とある人外共の生き様   作:葵・Rain

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エピローグⅠ 次へのステップ

 雄たけびを上げながらEXタイラントへ向かうウルトラマンフォース。勢いよく飛び上がり、EXタイラントの顔面にドロップキックを決めた。

 

「ギャアアアアア!?」

 

 倒れたEXタイラントの胴体へ何回も踏みつけた。

 あの圧倒的な力をしていたEXタイラントが逆転されたのだ。

 フォースはその体に見合わない蹴りで吹き飛ばした。

 地面に突き刺さっている斧を抜くと、立ち上がったEXタイラントの左腕を吹き飛ばした。さらに飛び上がり頭に一撃を与え、最後は右腕を斬り落とした。

 苦痛の叫びを上げるEXタイラント。辺り一面EXタイラントの赤黒い鮮血で染まっていた。しかし、倒れないEXタイラント。使える武器を全て無くした。戦う力がないのにまだ立ち上がる。

 

『あいつには逃げるってことはないのか』

 

 熊野はそう呟いた。

 生物としての生存本能が最初から入っていないのか。生物としてではなく兵器に見えてしまった。

 だが、そんなことお構いなしにフォースは斧に赤雷を溜め始めた。頭上で何回も回転させ、大きな刃に変わった。

 EXタイラントも最後の力を振り絞り、腹部から先ほどフォースへ止めを指した冷凍光線を撃ちだした。

 だが、肥大化した斧に受け止められた。ゆっくりとEXタイラントへ歩み出す。

 その足取りは死の宣告をする死神のようだ。一歩、二歩と恐ろしく、それを見ている防衛軍の隊員には恐怖だった。

 EXタイラントの前まで来ると、ゆっくりと振り上げ、上から下へ真っすぐに勢いよく切り裂いた。真っ二つになったEXタイラントは別れたまま爆発した。辺りを煙と赤雷が少し見えそこに立っているフォース。その姿はまさに悪魔のようだ。

 姿を戻したフォースは飛びだった。

 

 Side???

 フフ、ここまで作戦通りとは恐れながらこうも順調なものだと些か不安である。

 しかし、フォースがあの形態を使うとはどうやら新たな作戦ができそうであるな。

 

『どうやら負けてしまったようだな』

 

 突如あの方からの通信である。

 

「いえ、これは成功すればいいと考えたプランです。本命は富士山を霊脈として使い噴火と共に、日本を潰す作戦」

『ほお、つまり元から死ぬ予定であったと』

「ハッ、奴は死ぬと第二形態とよべる姿になります。その姿になれば、日本はおろか、第31世界は消えます。そこに集まっている怪獣も怪人も宇宙人も」

『そうか。では引き続き頑張れ』

「ハッ!」

 

 これで邪魔をするものはいなくなった。あとは勝手に作戦が進む。

 さあ、どうする?

 

 SideOut

 

 Side進太郎

 フォースがEXタイラントを倒して二日が経過しようとしていた。

 神田は本部へ向かった。今回出現したEXタイラントについてとフォースの今後の処置だ。

 あまりにも強い力を見せた二者は危険度が上。しかも、残虐な姿を見せたフォースは生きているため、今度我々に向かってきたらどうするのか。そのことを今話し合っている。

 フォースはそんなことをしない。短い間しか一緒にいなかったけど、それでもフォースは絶対に敵対しないと信じている。

 

「さて、三人ともISについてだけど、夏休み期間中に修理とメンテナンスを終わらせるから」

「わかったよ父ちゃん!」

「父さんも病み上がりなんだから無理すんなよ」

「そうですよおじさん。おじさんが倒れたらみんな心配してしまいます」

「わかっているよ」

 

 ユウキたちへそう言うと、あ!っとユウキが何かを思い出したかのように言い出した。

 

「父ちゃん、夏休みの最後さ、夏祭り一緒にいかない?」

「夏祭りか。おういいぞ!」

 

 やったー!と嬉しいそうな顔をするユウキを見つめていると、タツミが話してきた。

 

「おいおい、いいのか?」

「いいんだよ。どうぜ一日休めとか言われそうだし、それに父さん自身もこういったことしないとな」

 

 楽しみなことができたため、今回のことを纏めて、ぱっぱとフォースを探しにいかなければな。

 

 SideOut

 

 Sideウルトラマンフォース

 な、なんとか倒せた。しかし、なんだあの力は!

 濁流に飲まれるような気分だった。

 

『それがフォースダークの力だ』

「黒い私」

『あれは、闇の力だ』

「闇の力だと」

『そうだ本来お前がなる姿でもある』

 

 本来の姿だと?あれがっ!

 

『お前はその力をものにしなければならない』

『べつにいいじゃん。だってほんとーはぼくだったんだもん』

「だろうな」

『それくらいのことではおどろかないようね。だったら、うばえばいいもんね』

 

 白い私は私に近づいてきて、腹部へ狙いをすまして殴ってきた。私は手首を掴み、腕を捻った。

 

『いたい、いたい!?』

「やめろ!何回言ったらわかる!?この体は私のだ」

 

 そうだ、譲れないんだ。

 

『だったら奪われない方法は一つだ。オレタチヲオイダセバイイ!』

 

 黒い私はそう言うと殴ってきた。私は白い私を盾にしたが、あまりの力に吹っ飛ばされてしまった。

 

『サア、フタリトモコノカラダヲカケテヤルゾ!』

 

 そう言って私たちに向かって光線を撃ってきた。

 長い長い戦いが始まろうとしていた。

 

 SideOut

 

 

 

 それはどこか遠い星。その星の大地に錆びついたひし形が埋まっている。

 それは淡い光を出しながら、何かを待っているようだ。

 

 

 




 ウルトラマンフォース編が終わりました。
 次回から秋二の修行編です。予定では三話で終わらせます。そのようにします。
 では、次話で!
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