とある人外共の生き様   作:葵・Rain

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 一カ月ぶりです。次の話でEXタイラント編、終わります。
 それではどうぞ!


赤雷の黒斧 後編

 SideNo

 EXタイラントの前に現れたウルトラマンフォース。黒、銀、赤のトリコロールのフォースベターで迎え撃とうとしていた。

 先に攻撃を仕掛けたのはフォース。取り出したベターロッドで攻撃を仕掛けた。

 当然、EXタイラントの硬い体表の前では弾かれる。弾かれた瞬間に炎を先端に燃やし、頭へ振り下ろした。しかし、割れるどころか赤い羽根すらも燃えなかった。右腕のモーニングスターで吹き飛ばした。

 

『グオォォォォォ!?』

 

 吹き飛ばされたフォースは残骸をまき散らしながら倒れた。

 EXタイラントは口からデスファイヤーをフォースへ噴いた。それに気づきバク転で回避し、姿を黒と銀のフォースエッジへと。そして、エッジブレードを取り出し刀身に電気を纏わせて胴を斬りつけた。

 だが、切り傷どころか擦り傷すらつかなかった。

 これで攻撃をあきらめるわけじゃない。フォースラッカーも取り出すと二刀流で攻める。

 EXタイラントもモーニングスターと鎌で攻撃してきた。

 遅いながら重い一撃を持つEXタイラントと受け流しながら素早い連撃を取れるフォース。力対技の戦いを制したのは。

 

『グッギャアアアアア!?』

 

 フォースだった。受け流すと同時にフォースラッカーを投げ、ムーンサルトをして顎を蹴り上げたのだ。すかさず尻尾へ向かい投げたフォースラッカーを撃ち込んだ。青白い光と共に二つの尻尾の付け根を真っ二つに切断した。

 苦痛の声を上げるEXタイラント。さらに追い打ちをかける。

 姿を赤と銀のフォースガンに変え、ガンアローを取り出すとフォースラッカーと合体させて、アローモードにすると青白い矢へと変わった。それを喉元へ向けて撃った。今まで傷一つつかなかった体表はスペシウムショットで貫通した。

 これでデスファイヤーは出なくなった。

 一気に二つの武器を亡くしたEXタイラント。

 

『グッオオオオオン!』

 

 フォース目掛けて突進してきた。フォースは躱すとともに前方へ飛び上がり、光弾を撃ち込んでいく。大したダメージはないが蓄積させていくことが最善だと思っていた。だが、そうもいっているわけにはいかなかった。

 突然フォースのカラータイマーが赤く点滅しだした。長い戦闘でダメージは勿論、必殺技を使ったためだ。しかし、フォースは気にせず姿をフォースベターに変わると手を大きく広げ光を集めて、胸の付近で腕をクロスする。その光はカラータイマーへ吸い込まれた。

 フォースインパクトを撃つ準備へ。

 対するEXタイラントは腹の口を大きく開けていた。

 フォースインパクトを放つとEXタイラントの胸に吸い込まれた。フォースインパクトを撃ち続けていくごとに、カラータイマーの点滅が早くなっていく。

 フォースインパクトを吸い込んでいくEXタイラントには限界がないのか。いまだ平気な顔していた。

 そして、決着がついた。

 

「……フォースが負けた」

 

 EXタイラントを倒す前にカラータイマーの光が消え、目から光が無くなり生気を失っていた。

 EXタイラントニヤリと笑い、吸い込んだ腹から青白い光線をフォースへ撃ち込んだ。

 青白い光線はその一帯を白い煙で包み、一瞬で氷原が出現させた。その中心にフォースの氷像が出来ていた。

 

 ウルトラマンフォース、完全敗北

 

 全員の頭に過った。誰もがそう思った。

 EXタイラントは歩みを出した。空に黒い曇天が赤雷を迸っていることに気にしないで。

 

 SideOut

 

 Sideウルトラマンフォース

 

 私は結局負けてしまったのか。見栄を張ってまで倒すと宣言しておきながら、また負けたのか。

 

 

 

 

「ふっざけるなぁぁぁぁぁ!」

「何がだ!なぜ負けているのだ私は!もっと強い力を!」

「あいつを倒せる強い、チカラをぉぉぉぉぉ!!」

 

 私の目の前に赤いカードが現れた。

 

「これを使えば倒せる、のか?」

『ソウダ』

 

 黒い私が現れた。黒い私は赤いカードを掴もうとしているのを、腕を掴んで止めた。

 

『そうそう。だからかしてよ』

 

 白い私が現れると赤いカードを奪って行こうとした。私は蹴って突き放した。

 

「それに触るな!!」

『ドウシテダ?』

『まけいぬはひっこんでいろ、よっ!!』

 

 殴ってきた黒い私を私が白い私の方へ投げ飛ばした。

 二人はもみくちゃになり、その隙に私は赤いカードを掴んだ瞬間、ドス黒い何かが私の中へ入ってきた。

 吐き気を催す感情が、怒りが、憎しみが、辛みが、そして悲しみが一気に入ってくるのがわかった。まるですべてを詰め込んだ暴悪が私の中に納まっていく。

 

『キ、キサマ!?ソレヲトリコムッテコトハドウイウコトカワカッテイルノカ!?』

「知らないが、だがこれを使わないと奴には勝てない!」

『べつにいいけどさ、しんだらいみないんだよ。げんにしんでいるし』

「私が対策立てずに負けたと思っているのか?」

 

 私か体から光を放出させるとだんだんと透け始めた。

 

『オイソノワザヲツカッタノカ!?』

「ああ、これで蹴りを着ける!」

 

 私はカードを握りながら、姿を消した。

 

『厄介なことになったな』

『くちょうがもどったね』

『まあな、区別するためとはこれじゃあな。しかし、あの技は確かに強力だ。だが、使った後の反動が凄まじい』

『だからまけた。やみにね』

『ああ。俺らもとっとと準備しないとな』

 

 SideOut

 

 

 誰もかが諦めていた時、それから赤雷が氷像とかしたフォースへ振り落ちてきた。

 赤雷が辺り一面を覆いつくす。それに気になったEXタイラントが振り向いた瞬間、飛んできた巨大な斧がEXタイラントの体を引き裂いていた。

 斧が飛んできた方向を見ると、そこにいたのは赤と黒の姿のフォースがいた。しかし、目は赤い。

 

『デュオオオオオ!!』

 

 雄たけびを上げながらEXタイラントへ駆けて行った。

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