とある人外共の生き様   作:葵・Rain

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 一巻に相当するところが終わります。


悪戦苦闘

「これ全部……ダラーズ、なの?」

 私、龍間簪がここ60階通りに来ていたのは、おとといに届いたメール、ダラーズの勧誘メールだった。最初は警戒して調べてみたが、問題がなかったので登録した。

 今日の夕方にダラーズの一人からメールが届き、お店を早く切り上げて来てみた。

 まだ、六時にもかかわらずに多くの人がいた。最初は何か特別なことでもあるのかなと思ったんだけど。

 それから一時間待ったのかな。突然メールが届くと周りからも一通、また一通とメールが届いた音が聞こえた。

 

 簪が店を出て行ってので一緒に出て行こうとしたが、一夏さんに止められた。

「イザナギ」

「何ですか?」

「今は行かない方がいい」

「どうゆうことですか?」

「ただの感さ」

 ただの感?だと意味わかんない。

「それと行くなら気をつけろ」

「はあ」

 店を出て廃工場まで歩いた。ベルトを着けながらある人物を待った。

「やっと来たな」

「あんまり周りをうろちょろされると迷惑何で。またお誘いですか?」

「ああ。もう一度言う。坂本イザナギ我らにつかないか?」

「お断りだ」

「仕方ない。『Arms!』」

「『フィフティーン!』変身!」

 見せてやる。数日間の特訓の成果を!

 

 数日前

「数馬さんお願いします。俺に戦い方を教えてください!」

「どうゆうことだ?」

「昨日襲われて変身したんです」

「待て、襲われた?どういうことかはっきり言え」

「……はい。昨日怪しい男に来いって言われたんで断ったら、怪物になって襲い掛かって来たんで返り討ちしてやろうとしたら」

「負けたのか」

「はい。一夏さんがいなかったらさらわれていました」

「んで、また同じ奴が来てもいいように戦い方を学びたいと」

「はい」

「別にいいが、なんで学びたい?正直言って弾や一夏の方が戦い方を知っていると思うが?」

「あんたが身近にいる仮面ライダーだから」

「ふ~ん。いいけどさ、剣の使い方や銃の使い方は我流だがらそこらは二人に教えてもらえ。俺が教えるのは集団との戦い方ぐらいだから」

「ありがとうございます!」

「特訓は明日からやるから俺の部屋で待っていろ」

 

「あの時のようにはいかないぜ!」

「面白い。かかって来い!」

 フィフティーンは黄泉丸を構えて様子見をした。

「(まずは相手の出方を探ることと周囲の様子だ)」

「どうしたかかって来い?」

「…………(挑発に乗るな!乗ったら俺の負け)」

「こないならこっちから行くぞ」

 アームズドーパントは左手をデカい銃に変えて、フィフティーンに撃ってきた。

 フィフティーンは黄泉丸ではじいたり切ったり、避けたりして銃弾をかわした。そのまま接近して黄泉丸で袈裟斬りで攻撃した。アームズドーパントは右手で防ぎ、左手を大きな刀に変えて斬りかかってきた。

 後ろに飛びかわし、斬ろうとしたが左手をショットガンに変えたアームズドーパントに撃たれ飛ばされた。

「あああ!?」

「どうした?まだまだだろ?」

「ったりめえだ!(油断している今なら変えられる!)」

『レモンエナジー!』

「使わせてもらうぜ」

『ロック・オン!』

 黒いレモンエナジーをフェイスプレート側に差し込み、エレキギターが流れるとフィフティーンアームズとブラックレモンエナジーアームズが合わさり、陣羽織のようなアームズに変わった。

『 ~!ジンバーレモン!ハハア~!』

 弓型の武器を左手に持った仮面ライダーフィフティーンジンバーレモンがいた。

「こっからは俺のターンだ!」

 フィフティーンの左腰から黄泉丸とは違う刀を出した。

 アームズドーパントは左手をアサルトライフルのような形に変え撃ってきた。

 それをソニックアローと新たな武器無双セイバーで斬ったり防いだりして近づいてきた。

 アームズドーパントも左手を刀に変えて、フィフティーンと斬り始めた。

「セイ、ヤー!」

「ふん!」

 近距離での戦闘。フィフティーンは素人は思えないほどの剣捌きでアームズドーパントと戦っているが、アームズドーパントの方が一枚上手でだんだんと動きについてこれなくなっていた。

 そして。

「くっ!?」

「フン!」

 無双セイバーを飛ばしてフィフティーンの胴体を何度も斬りつけた。

「がはぁ!?」

「フン。前よりも楽しめたぞ。だがこれで終わりだ」

 左手を大砲のようなものに変え、チャージし始めた。

「最後に言い残すことは?」

「殺さないじゃないのか?」

「別にお前みたいな男がいないわけじゃない。またさがすさ」

「つまり俺は用なしか」

「落胆するな。生きていれば俺らの組織で改造できるんだからな」

「そうかい。それとそれが素か?」

「そうだが?」

「そうかよ」

 そして、アームズドーパントは撃った。ためらいなく。確実に。

「あれほど面白い男を消すのは痛かったが、変わりなんていくらでもいるs「それはどうかな?」何!?」

 そこにいたのは。

「ば、ば、バナナ!?」

「バナナじゃねえ!」

『バナナアームズ!ナイト・オブ・スピア―!』

 灰色と黄色の姿をしたフィフティーンがいた。

「これで止めだ!」

『フィフティーンスカッシュ!』

 バナスピアーを地面に刺し、そこからバナナのエフェクトがアームズドーパントに刺さった。

「ぐおぉ!?どういうことだ!?」

 無双セイバーにフィフティーンロックシードをセットした。

『ロック・オン!一、十、百、フィフティーンチャージ!』

 無双セイバーに黒い靄がまとわりつき、アームズドーパントに斬りつけた。

「セイヤー!」

 アームズドーパントを切り裂くと爆発して、男とガイアメモリが出て来た。

「お、終わったのか?」

 未だ勝った気がしないイザナギ。最後の力を振り絞って男の所に近づいた。

「おい、あんた。起きろ。ん?これって!?」

 イザナギが手に持ったものはアームズガイアメモリだった。

「……い、」

「気が付いたか?」

「こ…こは?」

「廃工場だが」

「そう…か。負けた…のか?」

「ああ。色々聞きたいが」

「時間が、ない。聞け」

 切羽詰まった声で言った。

「お前らは誰だ?」

「俺らは大ショッカー」

「大ショッカー、だと」

「知っているのか?」

「悪の組織ぐらいしか」

「なら詳しくはな!離れろ!?」

 男が叫び、イザナギを突き飛ばした。

「いててて、何するんだ『バゴォォオオオオン!』!?」

 男が爆発した。それは突然だった。男がいたところには黒く焦げた後しかなく肉片がなかった。

 その現状にイザナギはただ突っ立っているしかなかった。

 

 イザナギがアームズドーパントと戦っている中、簪はと言うと。

 

 私は突然のメールを見てみた。そこに書いてある内容は『このメールを見ていない人が敵だ。そのまま何もしないでじっと見つめていろ』と。私、いや私たちはケータイを見ていない人たちを見つめていた。

 表すなら無言の圧力。私にはそう思えた。私も見られたら同じ反応するのかな?

 そう思っているとハンズ屋上から黒いバイクにまたがり、大鎌を持った黒い影が降りてきた。

 そして、何かを言っていた。何を言っているのかはわからなかったけど、たぶん吹っ切れたんだと思う。なんか今まで溜まっていた何かが全部解決したかのようなそんな叫びが聞こえたから。

 私はそれを見て思い出した。黒バイクの都市伝説。

 私はその姿に見惚れていた。なんて言えばいいかな?妖しい魅力って言えばいいのかな。そんな感じで。怖いとかそんな感じはしなかった。懐かしさを感じさせるそんな感じ。

 黒バイクは自分の周りにいた男たちを大鎌で切り裂いた。体は真っ二つにはならず気絶していた。見ていて切れ味の良いものだと思ったんだけど違った。

 隙を見ていた男が黒バイクのヘルメットを殴った。並みの人間なら失神もしくは死んでいたはず。なのに黒バイクは頭がなかった。前にプレイしたゲームのモンスター、デュラハンに似ていた。

 周りが驚いている中、黒バイクはそのまま男を切り裂いた。

 私は逃げ纏う人たちに流されながら店についていた。

 私はこの町のことを知らなかった。けど、面白いほど狂っている人たちがそこにいることが今日の新しい発見だった。

 店に入ろうとした時、ぼろぼろのイザナギくんがいた。

「イザナギくん!?」

「簪、声を下げろ」

「あ、ごめん。ってどうしたの?」

「ちょっとな。それより入ろうぜ」

「う、うん」

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