side秋二
俺がいないときにあったパーティから次の朝。今までにない開放感に包まれていた。そう一人部屋がやっと来たんだ。篠ノ乃はどうしたって?決まっているだろ、独房にいる。
清々しい気持ちで教室に来たんだが、なんだが騒がしい。
「どうしたんだこんなに騒いで?」
「織斑くんおはよう」
「おはよう」
「二組にね転校生が来たんだって」
「転校生?こんな時期に?」
「うん。それでね二組のクラス代表が変わったんだって」
「へえー」
「みんなおはよう」
「ブラウンさんおはよう」
「ああおはよう。なにかあったのか?」
「二組に転校生が来て、代表が変わったんだって」
「大丈夫でしょう?専用機は一組と三組だけの話だし」
「その情報古いよ!」
声がする方に全員が向いたが、いなかった。
「あれいない?」
「いや声が」
「聞こえないの?」
また声が聞こえた。俺は知っている。だから、あえて言わない。
「また~声が~」
「まさか幽霊!?」
「はあ~しょうがない。声がする方に来て」
俺たち(俺は知っているが)はする方に歩いてみた。
「下を見なさい」
「うわぁ!?」
クラス全員が驚いた。明らかに無かったからな色々。
「ったく~転校初日から苦労したわ」
「相変わらずだな」
「ええ」
「また消えた!?」
全員が目を俺に向けた瞬間また消えた。
「面倒だからこのままいくわ」
決めポーズをしながら紹介した。
「中国代表候補生、
「鳳、影薄いな」
「う、うるさい!私は根暗キャラじゃないはずなのに、どうしていつも影薄いのよ!」
自分の影の薄さを否定していると、後ろに鬼がいた。鬼は最強装備
「ったぁ~、何すんの!」
「そこにいると邪魔だ。さっさと教室に戻れ」
「ち、千冬さ~ん!」
クラス全員が口を開けたまま立ち尽くしていた。
鳳が千冬姉さんに抱き着いた。泣きながら抱き着いていた。がっしりとホールドして抱き着いた。
まあ抱いていたのは、山田先生だけど。
「学校では織斑先生だ。それといちいち抱き着くな」
「は、はい。秋二また来るから!」
立ち尽くしている生徒全員にモグラ叩きのごとく頭を叩かれた。俺にも被害が!?
「織斑お前はいらないことを考えていただろ?全員座れ。大事な話がある」
全員座ったのをみはらかって挨拶をした。
「おはよう諸君。早速だが、篠ノ乃について話すことがある」
全員が何かを察した。理由がわかったからだろう。
「昨日篠ノ乃は織斑の生活に支障きたす問題が見受けられた為、一週間自室謹慎になった」
「それっと織斑くんに迷惑かけたのですか?」
「ああ。本人は事故で謝ったのだが、篠ノ乃は木刀で織斑の頭を殴っていた。しかも織斑の衣服が無くなるという始末まで出て来たからだ」
酷いやサイテー、私もクンカクンカしたいなどって最後何言ってんだよ!?
「じゃあ小原さんは?」
「小原は明日まで来ない。それでは山田先生授業の方を……ふん!」
山田先生も被害者に。
「はえ?」
「山田先生授業の方をお願いします」
「あ、はい。皆さん教科書を開いてください」
sideユウキ
兄ちゃんと食堂に向かっている途中、キセツとシャルルが前に歩いていたので誘ったんだけど。
「すまない。ちょっとシャルルと話したいことがあるから」
断られてしまったから兄ちゃんと二人で食べていると騒いでいるテーブルの方を見てみると、秋二が見知らね女子生徒と話しているのを見つけた。
どんな話かと聞いていると。
「だから悪かったってば」
「こんな場所で言うなんて信じられない!」
「許してくれ鳳」
「フギャー!?」
どうやら痴話喧嘩みたいだね兄ちゃん。ん?兄ちゃん誰に掛けていたの?
「ん、父さんに。聞きたいことがあったから」
「どんなの?」
「ああ、人の骨について」
「ふ~ん」
「それよりユウキお前勉強しているか?」
「えっと、ね」
「帰ってからやるからな」
「そ、それは勘弁!?」
sideタツミ
あれから放課後に父さんから連絡が来た。
『すまないな。それでシャルルって子の話だな。お前が言っていることであっているぞ』
「じゃあ」
『明確な証拠はあるのか?』
「ないけど、地道に『やめておけ』どうして!?」
『学園側も知っているかもしれないし、お前は防衛軍の候補生だ。へんなことすると消されるぞ』
「お、おう。わかった」
『ユウキにもよろしく。じゃ』
父さんがやめておけって言われても、やめない。もしも、俺たちに害になるんだったら、この手で葬らないといけないから。
sideシャルル?
キセツに呼ばれて屋上に来た僕。
キセツの様子がおかしかったのは昼休みの時だった。やたら家族のこと、特に兄や姉、弟と妹がいるか聞いてきた。
なんて言うか露骨に聞くからわかっちゃた。
「シャルル」
「早かったかな?」
「いいや。遅れた俺が悪い。単刀直入に聞く、お前は女だな?」
「どうしてそう思うの?」
「一つは男性にしては声が高いこと。別に声が高い男性もいるから確証じゃなかった。二つ目が体格。手を握ったとき、細いと感じた。そこも何かしらの問題があると思っていたが、確証ではなかった。三つめが匂い」
「匂い?」
「ああ。鼻が敏感過ぎて、僅かな匂いでも嗅いでしまう。シャルルの場合、女性独特の匂いがしたから」
「で、でもそれだけでわかるものなの?仮に男性で女性特有の匂いがする人もいるんじゃない?それと変態?」
「俺は変態じゃない。確かにそうだが、だが、シャルルには男性にはあるはずの匂いがしなかったからだ」
「それが決めて?」
「そうだ。これのお蔭でさっきのが確証に変わった。それと物的証拠がないと認めないとするならお前の衣服にあるんじゃないか?別に髪やらなんやらを採取して専門の機関に頼めばそれも証拠になる」
キセツはどうだ?の顔をしているけど、それがどうしたの?IS学園にそんな機関あるどころか機械とかもないのに?
「なら、探してみれば?」
「ほ~う。なら、一つ試してみるか?」
「なにを?」
「簡単なことだ。今ここで脱げ」
「え?」
「どうした?男なら脱げるだろ?お前の体が傷や腫物があるくらいどうとない」
「っ!?」
油断した。どうする?ここでばらして素直に言う?ダメだ!きっとなにかしようとする。どうすればいい!?
「まあいい。どうせ編入するときに明かすんじゃないのかシャルロット・デュノア?」
どうして僕の名前を!?
「ただデュノア社のホームページに名前があったから言ってみたまでだ」
「…………」
「まあいい、俺は先に戻るよ」
迂闊だった。警戒はするように言われていたけど、まさかここまでの人物とは。
ねえ、どうする?お兄ちゃん?