夜の寮の食堂。
「というわけでっ!織斑くんクラス代表決定おめでとう!」
「おめでと〜!」
と、騒ぐクラスメート。イアンには何のことだかさっぱり分からない。
「姉ちゃん。これなんのパーティ?」
「これは一夏さんのクラス代表就任パーティですわ。わたくしが譲って差し上げましたのよ」
「ふーん…ま、姉ちゃんは恋愛経験とかないから、ちょうどいいかもね」
「なっなんのことですの!?」
「ふんっ。僕は織斑先生の所行かなくちゃいけないから。じゃあな」
「なにを怒っておりますのあの子は?」
「おーいセシリア」
一夏からセシリアの方へ行った。
「い、一夏さん!?ど、どうかいたしました?」
「少し、聞きたいことがあるんだけど。お前の弟もIS操れるのか?」
「は、はい。ですが、この学園での訓練以外でのISの使用は禁止されていると思いますわ」
「へぇ、なんで?」
「あの子はISを使わないことと引き換えにISに乗らなかったのですわ。世界的にニュースにもならなかったでしょう?」
「そういえばそうだな。でも、なんでISに乗らないんだ?」
「あの子自身、争いが好きではありませんの」
「ふーん…」
「その代わり、あの子はかなり頭いいのですわよ。数分あれば他人の専用機を一時的に自分のものにも出来ますわ」
「それはそれで怖いな……まぁ、あいつとは同じ男子同士仲良くやりたいからな」
「わたくしも是非お願いいたします。あの子をお願いしますね」
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僕は話を終えて、織斑先生の部屋から出て、部屋へ戻っている。話っていうのは一夏さんと仲良く、ISには訓練以外で乗れないんだよね?、部屋はとりあえず姉ちゃんと同じってこと。にしてもすごく飲んでたなあ、織斑先生……明日仕事のはずだけどなにか嫌なことでもあったのかな……。
そんなことより、もうこの時間ならパーティも終わってるよね。
「し、失礼しまーす……」
若干緊張しながら入ると、姉ちゃんがお風呂に入っていた。姉ちゃんのルームメイトの人はいないのかな……。
「ふう……」
さて、どうしたもんか。姉ちゃんが風呂に入っている以上、僕はすることがない。ていうか風呂に入ったら速攻寝たい。久々に姉ちゃんと会ったから話がしたいっていうのもあるけど、眠いんだよなあ。
周りに歳上の女性しかいない(一人だけ男だけど)教室があんなに気疲れる物だと思わなかった。うーん…お風呂は明日の朝でいいかなあ、早く寝よう。
ベッドに入って目を閉じた。
「……………」
変に緊張して眠れない……。いいや、しばらくこうしてよう……。
「ふぅ…いいお湯でした。あら?イアンもう戻ってましたの?」
げっ、姉ちゃん出て来た。
「まったく、お風呂にも入らないで……」
ん?なんか誰か布団に入ってきたな……。
「大きくなりましたわね」
おいバカ姉貴!なにしてんの?弟と一緒に寝る気?ちょっ…やだ緊張してきた……。
「おやすみなさい。イアン……」
やめて!僕が眠れなくなるから……マジで。
結局、この後朝まで眠れなかった。