「入学おめでとうございます」
保護者代理としてここにいるのだが、長い!
早く終わらないかな?つうかこの二人は大丈夫だと思うけど……ん?あの先生変な目つきしやがっている。
しかし入学式か。最後にやったのは……小学生の時か。そん時の記憶はある、か。
しかし、服装の乱れている少年がいるが、停学確定か?
それよりも仕込みしないと、昼食が間に合わない。
俺のクラスはここか。
しかし結構な人数がいるな。
それよりも簪といっしょか。話す相手がいるだけでもうれしいぜ。
そう言えばマドカとクロエはどこにいるんだ?
「それでは皆さん入学おめでとう。一年C組を担当することになった猪木吾郎だ。趣味はプロレス観戦だ。みんなよろしくな」
熱血漢な先生だな。
「廊下側から順にな」
始まったか。そう言えば、俺の戸籍って大丈夫なのか?神様が準備していたか?
と、とにかくだ。そんなこと後でいいから、早く終わらないかな。
次は俺か。
「坂本イザナギだ。よろしく」
こんなんでいいか。さて、次は簪か。そう言えば簪の苗字はなんだっけ?
「龍間簪、です。よろしく」
うん。クロノさんの苗字か。あの人が保護者か?
「帰るぞ簪」
「うん」
HRが終わり、食堂へ帰る道で黒い服装の男性に声を掛けられた。
「ねえ、君たち来良学園の生徒?」
「はい、そうですが」
「ふ~ん、名前は?俺は折原臨也」
「俺は坂本イザナギ。そっちは」
「龍間簪です」
「イザナギくんと簪ちゃんね。よろしく」
「よろしく折原さん」
「君たちは最近池袋に来たね」
「!わかるんですか」
「まあね。ここ池袋と新宿行き来するし、ここに住んでいたしね」
「そうですか。じゃあこれで」
「うん。またね」
イザナギくんが受け答えしていたからよかったんだけど、なぜかあの人、折原臨也さんに恐怖を抱いた。
底が見えない闇があるような気がする。あの人とは必要最低限かかわらなことにしよう。
「三番テーブル豚しょうがごはん大盛り!」
「十番テーブル醤油ラーメン大盛り!」
忙しい!本当昼だけでもいいからバイトを雇いたい!
「醤油ラーメンできたぞ!」
「生姜焼きできた!」
「五番テーブル牛丼大盛り!」
「二番テーブルハンバーグ定食!」
うおおおお!
「牛丼できた!」
「ハンバーグ定食できたぞ!」
「勘定!」
「豚の生姜焼き定食ごはん大盛りで千五十円です。ちょうどです。ありがとうございました」
「三名様席にご案内」
「いらっしゃいませ!」
『ドガアアアン‼』
「なんだ!?」
いきなり何かがぶつかった音がしたが。
『いーざーやーくん!』
人の声が聞こえるが、ん?イザナギと簪がなんか話しているが。
「すまない。少し持ち場を離れる」
「おい、どこ行こうとしている一夏」
「見てくるだけだ」
一夏が出て行ったが、何をする気だ?
「ぎゃあぎゃあ、うるせえぞ!」
「ん?ああ、すまん」
「すまんって、警察もいらん!」
「あ~しずちゃん。何やっているの?」
「お前のせいだ!臨也!」
「う、うわあああ!?」
あ、殴られた。早く救急車呼ばないと……。
「文句はねえよな!」
あ、悪魔だ!なんて形相してやがる!
「君たち早く逃げろ。そこの路地に店あるからそこに掛けこめ」
「あ、ありがとうございます。行こう!」
「う、うん」
よし、その間にあいつと元凶を潰さないとな!
「じゃお疲れ!」
「あ、逃げるな!」
「逃がさねえよ!」
な、なんてやろうだ!?自販機持ち上げて投げるな!
しかもあの黒人受け止めたし!
「サイモンてめえ!」
「シズオケンカヨクナイネ」
「うるせぇ!」
止めるか。
「まあまあ、落ち着けよ。しずちゃん?」
「誰がしずちゃんだ!?って、一夏?」
「こっちは客にあたるかとおもうと怖かったんだからやめてくれよ」
「しかし」
「いいから店で包帯巻くから来い」
「おお」
「いらっしゃいませ!席はカウンターでもいいですか?」
「はい」
「ご案内します。ご注文がきまりましたら呼んでください」
入ってきたのは俺らと同じ来良ね。
さっさと運ばないとな。
静雄を手当てして、店に戻ると先ほどの来良の生徒がいた。
「三人とも怪我ないか?」
「は、はい。ありがとうございます!」
「いいっていいって」
「決まったんで注文いいですか?」
「どうぞ」
その夜、二階の居間に一夏、弾、数馬、簪、イザナギ。
「さてと言うのが遅くなったが、俺らは三人はこことは違う世界から来た人間だ」
「違う世界?」
「そうだ。イザナギもだろ?」
「……はい。俺は転生者とよばれているらしいです」
「そこら辺は知っていたわ。まあ目的はそれぞれだが、その分危険なことがある。どうする?」
「私は……」
「答えだすのはあとでいい。しっかり考えてみてくれ」
「……はい」
「それと簪、お前に姉もしくは姉みたいな人はいたか?」
「……姉?実の姉はいますが仲がそこまで良くないですね。みたいな人ならいます」
「その人の名前は更級宇宙じゃないか?」
「どうして!?」
「お前が試験を受けていた時に来てな。話すのが遅れてしましまった。確証がなくてな。いろいろ調べていくうちにわかった上で今聞いた。でどうだ?」
「確かに更級宇宙は私にとって姉みたいな存在です。ですが、いくら姉でも私はあの家に戻りません!」
「別に追い返すことはしない。ただ、会いたいか?」
「……はい」
「なら、後で来れる日に呼ぶから、教えてくれ」
「はい」