とある人外共の生き様   作:葵・Rain

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知己朋友/夏のMaliceFight パート14

 秋二やフォースたちが戦っている間、一夏たちもショッカーの襲撃にあっていた。

 

「ハッ!」

 

 全身黒タイツの集団ショッカー戦闘員の一人を殴った一夏。ショッカー戦闘員はイッー!?と断末魔を上げて小規模の爆発を起こして倒れた。

 一夏の周りにはまだたくさんの戦闘員が囲んでいる。

 

「ちっ!邪魔だ、どけっ!」

 

 一夏が向かう場所を阻む戦闘員。その先には簪とメカニックな蜘蛛怪人が相対していた。

 ゲネシスドライバーを着けながらアップルエナジーの錠前を外していた。

 

『アップルエナジー!』

「視察に来ただけなのにまさか一個小隊を俺に預けるとか」

「あなたは誰?」

「ん、俺か?俺はダークアサルト。よろしくって言うほど仲はよくはないな。こちらも仕事をしますか」

 

 後ろの八本の蒸気を蒸かしながら簪に向かってきた。

 ゲネシスコアにアップルエナジーを差し込み、ハンドルを押し込んだ。

 

『ロック・オン』

「変身!」

『ソーダ!』

 

 ヴラに変身と共にソニックアローでダークアサルトへ撃ち込んだ。ダークアサルトは配管のようなハンドガン、トランスチームガンとバルブが着いた片手剣、スチームブレードで防ぎながらこっちに向かってきた。

 ソニックアローとスチームブレードがつばぜり合う。トランスチームガンを撃ってきたが、残っている方の手で抑えて防いだ。

 

「一応聞くがこちら側にこないか?」

「嫌だ」

「そうか、残念だ。なら、こちらの実験に付き合ってもらおうか!」

 

 つばぜり合いを止め、両者後ろへ飛びそれぞれの武器を構えて撃った。先に当たったのはダークアサルトの攻撃。トランスチームガンによる銃撃は威力は小さいが連射に優れているのでヴラにダメージを与えた。ヴラのソニックアローによる攻撃は威力が強い分、連射には優れておらず一発しか撃てていなかった。赤い矢はまだ浮いているダークアサルトの胴体を射ぬいた。

 

「きゃっ!?」

「っ!?」

 

 吹っ飛ばされる両者。ヴラの方が起き上がるのが早かった。肩で息を吐きながら先程の攻防を思い出していた。

 

『強い!?見た感じ幹部クラスだとわかっていたけど、今の私では勝てない!』

 

 ヴラは、簪は己の強化形態を使おうと考えた。だが、それよりも先に出てきたのはなぜ自分を狙うのか。それを聞いてからでもいいと思っていた。

 

「そう言えば、実験って?」

「ん?ああ、そうだな。いや待てよ。実践してからだな!」

 

 スチームブレードをトランスチームガンに合体させてライフルモードにした。

 

『デビルスチーム!』

 

 黒いガス状の攻撃がヴラを包み込もうとした。その時、黒い弾丸がデビルスチームの攻撃を四散させた。

 

「なに?誰だ!」

『テンガン!ムクロ!メガウルオウド!インビンシブル・ザ・スカル!』

 

 黒い胴体に白いパーカーを纏った髑髏が両刃片手剣を持って立っていた。

 謎の人物が来たお陰で簪は隠していた戦極ドライバーを着けた。

 

「力借りるよイザナギ!」

『フィフティーン!アップルエナジー!ロック・オン!』

「変身!」

 

 カッテングブレードを落とした。周囲になり響くエレキギターの音。頭上からフィフティーンアームズとアップルエナジーアームズが現れて合わさった。

 

『~♪ジンバーアップル!ハハア~♪』

 

 ジンバーレモンとは柄が違うのは勿論、丈が長くなっており、軽快さを表しているように見える。赤と金の色が着いた新たなヴラ。

 仮面ライダーヴラ ジンバーアップルアームズ

 名付けるならそうなる。

 今まで青色だったソニックアローがより近接よりの刃にスロット部が口が空いた髑髏に置き換わり、色は黒と金色のなった新たなソニックアロー、幻魔弓ソニックアロー・廻を持っている。

 敵か味方かわからない今ヴラができることをするのみ。

 ソニックアロー・廻の弦を引き、ダークアサルトへ放った。放った赤と金のエネルギーの矢はソニックアローの時と比べ速く跳んでいった。ダークアサルトはさっきとは比べにもならない速い矢をかわすことよりライフルモードにしたトランスチームガンで防ぐことにした。

 しかし、ライフルモードにしたままのトランスチームガンはあまりにも強い一撃により壊されてしまった。それによりダークアサルトは防げずに吹っ飛ばされてしまった。

 

「っは!マジかよ!?いいね、あんたも本気出したんだ。俺も見せてやる!ふん!」

 

 ダークアサルトは気合いをいれると同時に腰回りから八本の鈍色の鋭い蜘蛛の足を出した。更に小型の機械蜘蛛が予備に持っていたトランスチームガンと合体した。

 ヴラの近くに先程の髑髏の怪人がやってきた。

 

「今さら聞くんだけど、敵なの?」

 

 髑髏の怪人は少し間を置いてからボイスチェンジャーを使い機械のような無機質な声を出した。

 

『……ムクロ。仮面ライダームクロ、だ。行動で示そう』

 

 ヴラに名を名乗った仮面ライダームクロは両刃片手剣、ガンガンセイバーを構えてダークアサルトへ飛び込んだ。素早い一撃をダークアサルトの足へ撃ち込んだ。だが、残りの足がすべて攻撃してきた。

 バシュンっ!とその攻撃をソニックアロー・廻の矢で相殺どころか転ばせることに成功した。

 

「うおっ!?」

『フン!』

 

 倒れたダークアサルトへガンガンセイバーを降ろす。すぐさま蜘蛛の足でガードする。

 ヴラは ブラックレモンエナジーを取り出しソニックアロー・廻のエナジードライブベイへ差し込んだ。

 

『ブラックレモンエナジー!』

 

 音声と共に弦を引き、矢に黒いエネルギーが集まり始めた。溜まりきったところで離すと、八等分になった黒いレモンのエネルギーがダークアサルトへ刺さる。

 気づいたムクロも横飛びして回避。

 気づけなかったダークアサルトは攻撃を食らった。

 ヴラとムクロはそれぞれの変身アイテムで決めにかかった。

 

『フィフティーンスパーキング!アップルエナジースパーキング!』

『ダイテンガン!ムクロ!オメガウルオウド!』

 

 赤と金のエネルギーが足に集まり、空中で一回転する。

 後ろに髑髏を出し、腰だめに灰色のエネルギーを集める。

 同時にダークアサルトへライダーキックを食らわせた。ダークアサルトも抵抗しようと防いでいる。拮抗していると思われたが、一瞬だった。ついに抑えることができずに食らうダークアサルト。その後ろに着地した二人。

 

「……ふっ、ふは、フハハハハ!面白い!まさか、お前ら気づいていないとか、言わないとか、ひたむきに何を隠しているんだ!」

 

 いきなり笑い出したダークアサルト。振り向く両者。

 

「どういうこと?」

「まあ、それはお楽しみだ。下っ端どもやられたし撤退するとするか」

 

 そういうと、トランスチームガンから煙が出てダークアサルトを包んだ。そこに倒れていたダークアサルトがいなかった。

 

「とりあえず、ありが……あれ?」

 

 変身をといた簪はムクロにお礼を言おうとしたが消えていた。まるで幽霊のように消えた。

 簪のそばに来た一夏。

 

「大丈夫か?」

「はい。ケガは……ないですね」

「あれくらいどうてことない。それよりさっきのやつは?」

「お互い消えました」

 

 お互いの無事を聞き、ダークアサルトとムクロのことを聞いてきた。

 

「よし、帰るか。話は後でもいいだろ」

 

 一夏は簪を連れて海の家に戻っていった。水平線から昇る太陽とともにこちら側に戻ってくるISを見つけた。

 

「今日は俺だけでやるから簪は休んでいろ」

「はい、そうします」

 

 疲れていてもやると思っていたが、素直に受け入れていたことに少し驚いていた。

 

 その晩、松が茂っている崖に来ていた。すこにいたのは千冬と束の二人。

 なぜそこに一夏がいるのかは、あることを問いただすため。

 

「久しぶりだな駄兎」

「いきなりひどいね!」

「そして、また会ったな」

「……貴様海の家の」

「俺は海原一夏。そして、旧名織斑」

「ま、まさか!一夏なのか?」

 

 千冬にとって思いがけない再会。一夏にとっては会いたくない存在。

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