とある人外共の生き様   作:葵・Rain

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海底遺跡/夏のMaliceFight パート5

 Sideアリタ

 俺率いるマリンフレイムにはタカハシと新人の草薙が乗っていた。

 

「草薙大丈夫?」

「大丈夫ですよ。これでも世界中を旅していたので。しかし、遺跡か。久しぶりだな」

「そう言えば、旅って何が目的で?俺たちよりも川瀬たちと同い年みたいな気がするんだが?」

「まあ、実は俺友達探しているんですよ。各国二週間くらい滞在して、そこで遺跡とかもいくんですよ。懐かしいなピラミットの地下迷宮並みなのかな?それともバラージ遺跡の大量のトラップぐらいの難易度かな」

「「いや、バラージ遺跡に遺跡荒らしの犯人お前か!?」」

「あ、荒らしていませんよ!ただ、そこに入って大量のトラップにすべて引っかかって虫型兵士を倒したのはしかたなくで、それで壊したのはすいません。でも安心してください。青い宝石とクワガタみたいなスパークドールズは手元に持っているので」

「あとで報告な」

「ええ」

「ちょっと待ってくださいよ!?」

『おい、お前ら無駄口叩くな。そして、草薙お前はスパークドールズと青い宝石を帰ってから渡せ。さらに防衛軍の本部に連行し然るべき処置をする』

 

 目的の海底遺跡に着いた。命令通りに遺跡全体にサーチをかける。お!内部に入る入り口を見つけたか。

 

「これより遺跡の内部に入る」

『了解。気をつけろ』

 

 とりあえず、道なりに進むことにした。幸いと言うべきなのか、壁には松明が灯されていた。それだけ、謎の多い遺跡だと思い知らされる。

 

「松明か。もしかしたら……やっぱり熱くない」

「熱くない?そんな馬鹿なことがあるわけないでしょう」

「本当ですよ。このタイプは文明が発達した物かな?さらに付け加えると案外古式のトラップが大好きな発明家が作りそう」

 

 馬鹿馬鹿しいと、タカハシがそう言うとタイルが沈んだ。

 ドンッ!と大きな音が入口付近から聞こえた。

 

「ハハハハ、走りますよ!」

 

 草薙が先行して走ったので俺たちは急いで追いかけた。するとゴロゴロ!と転がる音が聞こえた。俺は全力で走った。タカハシが後ろを振り向こうとしていたのを前を向かせた。

 

「な、なによこれ!?」

「逃げることに専念しろ⁉」

「ふふふ、な~に見えた!左右の窪みに入れ!」

 

 SideOut

 

 Sideタカハシ

 新隊員の草薙のこの少年とは言えない大人びている訳でもないただ坦々に己の経験談を聞いて、少しムカッときた。

 嫉妬なのは理解しているけど、やっぱりそれでも腹立つ。

 そんなこと思っているとき、草薙の声が響いた。

 

「ハハハ、走りますよ!」

 

 いきなり走った草薙を追いかける先輩と私。その後ろから何かが追ってきた。私は後ろを見ようとしているのを先輩が止めて、さらに走るスピードを上げた草薙を追いかける。

 

「な、なによこれ⁉」

 

 私が叫ぶと先輩は逃げることに専念しろ⁉、と言う。けど、体力が、ない。

 

「ふふふ、な~に見えた!左右の窪みに入れ!」

 

 草薙が見つけた。ひと一人分入れる窪みを見つけたけど、もう限、かい。

 

「タカハシ⁉」

 

 ああ、先輩の声が聞こえる。ごめんなさい先輩、私はここで落ちます。後ろ迫りくる何かを感じながら目をつむった。その時、腕を誰かに捕まれ壁に乱暴に押された。

 

「大丈夫ですか?」

 

 草薙の声が聞こえた。目を開けると草薙の胸が目の前にあった。密着されているわけではないけど、それでも顔から湯気が出てそう。

 

「あの~?」

「ひゃい⁉」

 

 あああああ⁉動揺して変な声出ちゃった⁉

 

「そこどいて⁉」

「はいはい」

 

 草薙は退くと後ろを向きながら先輩に話しかけていた。

 

「ケガはないですか?」

「ああ。そっちは?」

「私は大丈夫です。彼がかばってくれたので」

「では、行きますか。俺もそろそろ本腰いれて安全なところへ連れていきます」

 

 草薙がそう言うと目を細めてある一点へ石を投げるとその地面から無数の棘が出てきた。

 

「結構、多いですね。迂回する道はないですし、このまま、気を付けていきましょう」

「一気に破壊はできないのか?」

「一応、いけるはずです。じゃ、失礼します」

 

 そう言って私を抱えた草薙。

 

「え、え⁉」

「舌噛みますよ。では、行きます」

 

 その時、私はここには化け物しかいないか、と思ってしまう。

 

 SideOut

 

 SideUnknown

 遺跡部最深部。そこまでの道のりのトラップを回避してきたアリタと草薙、気絶しているタカハシ。そこにあったのは中央に赤い光を輝く玉が填め込まれえている壁。そこはこの遺跡の心臓部だろう。コントロールらしき物はなく、通路が三つある。

 

「二手に分かれますか?」

「いや、一つずつ潰していくのがいい」

 

 中央の道へ進もうとしたところ、そこから何かが現れた。その姿人だが、まるで石膏で作られた石人形のような姿だった。

 

「海底人間ってか?」

「そんな冗談言えるほど、状況は緩くないぞ」

「ん?何か人のみではありえない現象が起きたような?って、どんな状況なんですか?」

「見ればわかるほど、会話が通じない人?が来たのでね」

 

 三十体くらいで囲んでアリタたちを取り囲んでいた。通路の奥から石人形とは違う生身の人が現れた。正確に言えば人ではないが。

 

「よく来たな」

「こいつらのボスってところか?」

「そうだ。我はクレイト。この神殿そのもの。そして、この者たちはアテナイ。ここに住んでいたお前らで言う人間に当たる者たちだ。どうだ、我の話を聞かないか?」

 

 クレイトは一拍置いて。

 

「我の下で働けば、好待遇。例えば、世界の半分はくれてやる」

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