俺が起きて聞いた音はハリセンで叩かれた音だった。
「やっと起きたか織斑」
「高校はどこ?私立?」
「どうやらまだ眠いようだな。どれもう一回くらうか?」
「すみませんでした!」
「さて居眠り犯も起きたことだし、ショートホームルームは終わりだ。今日は織斑やっとけ」
「起立、礼」
さて終わったか。しかし原作だと篠ノ乃箒の接触があるのだが、俺と篠ノ乃はそこまで仲は悪くない…はず。正直前の肉体の持ち主、原作にはいない織斑秋二は織斑家火災で死んだ。その時、神様に魂無き肉体に入れと言われ入ったが、意外とフィットした。
話を戻そう。
前の織斑秋二と篠ノ乃箒の仲は良かったのかは知らない。ちなみに俺と篠ノ乃は単なる剣道仲間だった。引っ越すまでは。
「ちょっといいか?」
声のする方を見ると、目つきが鋭いポニテ―の少女、篠ノ乃箒がいた。
「別に構わないが」
「ついてこい」
篠ノ乃の後に続いた。
篠ノ乃箒。原作ISでのヒロインの一人。織斑一夏と幼馴染。この世界では俺も幼馴染だ。姉はかの有名な天災篠ノ乃束。父は篠ノ乃柳韻。母は原作は不明。ここでは桜だそうだ。剣道部に入り、前年の全国大会は女子の部優勝。姉妹仲は悪いのかは知らない。暴力ヒロインとかモップとかモッピーなどなどある。剣道美少女と覚えよう。
「ひ、久しぶりだな」
「ああ。七年ぶりかな?それと優勝おめでとう」
「あ、ありがとう。そ、それと昔みたいに箒とは言わなんだな」
「まあ、嫌だろうし」
あ、チャイムが鳴った。
「さて、教室に戻るか」
「あ、ああ!」
キング・クリムゾン!と書いて閑話休題と読む。
それとセシリア・オルコットがいなかった。ま、そんなことがあるな。
授業が終わった。さて、次は前述にあったセシリア・オルコットが出るはずなんだが、まあいいか。
それでだ。前話もといプロローグでハーレムやらなんやら言ったが、あれは嘘だ。期待して悪かったな。だけど安心してくれ。なぜかハーレムを形成しようとしている奴らの匂いが、におい?そう言えばなんか香水の香りが、気のせいか。
まあぼちぼちセシリア・オルコットについて話すか。セシリア・オルコットもISのヒロイン。父母死亡らしい。オルコット家の当主。専用機は蒼い雫と書いて、ブルー・ティアーズ。高飛車な性格で、チョロイン。料理テロ常習犯。メシマズヒロイン。
こんな感じで放課後。飯だって?カロリー棒でOKさ!
「ちょっといいかしら?」
「はい?」
この匂い、こいつか。つまり、こいつがセシリア・オルコットの変わり、か。
「私を見て何か思わないかしら?」
「さあ?」
「あら、あなた私がわからないってテレビ見てるのかしら?」
「あいにくそちらのニュースは知らないんでね」
「そう。なら今教えますわ。私はアルマ・ブラウン。イギリス出身よ。以後よろしく」
「知っていると思うが、織斑秋二だ。よろしく」
「ええ、よろしく秋二さん」
アルマ・ブラウンか。転生者かオリジナルかのどちらかだな。
そうそう別れて、今日から寮生活なので、寮部屋に行き篠ノ乃の裸を見て、目の前が白く染まった。
時間は午前に戻し一年四組では。
「タツミくんの好きな食べ物は?」
「好きな異性のタイプは?」
「受け派、攻め派?」
などの質問が休み時間の中で飛び交った。
そして放課後。
「兄ちゃん、部屋に行こう」
「そう、だな」
寮へ向かっていると道中で藍子と会った。
「二人とも」
「姉ちゃん!」
「どうした慌てて?」
「うん。二人に合いたくて急いできたんだ」
そうこうしているうちに寮に着いた。
「お茶ぐらい出すが」
「ご馳走になるわ」
あちこちに荷物があるが、気にしないでくつろいでいた。
離れたところで打撃音が響いた。
シャルルとキセツは寮部屋前にいた。
「……人の気配がする」
「そうなの?」
「ああ。一応武器の展開を」
「女子生徒じゃないかな?」
「いや、三人部屋じゃいって先生言っていただろ。それに相部屋の相手はシャルルだ」
「……僕先生呼んでくる」
「頼む」
キセツはホルダーからデリンジャーキセツカスタムを取り出し、ドアを開けた。
「おかえりなさいご飯にします?お風呂にします?それともわ・た・s」
すぐさまドアを閉めた。
「キセツ先生連れて来たよ」
再びドアを開けた。
「おかえりなさいごはn「ほお更識お前は人の部屋で何をしている?」お、織斑先生!?」
「とりあえず来い」
「誤解です。誤解ですから!話してください!」
その後、盗聴器、盗撮カメラを発見し、食堂に行った。
就寝前、俺は織斑先生に呼ばれ寮長室に赴いた。
「待っていたぞ」
「失礼します」
「単刀直入に言う一夏なのか?」
「…………」
「違うのか?」
「俺は一夏じゃない。けど、もし俺と顔が似ているならあったことがある」
「ほ、本当なのか?」
「数年前の話ですが」
「いい。その時の話を聞かせてくれ」
なにかと思えば織斑一夏のことだった。似ていると言われれば似ているが、本人とあったことはない。しかし、彼の、彼の知り合い経由でなら知っている。
「一言で表すと憤怒。彼は怒り、恨み、欲していた」
「欲していた?」
「うん。家族や恋人、金、物、すべてを欲していた。自分には縁がない。けどほしいと言ってたんだ」
「そう、なのか」
「それと彼なら生きているかもしれません」
「本当か!?」
「はい。アメリカで一夏に似ている人を見つけたと」
「わかった。生きているなら探せる」
俺は彼を知らない。知らないからこそ見てみたい。俺の存在理由を。一週間後相棒が帰ってくる。