無事、姉ちゃんとも仲直りできて、今は任務の最中。シャルさんと一夏さんと共に輸送船の護衛をする。
「別にイアンは来なくても良かったのに……」
「シャルさん1人に行かせられませんよ。危ないじゃないですか」
「まったく……歳下なのに気がきくんだから……」
「何か言いました?」
「な、なんでもないよ!あはっあははは……」
「鈍いなイアンは」
「一夏さんには言われたくありません!」
なんて話してると、車の走る音が聞こえた。その瞬間、僕達の顔は引き締まる。
「来たよ!」
その車から四機のISが出てくる。それに相対するように僕達は出撃した。
「花びらシステム、起動!」
八枚の花びらが出て行って、一夏さんとシャルさんに4枚ずつ付く。
「サンキューイアン!」
一夏さんはそう言うと、敵に突っ込む。花びらシステムのおかげで敵の弾丸はすべて弾かれ、あっという間に倒してしまった。それはシャルさんも同じだ。
だが、僕はうまく戦えない。なんか、こう……集中出来ない。
「………あっ」
そうか、花びらシステムで花びら一枚一枚に神経を使ってるから僕自身が疎かになってしまってるんだ。しかも僕の相手は二人。
「バカ、イアン!花びらシステムは解除していいよ!」
シャルさんに言われるが、このくらい出来るようにならないとみんなを守りながら戦うなんて出来ない。
「ふん!仲間のために自分が疎かになるなど!」
敵にそう言いながら撃ってくるが、すべてかわしてリボルビングライフルを放つ。それが敵のマシンガンにあたった。
「今だ!」
「えっ?」
そう言われ、振り返ると、もう一機が輸送船を狙っていた。
「やらせるもんかぁーっ‼︎」
花びらを2人から2枚ずつ剥がして輸送船をガード。
「なにっ!?だが、しかし……!」
そいつはニヤリと笑う。気が付けば、最初に僕を狙っていた奴が再び僕を狙って斬りかかってきていた。
「しまっ……!」
「イアンーーッ‼︎‼︎」
僕を庇う影。一夏さんに庇われた。
「えっ!?」
予想外の行動で花びらシステムの反応が遅れ、敵の攻撃は一夏さんに直撃した。
「一夏さん!………こんのぉっ!」
僕は小太刀を敵に叩き付け、ゼロ距離からリボルビングライフルをぶち込んだ。
「一夏さ……」
「大丈夫だ。問題ない……」
僕のせいだ……クソッ……。ちなみにもう一機はシャルさんが倒していた。
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次の日の朝のHR前。一夏さんの腕からブレスレットが消えた。昨日のことで白式が粒子変換されなくなったためだ。
「すみません一夏さん……」
「気にすんなって」
頭を撫でられるが、拒絶反応は出ない。はぁ……。
「元気出しなよイアン。確かにイアンの気の使い過ぎだったかもしれないけど、仕方ないよ」
「シャルさぁん……」
「ほら泣きそうにならないの」
シャルさんも頭を撫でてくれる。その時だった。なんか…こう……股間の辺りに違和感を感じた。
「…………?」
「どうかしたかイアン?」
「い、いえ……」
なんだろ……この、なんていうか……違和感は……今まで感じたことない……小学生の時に寝ぼけてパンツ履き忘れて学校に行った時とも別の感覚……。
「す、すいません……」
僕は急ぎ足でトイレに向かった。で、個室の中。ズボンとパンツを下ろした。そこには、
「」
僕のナニが粒子変換されていた。つまり、消滅した。