未だボスにいけない。強くなりてぇ!
私、更識簪という人間の姿を一言で言えば、搾りカスだろう。そう感じたのは、物心がついた辺りだろ。
私には兄と姉がいる。二人とも優秀で、何事も上に立つ。私もその二人に憧れて努力はした。二人のようになりたいと。しかし、なれないとわかった。
次第に二人の一歩後ろにいるようになり、勉強や鍛練が足りないだけで私を差別する人が出始めた。
当然、二人は私を気にかけてくれた。けど、そうしてくれたのは小学校まで。
心配はしてくれるが、同情はしてくれない。同情してくれないのはわかっていた。けど、心配してくれたことだけでも嬉しかった。ただ、あの事がなければ。
更識楯無襲名争い。
争いと言ってもただ、三人で三つ巴の決闘をするだけ。
私はやりたくないと言った。なのに、兄と姉はしきたりだから、たったそれだけの理由で私も参加させた。
結果は惨敗。体力で劣る私が兄と姉に勝てるわけがない。なのに、バカにする。クズやカス、面汚しなどと言われた。
しまいには姉に、一生そのままでいなさいと言われる始末。
そして、私は逃げようとした。だけど、襲名した兄に、裏切り者と言われた。
一番信頼していた二人に裏切られた。そして、逃げ出した。
遠くへ行っても直ぐに見つかり、連れ戻された。それを何度も何度も繰り返しているうちに、お仕置きと言うなの暴力も加わった。
私は諦めなかった。幸い、二人より優れているハッキングで、どこへ行けばいいのか、いつ出るのかを考えた。そして練るに練って、行動に移した。
そして、上手くいっているなか、予想外な出来事が起きた。
怪人の襲来。私はそれを使って、死んだことにすればいいと考え、動けるだけの血を抜いて部屋にばら蒔いた。
そして逃げた。遠くに見つからない場所へ。私を知らない人がいない所へ。
だけど、甘かった。私の体にGPSが着いていたらしく、それにより見つかった。
ここで終わりかと、思ったとき私は声に導かれた。
『そのまま落ちて』
その声を聞いて、家に戻る位ならと橋から落ちた。
そこからの記憶はなくて、私はあの路地裏でクロノさんにあった。
「ねえ、簪ちゃん」
「……なんですか?」
「よーく聞いて。私と暮らさない?」
「え?」
「えっとね。私と家族にならない?」
「え?あ、あの……」
「返答はいつでもいいよ」
「あ、はい……」
あー、テステス。
「出番長すぎだろぉぉぉぉぉ!」
いきなりですまない。俺の名前は坂本イザナギ。最後にあったのはプロローグの時か。
今の状況をさらっと言うと、どうやら拉致監禁されているかもしれない。
ドアは鍵がかかっているから開けられない。まあ、壊すからいいや。
ベットの上に銀色のアタッシュケースが置いてある。
開けると、ベルトみたいな物と果実を模様した錠前が何個か、それと手紙があった。
読んでみると。
転生特典四つ目がそこにある戦極ドライバーとロックシードじゃ。
使い方は戦極ドライバーを腰に着け、ロックシードの錠前を開ける。ロックシードを戦極ドライバーの窪みにセットして、錠前を締める。刀のマークがついたのを降ろすと変身できる。その名も〈仮面ライダーフィフティーン〉。
まあ、試しに変身してみな。
P.S.お前がいる世界には他の転生者や転使がいるから気をつけてな。
なお、この手紙は読み終わり五秒後に爆発し、部屋が開きます。
え?これマジ?マジなのか?アジなんですか!?ハッ!いけないいけない。ともかく変身だ!
えーと、確かこれを腰に……お!んでこれを開ける。
〈フィフティーン!〉
んで、これをセットして。
〈ロックオン!〉
レバーを降ろす!
エレキギターの音と共に空から骸骨をもようしたのと合体!
黒を基本とした、骨の所が銀色になっている。これが仮面ライダーふぃふt〈ドガーン!!〉爆発早いわ!改めてこれが
仮面ライダーフィフティーン!〈バゴーン!!〉
ん~、いいね。いかすね。さてと今の状況はっと……。
「……仮面、ライダー?」
目の前に水色の髪の少女がいた。
うん。います。いますね。はい。…………
『ここは君の部屋かね?』
「い、いえ。ち、違います」
やっちまった!?どうしよう!?どうしよう!?
「あ、あのう。お、お茶飲みます?」
『あ、御願いします』
変身を解除したイザナギとお茶を持ってきた簪が座っていた。
「…………」
「…………(気まずい)」
明らかに不法侵入?をしたイザナギ。何か言い訳を考えているのだが、見つからない。
簪は目の前にいるイザナギを見つめていた。イザナギが簪の憧れるヒーローの一人仮面ライダーに似ていたから。
(話を切りだそう)
「「(……)あ、あの……。(……)そっちからどうぞ……」」
「じゃあ、俺から。俺の名前は坂本イザナギ。あんたは?」
「……私は簪。よろしく。それより坂本さん」
「普通にイザナギでいいぜ。同い年だしな」
「……うん。イザナギくん。あなたは仮面ライダー?」
「うん、まあ。そうさ。仮面ライダーさ」
「…………」
「あの~簪さん?」
「……イザナギくん」
「はい」
「私を守って」
「……え?どうゆうこと?」
「実は私「見つけだぞ簪!」!?」
「に、に、ニンジャ!?」
「さあ帰りますよ!
「は、離して!」
「あの~状況が読めないんだが……」
「部外者は黙っていろ!」
プツンっと何かが切れる音が聞こえた。
「へぇ~いいんだぁ~」
「なにがだ?」
「質問に答えなくて」
「だから貴様何をいっていr「迷惑なんだよ!」グホオォォォォォォ!?」
ニンジャを片手で上から投げ落としとした。
「……?」
「簪」
「ひゃあ!?」
「理由を聞かせろ」
「う、うん」
簪は話した。家のこと。家族のこと。自分のこと。
「そうか……いいぜ。お前を守ってやる」
「ほ、本当?」
「ああ。ただし」
「ただし?」
「俺の衣食住を提供してくれれば」
「……わかった。何とかしてみる「話は聞いたわ!」クロノさん!?」
「誰?」
「この家の主よ。それよりも二人のそれ私に宛があるのよ」
「宛?」
「そう。条件はそこで働くことよ」
「俺はいいが、簪は?」
「……私も御願いします」
クロノの紹介でそこに住むことになったイザナギたち。そこで待ち受けているものとはなにか。
「場所は?」
「すぐ近くにある食堂よ。オープンは来週だからその為に色々と準備をしているのよ」