とある人外共の生き様   作:葵・Rain

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 勢いで完成させました。


乱闘~日曜日~

 俺がIS学園に入って一週間になろうとしている。この一週間、黛薫子先輩とのISの練習はこれといってやれた気がしない。大きな理由としてISに乗って訓練ができなかったことと篠ノ乃に毎日付きまとわれたことがあげられるな。

 ISの基本動作や重要な言葉を教えてもらいながら過ごしていたか、落ちていた体力を戻していたか、戦略を立てながらここ一週間を過ごした。

 それと三組もやるらしい。あっちの方が面倒くさい勝負内容らしいが。

 そんで今日がその日。そして、絶賛ピンチ!

「もう棄権でいいんで」

「何言っている秋二!」

「織斑あと少し待て。そろそろ来る頃だ」

 まあ俺に専用機が受理されるのだが、肝心な専用機が未だ来ない。フィッテングどころか乗れないとはかなりやばい。

「んで、なんで篠ノ乃がいる?」

「お、お前の幼馴染として当然だろ!」

「答えになってないから。織斑先生いいんですか?」

「無理に追い返しても面倒だから、織斑は自身のことを優先しろ」

 ああそうそう今回はバトルロワイヤル方式。まあ、乱闘と言えばわかりやすいのか?

「織斑くん!来ました専用機!」

「織斑時間がない。そのままで行けるな?」

「はいはい。そんじゃ」

 鉛色のISに乗り込んだ。なんていうか、ああ!これ欠陥機だ!

「白式か」

「秋二、勝ってこい!」

「ごめんこれ無理ゲーだ」

 そう言って飛んで行った。さあ、どうする。どうする。どうする俺!?つづく!

 

 アリーナ上空には紫色のISと鉛色のISがいた。二機はアリーナから出てくる秋二を待っていた。そこへ秋二が乗っている鉛色のISが出て来た。

「すまない。なかなか来なくてな」

「別に構わないよ。世界初の男性操縦者の機体だから気合入っていたじゃない?」

「まあ、さて」

 秋二はブラウンと小原の機体情報を見た。

『あの機体はサイレント・ゼフィルスか。原作通りだと遠距離型でファンネルみたいなもので飛ばしてくるんだっけ?そんであっちが打鉄だな。まあどちらも近距離に持ち込めば勝てるし、銃撃での相打ちみたいなこともできるな。んで、こっちも原作通りだと雪片二型だな。まあ、剣より拳が勝つな』

『それでは3、2、1、始め!』

 開始の合図がなった。

 先に動いたのは秋二と小原。焔備を出して秋二に向かって撃った。対する秋二は地面ギリギリまで降りて低空飛行で避けた。

 傍観しているブラウンは高度を上げてアリーナのシールドのギリギリのところで止まった。

「逃げてばっかで、向かってきなさいよ!」

 小原は弾が切れるまで秋二に撃ち続けた。それを回避している秋二。何かを待っているようだ。

 そんなこと関係ない小原はマガジンを変え撃ち続けた。その時、上空から蒼いレーザーが小原、秋二に向かって飛んできた。

「そろそろ私も参加しようと思いまして」

  スターブレイカーと四基のエネルギーアンブレラを展開したブラウンがいた。スターブレイカーを構えながらエネルギーアンブレラ四基を秋二と小原に向けてきた。

「おいおいマジかよ!?」

「なんで私にも撃ってくるのよ!?」

「バトルロワイヤルですよ。敵味方関係ありません!」

 笑いながら問い返したブラウン。

 その表情は戦いを楽しくを感じてしまう。

「あと十分」

 時間を気にしながら、雪片二型を展開して壁側により構えた。それを見て、好機と思った小原は一気に焔備を撃ちながら迫って来た。

「これで終わりよ!」

「それはどうかな?」

 秋二は壁を伝いながら低空飛行で弾を避け飛んだ。

「この!逃げるな!」

「あと一分」

 目の前にレーザーの雨が降って来た。

「ちょこまかと、逃がしません!」

「くっ!?」

 雪片二型を当たりそうなレーザーだけ捌いてかわした。そしてその時が来た。

「これで終わりよ!」

 小原が葵と焔備を持ちながら迫っていた。

「いや終わらね」

 そう言うと秋二は雪片二型を小原に投げた。その行動にアリーナにいた全員は驚いた。

「唯一の武器がないんじゃ」

 その時、白式が白い光で包まれた。光が晴れるとそこに白式はいなかった。

「え!?どこ行ったの!?」

「お前の後ろだ」

 振り向くとそこには白い機体がいた。先ほどの機体より手足が太くなっていた。

「ここから俺のステージだ!」

「まさかさっきまでファースト・シフトしてなかったの!?」

「いくぜ!」

「話を聞きなさ『打鉄エネルギーエンプティ!』え!?」

 一瞬だった。白式が通り過ぎた後、打鉄のシールドエネルギーが切れたのは。

「ど、どう言うことよ!?」

 叫びながら落ちていった。

「あ、ヤベェ」

 秋二がキャッチしてアリーナの入り口に降ろした小原は気絶していた。

 上空にいたブラウンは降りてきた。

「さていいかしら?」

「どうぞ。こっちもいいですよ」

「その前に一ついいかしら?」

「簡単なら」

「今のって零落白夜でしょ?」

「よくわかりましたね」

「当然でしょ。ブリュンヒルデが使っていたワンオフと似ているどころか、一発でほぼ満タンの打鉄を倒したんだから同じとみて間違いないってわかったわ」

「まあ、姉の譲りもんなんて気に入りませんが、この状況を打破するにはそうするしかないですし」

 二人は構えた。それから動かなくなった。

 

「二人はなんで動かなくなったの?」

「一種のこう着状態だな」

 そう言ったのはタツミだった。

「え?どういうこと?」

「そうだね。お互いに隙がないって言えばいいかな?」

「有利なのはブラウンさんだけど?」

「いや、一見ブラウンが有利に見えるのは警戒しているからだな。さっきの白式の動きを見たか?」

「うん」

「それを警戒しているんだよ。たぶん時間がきてエネルギーが減っていないブラウンが勝つね」

「あ、動いた」

 

 動き出したのは秋二。両腕から小さな刃、『雪片輪型』を出した。雪片輪型から青白い光が出ていた。

「乱月」

 周囲に青白い斬撃が飛び、エネルギーアンブレラを切り裂いた。

「そこ!」

 スターブレイカーで狙い撃った。

「乱月」

 そこへバク転して青白い斬撃を放った。

 それをレーザーで相殺した。

「マジかよ」

「あらここまで?」

「いやまさか」

 そう言うと地面に降りて、クラウチングスタートのような姿になった。

「時間もないしお互いこれで最後にしないか?」

「そうね。いいわよ、来なさい」

「驚かないのか?」

「別に知り合いにそんなことができる人がいるので」

「そうかよ」

 足に全エネルギーを込めて飛んだ。

「移動術、月兎!」

「はっ!」

 レーザーに当たろうが、迫って来た。衰える何処かますますスピードを上げてきた。

「これでも、喰らいなさい!」

 二つのミサイルを秋二に向かって撃った。ミサイルに当たったはずなのに、まだ飛んできた。

「なんで!?くっ!」

 そう言うと、インターセプターを展開して構えた。

 秋二は手を握り、回転し始めた。その姿は一個のドリルに見えた。

「奥義、竜巻!」

 回避が間に合わないと判断したのか防御したが、インターセプターとスターブレイカーが壊された。そして。

「くっ!?」

『サイレント・ゼフィルスエネルギーエンプティ!勝者織斑秋二!』

「大丈夫か?」

「見えるかしら?」

「運んでやるよ」

「ありがとう」

 そう言うといきなりお姫様抱っこされたブラウン。

「罰ゲームどころかご褒美に見えるわね」

「嫌いですか?」

「いいえ」

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