まぁブリーフに変えた所で僕の苦労は変わらないわけで。ていうか女の人の苦労というか……この人達、股間に何もぶら下がってないとかなんか違和感ないのかね。なんかもうダメだよこれ。気持ち悪くて……。
しかも、パンツの上にスボンも履いてるから、周りにバレることはまずないのに、変に緊張する。だが、それももう終わりだ。帰りのHRが終わり、僕は一足先に部屋に戻ろうとした。その時だった。ラウラさんが僕の前に立ち塞がった。
「おい嫁」
「は、はい?」
「脱げ」
「……………ふぁ?」
何言ってんのこの人。
「クラリッサから、『性交』なるものを教わった。夫婦なら誰でもやるらしいな。それについて、エロ同人なるもので勉強した。やるぞ」
「い、いやいやいや!なに言っちゃってるんですか⁉︎ていうか言ってる意味分かってます⁉︎」
「無論だ。子作りの事だろう」
「大声で言うなよ!」
こ、これはマズイ!こんな所で童貞奪われたくないし、ていうか童貞失う前に処女失うのはもっと嫌だ。この人やると言ったやらやる勢だからな……。しかも元軍人で隙も何もない。僕はとりあえず、目を逸らさずに後ろに下がった。
「無駄だ。私からは逃げられない。ISならまだしも生身では貴様は一番弱いだろう」
その通りだ。だが、この人は素直な部類だ。だから、そこを利用する。僕はラウラさんの後ろを指差した。
「お、織斑先生!」
「何⁉︎教官⁉︎」
ガバッと振り返るラウラさん。その一瞬で僕は窓から飛び降りた。
「チィッ、逃がすかッ!」
ラウラさんはワイヤーブレードを飛ばしてくる。だが、ISを展開すればこっちのものだ。
「コスモース!」
なんかウルトラマンに変身してる気分だったが、この際それはいいや。そして、秋桜を展開し……あ、あれ?展開されない……ていうか、量子変換に異常が出た。ま、まさか…壊れたのは白式だけじゃなかった……?
「うそおおおおおおおおおッッッ‼︎‼︎‼︎」
僕はそのまま落下した。
イアンが落下してから、その後を追うようにラウラも降りた。そして、
「ふむ、では始めようか」
言いながらラウラは気絶してるイアンのズボンとパンツを下ろした。その瞬間、
「なにっ⁉︎」
何もなかった。
「なっ……あっ……あれ……?」
しばらく口をパクパクした後、後ろから声が聞こえたので、急いでラウラはズボンとパンツを戻した。
「あれ?ラウラ?」
「ッッ⁉︎し、シャルロットか!」
「どうしたのこんな所で……って、イアン⁉︎何、何があったの⁉︎」
「あ、いや……これは……」
「と、とにかく保健室!」
「あ、あのシャルロット……」
そのままイアンは保健室に運ばれた。