。いい人は拍手で」
あーだる。コスプレ喫茶の決定したが、次はメニュー決めになった。
オムライスやフライドポテト、ケーキなどの洋食、鯖の味噌煮や和菓子、炊き込みご飯などの和食、ラーメンやチャーハン、ホイコウロウなどの中華eto。
「はいはーい!執事セットはどう?」
「メイドセットもいいと思う」
「人間盛りはどうですか?」
「分けるなら、百合と薔薇で」
「正午のお茶、昼ドラと共にはどうだ?」
なぜだ?なぜ、危ない単語が書かれているんだ?これはヤバい。実にヤバい。
「案が集まったので、実際に作れるものに手を挙げて」
なぜ、委員長は気に止めないのだ?
「では、決まったので解散」
終わった。
出し物を決めがすごかったな。今、生徒会室にいます。
「では、各クラスで決まったものを提出してください」
レオに仕事している間、生徒会メンバーを言おう。
まずは、生徒会会長のレオ・M・インファント。
次に副会長のバトラー・M・インファント。
書記の阿蘇翼。
その補佐の針山烈。
会計の三年生の波佐見愛伊
その補佐の獅子王那琉。
会計監査の三年生の渦巻龍馬
その補佐の王鈍樹《おうどんき》。
以上このこの八名で活動している。
んで、今回のお題は、各クラスの出し物を確認、生徒会主催の出し物決めや前夜祭と本祭の内容など。
「企画書のコピーお願いね」
「へいへい」
「じゃあ、コピーしている間、猪木先生例の剣をお願いします」
「OK」
この人は猪木吾朗。三年部の学級担任で生徒会顧問。担当教科は物理と化学。
「では、学園祭の警備は例年通り風紀委員会と合同行います。ですが、今年はテロリストがくる可能性があるので、皆さん気を引き締めて行いましょう」
「先生、テロリストってどういうことですか?」
「そうですね。まあ、遭遇したご本人たちから聞きましょうか。ね、那琉くん、翼くん、烈くん」
「では、僕から話そう」
ここでは初めましてか。僕の名前は阿蘇翼。烈と那琉とは中学からの腐れ縁だ。
では、今から一週間前の話だ。
その日は休日だった。だから、家でゴロゴロしていた。極々普通の平和な時間を自堕落に過ごしていた。しかし、僕の安眠が妨害された。一通の電話のお陰で。
『おはよう、阿蘇翼くん』
「どちら様ですか?」
『私はとある組織でテロリストをしているものだ』
「そういった電話は迷惑です」
ガチャ、と切った。
すると、また、電話が鳴った。
『君ね、最後まで人の話を聞きなさい!』
「いや、だって迷惑だし」
『まあ、いいですか。それよりも君の家に爆弾を仕掛けた。逃げるなら今のうちですよ。では、後日』
と切られた。
まあ、その時は気にしていなかったのでな。そのまま、台所に立って昼食を食べようと思ったとき……。
「家が吹っ飛んでいた。幸い、家族が出掛けていたお陰で被害は僕のみだった」
「で、いまどうしているの?」
「烈の家にお邪魔していたが」
「次は俺の家がミサイルで粉々になり、那琉の家で世話になったが」
「俺のアパートが火事に合い、俺らは呉の家でお世話になっている」
「それで今朝、こんな手紙が届いた」
〈獅子王那琉くん、針山烈くん、阿蘇翼くん。こんにちはあなた方の家を壊したテロリストです。大変、申し訳ないですが、藍越学園祭に私たちが襲撃しに参ります。狙いは教えません。ですが、それなりの準備をしてください。では、当日に。
亡国企業 トリガー〉
「ずいぶん、ご丁寧に」
「まあね。けど、犯人の狙いがわからない」
「ああ、けどトリガーに会った奴ならわかる」
「誰?」
「芹沢呉」
「彼が!?どうして会っているの!?」
「呉のダチなのか?ソイツがダチを助けてくれとお願いされたけど」
「アイツ助けなかった」
「なら、どうして会ったと言えるの?」
「そりゃあ、ソイツのダチを拐った奴から、呉の臭いがしたからな。それとわずかながら放射能と火薬がソイツの体に付着していたからね」
「……よし、みんな明日風紀委員会と話し合いましょう。では、解散」
「ただいま」
「お帰りなさい、マスター」
「ヤッホー、ごーくん」
「お邪魔してます」
「少年、お邪魔してます」
なんか増えている。と感じさせられた俺がいた。つうか
「なんで、あんたがいるんだトリガー!」
学校で溜まった思い
「ふ、すまないね。君の友達の家に色々やっちゃたからその挨拶回りにね」
「やっぱ、お前が犯人か!」
「ハハハ、すまないね。毎度毎度、調整が出来なくてね」
「本当、なにやってんだよ」
「まあ、彼らが帰ってきたら話そうと思ってね」
「なにをだ?」
「少年の学校を襲撃するってことさ」
「なにそれ!面白いから束さんもやっちゃおう!」
「束頼むから厄介ごとはやめてくれ」
「マスター、一緒に、そ、その学園祭を、ま、回りませんか!?」
「お前ら、何行く前提の話になっているんよ!そして、襲撃するってどういうことだ?」
「いやはや、襲撃するって言うのは、その学園にいる一人の生徒会の誘拐さ」
「何、バラしているんだよ。その事を」
「って言うのは冗談。その手紙間違いだからさ」
「ってことは、学園上層部はその対策に終われているんじゃ」
「そうさ。いや、部下のミスで他の方に迷惑をかけてしまって」
「それについて謝るのか?」
「いや、違う。私たちではないということさ。正確に言えば私たちの部隊は参加しないということさ」
「どういう意味だ?」
「少年の友達が帰ってきてから話そう」
なんか次回予告行けそうなのでこの二人にやってもらうぜ!
「ども、皆さん。本編では、名前のみにしか出ていない一夏と」
「○○、親になる、で一夏父さんの息子の稲妻です」
一「藍越学園祭当日。生徒たちが楽しくやっている中、テロリストが襲撃!」
稲「その危機に立ち向かう生徒会と風紀委員会」
一「テロリストの狙いは…転使!?」
稲「次回、テロリストの襲撃と転使誘拐とミュータント(前)」
一「なんか、予告通りになるのかな?」
やって見せるぜ!