とある人外共の生き様   作:葵・Rain

83 / 116
ラウンド1/夏のMaliceFight パート7

 Side秋二

 

『目標確認!スクランブルまで五十メートル!』

「作戦通りに!行くぜ!」

 

 今回の作戦はシンプルで賭けに近い、だが問題ない。失敗をしても策はまだある。

 俺はブラウンのビットを足場代わりにし、月兎で第一加速を、さらに最近会得したイグニッション・ブーストを使い、一気にシルバリオ・ゴスペルへ近づいた。だが、ただの速いだけではダメだ。さらに重い一撃を乗せないと。それに使う技はこれだ!

 

「錬武法奥義、竜巻!」

 

 速度は申し分ないし、その分重い一撃を叩きこめる。そして、白式には霊落白夜がある。それを合わせれば、倒せる。

 シルバリオ・ゴスペルは気付いたが、遅い。

 ドリル状になった一撃が一気に胸に叩きこんだ。シルバリオ・ゴスペルはそのまま、海に落下した。

 

『シルバリオ・ゴスペルのエネルギーエンプティ』

「作戦成功かな?」

「たぶん。一応、警戒は『海面より高熱反応!?来ます!?』っ!?」

 

 どうやら、相手は簡単に倒れてくれないらしい。しかも、姿も二次移行。

 俺は作戦2へ移行した。

 俺は今あるエネルギー接近戦で戦い、遊撃をブラウン、援護をオルコット、そして、指揮をミューゼルにしてもらう。

 エネルギー弾を撃ってきたのでとりあえず、全部回避!縦横無尽に空を駆けぬけ、できる限り後方にいる者をターゲットされないように回避。時折、乱月を撃ったりして、常に俺がヘイトを稼ぐ。

 

『動きは読めた。織斑は今まで通りに動いて、ブラウンとオルコットはパッケージの解除。その間は俺が援護する』

「了解!」

「わかったわ!」

「わかりました!」

 

 とりあえず、動くのを必要最小限にするのみ。主にエネルギーがヤバそうだし。動から静へ変える。

 好機と見たのか、シルバリオ・ゴスペルが接近戦を仕掛けてきた。速度は速いが、避けられないわけじゃない!パンチを受け流し、キックを抑えて、投げ飛ばす。エネルギーはさっきよりは少ないが、消費するスピードも多いわけではない。

 そこへ、ブーメランが二つ、俺とゴスペルの間を通り抜けた。

 

「あぶなぁ!?」

「す、すまない!?」

 

 どうやら、ミューゼルが投げたブーメランだった。本当に危なかった。シールドエネルギーがまだあるうちにできる限り、減らさないと!

 

「お待たせしました!」

「ブラウンとオルコットが来たな。二人は攻撃範囲外でゴスペルを中心に平行になるように援護」

「ええ」

「織斑は一回交代だエネルギーがやばいだろ?これを使え」

 

 ミューゼルに長方形の物体を渡された。

 

「エネルギー回復のバッテリー、後方でそれを使ってくれ」

 

 俺は言われた通り、後方に下がった。だが、予想外なことが起きた。

 

『しゅーくん大変だよ!?』

「どうしたんですか束さん?」

「箒ちゃんがそっちに行っちゃったんだよ!?」

「なんだと」

 

 SideOut

 

 Sideキセツ

 俺はシルバリオ・ゴスペルと戦いながら、保護されたときにあった出来事を思い出していた。

 

『ハーイ!貴方が四人目の男性操縦者ね?』

『キセツ・ミューゼルです。よろしくMs,ファイルス』

『私って有名かしら?』

 

 ナターシャは天然気味の人だった。

 

『ここはね、ISの研究室よ。ここに私が乗っている子、シルバリオ・ゴスペルがいるのよ』

『子?物じゃないのか?』

『あの子は物じゃないわ。私が乗るとね、甘えてくるのよ。いつも、おはよナタルって』

 

 楽しそうに話していた。その時に会ったんだ。近くに鎮座していたこいつに。愛着がわく、わかないかかわらず、とりあえずコミュニケーション取ることが大事と言われた。

 

『おお、お前がキセツ・ミューゼルか?』

『そうだけど。Ms,コ―リング』

『俺の名前を知っていて当然か。まあいいさ、お前乗って一週間か?』

『ああ、稽古つけてくれるならナタルがついてくれている』

『そのナタルに、言われたから今日は俺が相手だ』

 

 イーリスにも会い、色々来い期間だった。俺がIS学園に行くときに、別の所で働くと聞いていたので休みの時はい行こうと思ったが、意外と早く会えた。

 ぱっぱと倒すとするか!

 

『警告!こちらに未確認ISが接近中!』

 

 なんだと!?

 

『俺だ!こちらに篠ノ乃が向かっている!無断で出たらしい俺が止める!』

「わかった!ここは任せておけ!」

 

 織斑が抜けた。三人でやるのか、少しきついがやるしかない!

 ストームとトルネードを取り出した。接近しながら翼を狙い撃つ。格闘戦できる範囲まで来た。右手に持つストームで突きつける。避けたが、左手に持つトルネードで撃つ。もう一段階、スピードを上げて蹴る。片手で足を掴まれたが、顔面に三発づつ撃った。掴まれていない足で蹴る。

 大きく避けれたが、そっち側にはオルコットがいる。

 

「見えましたわ!ブルー・ティアーズ!」

 

 ブルー・ティアーズを操りながら逃げられないように道を潰している。戻ってきたな!さっき同じだ!

 

「はああああ!」

 

 空から紅いISが突っ込んできた。

 

「何をしている!?」

「こっちのセリフだ!」

「お前たちが、私と秋二がいればそんなの終わる」

『逃してしまった!』

 

 追いつかないと!ウインドラビットの速度を上げた途端、その先に篠ノ乃がいた。早い!これが性能の差かよ!

 

「キセツ!行くぞ!」

「おう!」

 

 やっと現れた織斑と共に攻撃を仕掛ける。

 お世辞にも剣道の戦いをしている篠ノ乃。普通の人なら倒せるじゃないかという腕前だが、今はいらない。むしろ邪魔だ。

 

『名称不明の船を発見!』

 

 こんな時に!?

 

「織斑さん、ミューゼルさん危ない!?」

 

 ブラウンの声を聞いた時、俺は、俺たちは船の方に飛んで行った。

 目の前に輝く光を包まれたと同時に意識は無くなった。

 

 SideOut

 

「お、織斑先生」

「オルコットとブラウン織斑とミューゼル、篠ノ乃を回収して離脱だ。作戦失敗だ!」

 

 千冬は作戦に出ている者たちを離脱させた。大広間に沈黙が招いた

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。