ラウラさん、シャルさんの部屋。僕はシャルさんの膝の上で涙を流していた。
「ねえ、ぢゃんに、ぎらわれだぁぁぁ……」
「う、うん…な、泣かないで……」
優しく頭を撫でてくれるシャルさん。でもそれどころのダメージ量ではない。
「で、でもアレは、ほら……手を抜いてたお前も悪かったし……」
ラウラさんの台詞がぐさっと来た。
「ゔあああああっ!」
「あー泣くなー!」
ビシッとチョップするラウラさん。
「なんにせよセシリアはお前を怒ってるんだから、許して欲しければキャノンボールファストで勝つしかないだろう!」
「うぅ……」
「分かったら準備しておけ。いいな!」
「グスッ。はい……」
「なんか、ラウラもお姉さんみたいだね」
「か、からかうなシャルロット!」
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その頃セシリア。
「ゔああああああん‼︎‼︎イアンに、イアンに酷いことを言ってしまいましたわあああっ‼︎‼︎」
「あの…なんであたしに泣き付くの……?」
鈴の膝の上で泣いていた。
「わ、わたくしはどうすればいいのでしょう……グスッ、もし…もし、イアンに嫌われるようなことがあれば……わたくしは……」
「ていうか、突き放したあんたが悪いんじゃん」
「ゔああああああああっっ‼︎‼︎」
「うるさーい!めんどくさいわねあんた!あんたがキャノンボールファストで蹴りつけるって言ったんだからそうしなさいよ!いいわね!?」
「ぐすん……はいぃ……」
「はぁ……まったく………」
イアンと同じだった。
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週末の土曜日。僕はシャルさんと待ち合わせた通りに出掛ける。にしても明日、姉ちゃんとの対決なのに出掛けていいのかなぁ。まぁ約束しちゃったものは仕方ないんだけどさ。
服装は少し大き目のセーターに短パン。一目見た瞬間、僕はこれを気に入った。が、試着の結果、セーターが長過ぎるのかズボンが短過ぎるのか、スカートを履いているように見えてしまう。すぐにやめようとしたら姉ちゃんに鼻血を垂らしながら「買え」と言われた服だ。
その服を着て僕は待ち合わせ場所へ向かった。その場所にすでに金髪の女性が見える。
「すいません、遅れま……」
「ねえねえ、カーノジョ♪」
「今、暇?遊びに行かない?」
僕の目の前に男の人が二人出て来た。や、あの……、
「え?いや、あの待ち合わせに……」
「いいじゃんいいじゃん。遊ぼうよ!」
「へ?ていうか僕……」
「うおっ、ボクっ娘とかマジ本当にいるんだな!」
うわあ…人の話を聞くつもりないのか……。
「や、だからあの…僕ちょっと急いでて……」
「いいから行こうぜ……」
うー…目の前に待ち合わせの人がいるのに……と、思ったら本当に目の前にいた。その人は男の人の腕を捩じり上げる。
「いででででっ!?」
「な、なんだてめぇ!」
「その人、ぼ……私の連れなんで離してくれます?」
「ハァ?舐めてんじゃねぇぞ!」
「ていうかその人、男の子ですよ?」
その一言でその男二人は顔を真っ赤にしながら退散した。
「あの、すいません面倒かけちゃって……」
「それよりイアン…その服装は何?」
「色々ありまして……ズボンが短過ぎてスカートに見えるって言われた奴です」
「なんでそんな服着てきたの?」
「少しだけ気に入ってますから」
「そう……」
「っていうか…その、僕女の子に見られてました?」
「間違いなくその服装のせいだけどね」
「はぁ……本当にすみません……」
僕はため息をついた。買い物のスタートだ。
携帯の充電切れそうだったので少し雑になってしまった……。