Side秋二
熱き戦いと入院生活が終わり、そして、絶望のテスト期間を乗り越えて、俺はレゾナンスに来ていた。ブラウンと小原に誘われて。ことの発端は二時間ぐらい前に遡る。
自室で鍛錬の服装になっていたときに一本の電話が掛かってきた。
「もしもし、織斑だがどうしたブラウン?」
『おはようございます秋二。今日は暇ですか?』
「今から鍛錬だが……」
『いつごろ終わりますか?』
「昼前に終わるけど、遊びに行きたいのか?」
『ええ、水着を選んでもらいたいのです私たちのを』
「私たちの?」
「小原さんと」
「同姓と行ったほうがいいじゃないのか?」
『異性目線で選んでもらいたいので』
「なるほど。つまり、落としたい相手いるからその落とし相手に決めてもらうより、他の異性が選んだ水着を着て落とす。ってことだな」
『ええ、その認識で問題ないですわ』
「だが、俺以外にもいたと思うけど?」
『キセツはデュノア兄妹と一緒に行き、紺野兄妹たちは防衛軍のほうに行ってしまったの貴方しかいません』
「なるほど。いいぞ。今すぐ行くか」
『え、鍛錬のほうは?』
「なに、帰ってからできるしかわいい女の子二人を待たせるよりはいい。それに『秋二!いるのはわかっている!ここを開けろ!』ほら来たから。窓を開けていてくれ。じゃあな」
と、服を着替えて窓からブラウンの部屋に移動した。
「本当に来たのですね……はあ~」
「これくらい大丈夫だし、遅刻するときはこれを使っている。それより小原は?」
「駅のほうで合流する予定よ。あ、着いたと連絡来ました」
「よし、外から出るぞ」
「はい?」
「戸締りはいいな?」
「はい。本当にやるんですか?」
「ああ、しっかり捕まっていろ」
窓を閉めて、お姫様だっこでブラウンを抱き、近くのベランダに跳んだ。
「きゃあああ!?」
「もう少しで駅だから、我慢してくれ」
この声を聞いた一人の女子生徒は、デジャブを感じた、と言っていた。
と、駅で合流した俺たちはレゾナンスの水着売り場にやってきた。
「では、少し待っていてください」
「覗くんじゃないわよ」
「ああ」
さて、少し店員に聞いてくるかこの二人に似合う水着を。
「すみません」
「はい、って貴方は百八煩悩の秋二さん!?」
「ちょっと待ってくれ。なぜの名を!?」
「もちろん。その情報は学園にいる生徒から聞いたからな」
「なん、だと!?」
「それより、何か御用が?」
「ああ、二人の水着を選びたいのだが、どれがいいのかわからなくてな」
「その二人の特徴を教えてもらえますか?」
「写真を見せます」
「ふ~ん、うん。この水着はどうですか?」
「……いいですね。各二着ぐらい選んでもらっても?」
「貴方が選んで差し上げたらいいのでは?」
「俺だと、ね」
「女の子は異性が選んだものは着たいものですよ」
「そう、ですか」
で、店員のアドバイスの下、水着を選んだ。
「これとこれだけどどうだ?」
「うん、着てみるわ」
「ありがとうございます」
あとは待つだけだな。気配だけ消しておくか。色々めんどくさいし。
意外といけるな。後はこれをISでもできるようにならないとな。
「秋二さんいますか?」
「いるぞ。おわった?」
「ええ、小原さんは?」
「私もいいわよ」
カーテンを開けると定員の選んだ水着を着ていた。
ブラウンは、ブルーのパレオ付きホルタービキニ。小原は、ホワイトのレースフリルバンドゥービキニ。
「ど、どうですか?」
「に、似合ってないよね」
「じゃあ、率直に。ブラウンはブルーの水着を着ているため、清純な印象に見える。小原は白は似合いそうだったし、落ち着いた印象を持つ。似合っているよ二人とも」
「///あ、ありがとうございます」
「///っ!?」
二人とも顔を赤らめながら閉めたな。恥ずかしいな、やめたらいいのに。まあ「ねえ、あんたこれ買いなさいよ」あ?
「なんで?」
「あんたが男で私が女。これだけでは意味わからないかしら?」
「なるほど、私は偉いんだからということか。バカか、あんたは?」
「な!?ば、バカはあんたでしょ!?」
「どうしましたお客様?」
「すみません痴漢です!」
「違います」
「嘘言わないでよ!防犯カメラ見ればわかるはずよ!」
「すみません百八煩悩を撃たれるのは困るんでやめてください!」
「なに百八煩悩って?」
「CP9の一人ですよ彼は」
「はあ、あんたこそ何言っているのよ?」
「お客様は名前は?」
「織斑秋二です」
「え?う、うそなんでこんなところに!?」
「連れの荷物持ちですよ。で、どうします?」
「し、失礼するわ!」
「すみません、助かりました。ですが、俺はCPの一人ではないですよ」
「時期になるのでは?」
「なりません!」
「どうしたの?」
「なんでもないぞ!」
さて、次は……。
小原はピンクのクール花柄フリルスカート付ワイヤーホルタービキニ、ブラウンはブラックのヒートカット柄パンツリバーシブルビキニ。
「似合っているね。うん、ピンクも似合うかなとおもったけど、やはりかわいい印象を持つね小原。ブラウンは白人としてのそして黒の水着のお陰で、さらに美しいな」
「ねえ、なんで平然に言えるのよ」
「率直に言わないとな」
「似合っていなかったら?」
「俺の判断ミスだろうな。それよりももう少し選ぶか?」
「いえ、これでいいです」
「私もこれでいいよ」
「わかった」
着替えを待ちながら、気配を消す。さっきみたいなことなるとめんどいしな。
「着替えたわよ」
「二人ともよこせ。払うから」
「いえ、いいですよ!」
「そうよ。私たちがほしかったからであって」
「いいから、さすがに店員に白い目を見られるのは嫌だからさ」
かごに入った水着をレジに持っていった。
「合計43,000円です」
「はい」
「ちょうどですね。レシートとお品物です。また、ご来店をお待ちしてます」
買った水着を二人に渡し、近くの喫茶店に入った。
「ここでご飯食べてから次は秋二さんですね」
「いやいいよ」
「いいから、それに私たちが選びたいのよ」
「……わかった。お願い」
「「はい!」」
まあ、ご飯食ってから俺の水着を選んでもらい、すこし買い物をして学園に帰った。え?移動手段?ベランダを登っていきましたけど。何か?