「………ここはどこだ?なんでこんなところにいる?」
俺は帰宅途中でその後………思い出せない。
「気がついたかね」
「あんたは?」
「ワシかい?ワシは「この方はあなたたちで言う神様ですよ」グスッ」
「いや、落ち込まないでくださいよ。先に台詞が取られたからって」
俺の目の前でメンタルの弱い爺神様と部下であろう少し苦労人?の天使がいた。
「すみません。この神をほっといて、まず貴方には謝罪しなければなりません」
「はあ」
「実は貴方は死にました」
「………え?」
目の前の人に死にしましたって言われた。マジかよ。
「死因は?」
「あら、落ち着いていますね」
「いいから」
「ハイハイ。死因は鈍器による出血死。犯人は逃亡中」
「そうかそうか。本当に死ぬ予定だったのかそれともそちら側の不手際か?」
「両方です」
よし、殴ってやるといきこんでいたのに。まさかね。
「実は貴方は急性で死ぬ予定だったのですが、どっかのバカが書き換えたので「そうかそうか。では誰かな?」!?」
おっと、落ち着け落ち着け。殺気が漏れ出しているな。
「え、えっと………」
「まさかわからないとかじゃないよね?」
「ヒィ!?あ、あああ………」
「おい聞いているのか?」
「そこまでにしなさい」
「アァ?やっと来たか」
「ああ。さすがに部下がこんなになるまでほっとおくとな」
その瞬間、あの爺神の殺気が強くなった。おもしろい。
「なあ、俺を殺した奴わかるか?」
「わかると言ったらどうする?」
「さあな、ただ、俺はそいつを殺す。それが神であろうがな」
「………おもしろい。おもしろいぞ少年」
「そりゃあありがとよ」
なぜ、話を逸らそうとしているのか気になる。
「では、少年、願いを5つ言いな」
「ああ。1つ目は俺を殺した奴を教えてもらう」
「それは願いではないから無効だ。ただ、殺人者は 連れて来ているぞ」
俺の目の前には手錠と足に重い鉄球を付けた奴が俺を殺したのか。確かに、コイツはクズだな。しかも、俺に散々文句言ってきた奴か。
「そりゃ、俺にボコられる度胸があると言うことだな」
「………」
「どうした?声が出てねぇぞ」
「………」
なにも反応しない。目が死んでいるがここは死の世界の一歩手前のはず。なのにそこには魂がないみたいだ。
「いかん、そいつから離れろ!!」
「っ!?」
「グオォォォ!!」
いきなり、そいつは二メートル以上の化け物になった。そいつは某生物ウイルスの生物兵器のタイラントと似ている。
「おい、1つ目の願いいいか?」
「なんじゃ、忙しい時に!!」
「生前の身体能力だ」
「はあ?こんなのでいいのか?」
「ああ、早くしろ!!」
「わかったのじゃ。ほれ」
身体に力がみなぎってきた。これならいける。
「ハァー、ハァ!」
タイラントの腹に近づき、パンチとキックなどの体全体を使った。意外にも奴にはダメージが通っている。だが、あと1つ足りない。あの頭を壊すなにか。
「下がってください」
そこに現れたのは鎧を着た天使だった。
「ハァァ!」
腰から抜いた剣で斬り始めた。その華奢な体を生かして、ヒット&アウェーを繰り返している。だが、それでも足りない。そこへ。
「出来たぞ。二人とも離れろ」
爺神が杖で魔法かなにかを使った。その瞬間、タイラントの身体が爆発した。
「何とかなったの」
タイラントを倒した後、俺は残りの願いを言った。
「じゃあ、2つ目は能力の向上、3つ目は記憶力を上げることだ。4つ目はそちらで決めてください。5つ目は未定で」
「それでいいか?」
「ああ」
「では、行ってこい」
「行ってくるぜ」
俺は渦潮みたいなところへ飛び込んだ。新しい人生か。どんなものか楽しみだな♪
「行ったか」
「なんかいい忘れたことがありませんか?」
「………あ!思い出した」
「なんですか?」
「他の転生者と転使のこと言ってない」
「………どうします?」
「4つ目の願いと共に手紙に伝えておけ。多分大丈夫じゃ」
「それはなぜ?」
「転使の能力が効かないと思うぞ」
「え?」
こことは違う場所
「ワッハッハッハ、これが俺の新たな肉体か」
この男はとある人物の体に憑依した。その人物は肉体はあるが、魂がなくなった状態。その人物は死んだとなっているが、憑依した場合はそうはならない。
それはその人の魂が、その人の人生が終わったから。そこに別の魂が入っても入った魂はその人生を生きる。
「これでハーレム作り放題だ!」
こう言った奴ほど早死にするけど。
違う転生の場では
「こうゆうのだけどいいかな?」
「まあ、いいんじゃね?」
あまりにもやる気がない神だ。彼はこういった仕事は得意ではない。
「だったら、こうするならこうゆうのがいいんじゃね?」
しかし、自分がおもしろいと思う者にはとことん付き合う。
某総合病院。
そこには双子が産まれた。
「元気な男の子と女の子が産まれましたよ」
「あなた」
「ああ、よく頑張った」
産まれてきた双子は転生者だ。神様転生じゃなく、れっきとした転生、輪廻転生でだ。
方はある都で暗躍し最後は民を守った殺し屋。
方はゲーム世界最強と言われ、大切な仲間と無事合流しこの世界に来た剣士。
「お名前は決めましたか?」
「ああ、男の子方はタツミ、女の子の方はユウキです」
さあ、役者は揃った。この物語の始まりだ。
これでプロローグは終了とします。
次回から設定と人物紹介をします。