デート・ア・ライブ error bugs   作:warabe

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エレンとオリ主の関係性を描きたかったのですが、ギャグ風味に・・・。


第七話 勝負事

 若き男女が至近距離で会話をしている。

 

 この一文を読んでどんな光景を思い描くだろう。カフェでの食事? 観覧車の中で二人きり? ショッピングモールで並んで買い物? 映画を観ている?……はたまた寝屋でのピロートーク? 色々な状況が考えられるだろう。DEMロンドン本社、執行部用トレーニングルームにいる二人は そのどれにも当てはまらないが。

 

 黄金の輝きを放つ美しい長髪をたなびかせながら剣を振るう少女。その猛攻をどうにかいなしている東洋人の青年。この二人にとって至近距離にいるということは、相手を殴って斬り倒すことが出来るということを意味する。要は相手を殺せる。

 

 おまけにここは仮想空間ではなく実戦形式の演習場のため、このトレーニングルームにおいての負傷は現実のものとなる。

 

 

「なぁ、オレの訓練だけ他と比べてハードすぎやしないか?」

 

「気のせいです」

 

「ぐぉっ!」

 

 DEMインダストリーが擁する世界最強の魔術師、エレン・M・メイザースが横殴りに叩きつけてきたレイザーブレイドを、紅坂円錐は自分のレイザーブレイドで弾いて受け流す。それでも腕の骨にヒビが入ったことを円錐は感じた。直接受け止めていたら骨折していただろう。

 

 円錐がDEM兵器開発部門の主任を辞して執行部へと転属してから半年間、エレンによる円錐への稽古が行われていた。一方的に円錐が攻撃を喰らい続けるそれは公開処刑といった方が正しい。

そのあまりの容赦のなさは当初、他の執行部メンバーの憐れみを誘っていた。

 

 

「もうアンタに6回ぐらい医務室送りされているがどう思う」

 

「精進が足りないということですね」

 

 

 空中でとんぼ返りをして円錐はエレンの蹴りを避ける。普段は一般人以下の体力しかないエレンだが、随意領域で強化された彼女の身体能力はただの蹴りすら必殺の一撃となりうる。

 

 

「アンタがやりすぎだという可能性は?」

 

「どうでしょう? そんなことより避けなければ死にますよ」

 

「そう、かいっ!」

 

 

 間髪入れずエレンの持つ武装の中でも最強の威力を誇る魔力砲ロンゴミアントが放たれ、それを円錐は床スレスレに下降してやり過ごすが、外れた光線は演習場の一角を轟音と共に消滅させた。

あくまで模擬戦のはずだが、当たれば間違いなく死んでいる一撃。その容赦のなさに円錐は冷や汗をかきながら苦笑。

 

 

「一瞬でも気を抜けば死ぬ戦闘が『訓練』? 逆に笑えてくるな」

 

「執行部の一員ならばそれくらいできなければ困ります」

 

 

 当然のように言うエレンに円錐はじゃあ、とさらに尋ねる。

 

 

「執行部の連中から憐みの目線を感じるのだが?」

 

「気のせいです」

 

 

 エレンの放った上段からの強烈な蹴りを、両腕を交差させて受け止める円錐。しかし彼に息つく暇を与えずエレンは振り上げた刃で追撃する。神速で振りぬかれた剣閃は顔を掠めるに留まるが、今度は円錐の身体が突如として動かなくなり、そのまま壁へと叩きつけられた。高密度の随意領域による束縛および物理攻撃だ。やろうと思えばそのまま磨り潰すようなこともできる。

 

 

「訓練にかこつけて殺す気満々だろうが……。この程度で死ぬオレではないがな!」

 

 

 口の端から血を垂らしながら円錐はその顔を喜悦に歪める。命が散るかもしれない状況を愉しんでいるのだ。そんな彼とエレンとの戦いをモニター越しに見ている執行部メンバー達の目は化物を見ている時のソレだった。この模擬戦で彼は世界最強の魔術師、エレン・M・メイザースの猛攻を少なくとも30分以上はしのいでいる。防戦一方とはいえ並の魔術師にできることではなく、円錐はすでに執行部の中でも一目置かれる魔術師となっていた。

 

 

「彼は一体どういう頭の作りをしているのかしラ……? 技術畑の人間だと思っていたのだけド」

 

「アイツより私の方がつえーでしょうけど、決して侮れない強さでやがりますね」

 

 

 エレンによる円錐いびりを見ていた崇宮真那とジェシカ・ベイリーの顔色は悪い。二人とも執行部のエースであるアデプタス・ナンバーの称号を持つ猛者ではあるが、それでも不動のナンバーワンであるエレンの攻撃を連続して受け続ける光景は心臓に悪かった。半月前に来た新入りが立ったまま気絶するくらいに。モニタールームになんとも言えない空気が漂うなか、ブザーが鳴り響いた。模擬戦終了の合図だ。そして有無を言わさぬプレッシャーを感じさせる声でアナウンスが入る。

 

 

『そこまでだ二人とも。これ以上はその部屋が倒壊するからやめたまえ』

 

 

 この放送を行ったのはDEMの総取締役であるサー・アイザック・レイ・ペラム・ウェスコット当人である。執行部でも一と二を争う危険人物であるエレンと円錐の戦闘を止められるのは彼ら共通の上司であるウェストコット以外におらず、模擬戦を終了させるには彼が執務室から命令する必要があった。こんなやり取りが少なくとも週三回はあるため、スピーカー越しとはいえウェストコットの声を聴けると一部の執行部メンバーの楽しみになっていることを当事者たちは知らない。彼らはウェストコットのシンパというか信奉者であり、ジェシカ・ベイリーもその一人だ。

 

 

「オレが死ぬからやめろ、とは言わない辺りがCEOのCEOたるゆえんだな。そうだろ、オレを殺せなくて残念そうな執行部長さん」

 

「アイクが言うならば仕方ありませんね。あと少しで貴方のいけ好かない頭部を斬り落とせたのですが……」

 

「厳しい上司を持つと、部下は苦労するな」

 

 

 肩をすくめた円錐をエレンが睨む。

 

 

「言うことを聞かない部下を持った上司の苦労を教えて差し上げましょうか?」

 

「結構だ。アバラ数本と右腕の骨をやられて身に染みている」

 

「ならば口の利き方には気を付けなさい」

 

「断る。おっと、減給するとか言っても無駄だ。副業のレストラン経営が順調だから痛くもかゆくもない!」

 

 

 なんとも腹の立つドヤ顔で言い放った円錐。そして戦闘以外になると途端にポンコツな、お子様と化す世界最強の堪忍袋の緒も切れた。

 

 

「……ふっ。二回戦といきましょうかエンスイ?」

 

「そっちがその気ならこっちも全力で相手しよう。この間はついぞ決着のつかなかったジェ○ガでな!」

 

「最強である私が負ける道理はありません。今度こそ貴方に敗北を味あわせてあげましょう! 超越者である我々にしか扱えないあの○ェンガで!」

 

 

 横で聞いていた執行部の面々がずっこけた。バチバチと火花を散らす二人だが、勝負の内容はとてつもなく下らない。随意領域を使って、ジ○ンガのブロックを超高速で引き抜きそして積む。それぞれの持ち時間は1ターンにつき0.5秒。顕現装置と随意領域の操作に精通していなければできない神業なのだが、ギャーギャーと罵り合う当事者たちの雰囲気も相まって子供のケンカにしか見えなかった。壊れたりしないようにブロックは強化チタン製のものを使っている。

 

 

「よーし、着替え終わったらすぐにオレの個人研究室へ集合だ。逃げるなよ執行部長!」

 

「そちらこそ世界最強の恐ろしさを思い知らせてあげます!」

 

 

 互いにガンを飛ばしながら二人は更衣室へと姿を消した。執行部に移った円錐にとってエレンは直属の上司に当たるわけだが、二人が揃えばいつもこの調子だ。端的に言ってパッと見、ただの馬鹿にしか見えない。

 

 

「あの二人を見ていると、天才とバカの区別がつかなくなりそうだワ」

 

「紙一重じゃねーですか? 人格はともかく、エンスイの随意領域操作は神がかってやがりますからね。変態マッド・サイエンティストですけど」

 

 

 溜息を吐くジェシカに真那が相槌を打つ。この二人以外のメンツも口に出さないだけで全員そう思っていたが、口を滑らせたりすればもれなくエレンとの模擬戦(ガチ)か円錐との科学実験(地下室、回転ノコギリ、ドリル)が待っているので黙っている。どちらも死にはしないが、一週間ほど泣いたり笑ったりできなくなるか、逆に一週間虚ろな表情で笑い続けるかするハメになる。

 

 

「その感想に関してだけは右に同じネ。それと次の昇格試験、絶対に私がアデプタスのナンバーツーを頂くわヨ」

 

「どっちが二番でも三番でもいいです。私は自分の全力を出すだけでやがりますから」

 

「可愛くない後輩ねホンと。思い知らせてやるワ」

 

 

 円錐絡みのこと以外では基本的に仲の悪いジェシカと真那も更衣室へと姿を消す。その頃、トレーニングルームのモニター室では担当者たちが頭を抱えていた。穴だらけというより文字通りハチの巣になってしまった演習場。ここまで破壊しつくされていると顕現装置を使ったとしても修復するのに半日はかかる。つまり彼らの残業がまたここに決定した。

 

 

「恨みますよ執行部長、ミスター・ベニサカ……。お二人が中庭を更地にした時よりはマシだと思おう、そうしよう」

 

「昨年だったか二人が社員食堂を破壊した時に居合わせましたけど、悪夢そのものでしたねアレも」

 

「あの二人のケンカに巻き込まれてよく生きていましたねぇ……」

 

「限度を知らないからなぁ。馬鹿と天才はなんとやらですね」

 

「天災のまちがいじゃないか?」

 

 

 担当者たちの愚痴が噴出する。模擬戦では使わないが、ただのケンカとなれば円錐も自身の製造した兵器を躊躇なく投入するので、ひとたびエレンと円錐の場外乱闘が勃発すればあたりに甚大な被害が出る。そのたびに円錐はその責任を取るべく修復作業を引き受けようとするのだが。だが。

 

 

「ミスター・ベニサカの修復は改造の間違いだからね」

 

「廊下歩くだけでレーザーカッターの餌食になるところでした」

 

「私は花壇の花が突如として火花をまき散らし始めたのを見ました」

 

「中庭の池の蛙がサイボーグ化されていたな」

 

 

 円錐に任せると社内の魔改造が着々と進むので、絶対に彼にやらせないことが暗黙の了解になっている。具体的には廊下がブービートラップまみれになったり、酷い時はとある部署の机が合体変形するロボに改造されていたり。後者が日系ハーフのCR-ユニットのメンテナンス技師見習いをおおいに喜ばせたことは余談。彼女曰く日本人は未来に生きているとかなんとか。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 同時刻。DEMの所有する研究室の一つで複数の男たちがせわしなく作業を進めている。実験装置に繋がれたサルが絶叫するのを余所に研究者たちはデータを取り続ける。彼らのボスが求める新しきCR-ユニット製造の為、その武力で現CEOをその座から引きずり下ろす為。手術台のようなものが立ち並ぶ研究室で実験動物たちがCR-ユニットとの同調実験でその命を散らしていた。

 

「やはり動物実験では限界があります。実際に人間を対象にしたユニットを造るためにはベースとなる人間の脳のデータが必要です」

 

「やはりそうか。素体にする魔術師については私が用意するからおまえは引き続き作業を進めろエリック」

 

「了解です、エドガー様」

 

 

 エリックと呼ばれた研究員は自身のズレた眼鏡を直しながらまた実験装置の操作に戻る。その様子を見ながら、エドガー・F・キャロルは実験室の窓ガラスに映った、昏い感情で歪んだ自分の顔を見た。紅坂円錐に会議室で己の計画の一部を暴露された挙句、殺すと脅迫までされてから半年。彼のウェストコットと円錐への復讐心は新型CR-ユニットの開発を急ピッチで推し進める原動力となっていた。

 

 

「新型CRーユニットが完成すれば既存のCR-ユニットは恐れるべき対象ではなくなる……つまりあの最強の魔術師、エレン・M・メイザースにも届く刃を造れる! なによりもジャックの仇を討てる!」

 

 

 現行のDEMの顕現装置はあくまで人間が発する随意領域の増幅と制御補佐しかできず、使用者本人のスペックに頼らなければならないところが大きい。他にもDEM製の顕現装置を扱う魔術師はみなすべからく頭に脳の動きとCR-ユニットを連動させるための突起を手術で取り付けらており、機械に人間が合わせる状態だ。

 

 エドガーは半ば自立稼働する顕現装置を造ることで、使用者の戦闘能力を大幅に上げると同時に、顕現装置自身には特殊効果を発揮させるまったく新しいタイプのCR-ユニット建造を目論んでいた。それがエドガーの計画だった。ただし、一から人の脳を模した機械などは造れず、どうしても雛形となる生贄の魔術師が一人必要だった。

 

 

「必ず、必ず、私は貴様らを蹴落として見せるぞウェストコット、エンスイ!」

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――

 

 

「と、このような会話をエドガーの奴は先ほどまでしていたわけだよ。チェック」

 

「愚かな男ですね。貴方の掌の上で踊っていることも知らず。ルークで貴方のナイトをとります」

 

「あ、しくじった。それじゃオレはキングとルークでキャスリングしとこう。エドガーの馬鹿はオレが全部聞いているとは夢にも思わないだろうさ。おめでたさならオレに改造されていることに全く気付いていない真那に匹敵するかな」

 

「まさか自分の脳の一部が盗聴器に改造されているとはエドガーも思わないでしょう。私はポーンをクィーンに昇格。しかもその手段が彼行きつけの床屋の椅子を洗脳装置にするという暴挙では防ぎようが無かったでしょうね」

 

 

エドガーの発言記録をBGMに、円錐とエレンはチェスをしながらティータイムを楽しんでいた。ここはCEOの執務室であり、当然部屋の主であるウェストコットもその場にいた。彼は紅茶片手に円錐の持ってきたスコーンを食べている。

 

 

「それで、そろそろ君の研究成果について聞かせてもらっていいかなエンスイ?」

 

「ポーンを動かす、っと。――もちろんですよCEO。真那の魔力処理改造はいたって順調です。もう精霊とも肉弾戦ができるレベルで仕上がってきています」

 

 

 上司からの問いかけに即座に答える円錐。その隙に彼の分のビスケットがエレンの胃袋に収まったことをウェストコットは見て見ぬふりをした。

 

 

「それと遠隔操作で戦わせることが出来る機械人形の原型がようやく形になってきました。これを用いれば魔術師の本体を危険に晒すことなく遠隔地で任務を行うことが出来るようになります。動きに多少の誤差が出ますが、例えばこの本社のオフィスにいながらマリアナ海溝の底を探索できるわけですね」

 

「そのようなものに頼らなくとも執行部の戦力は十分ですが? しかもこれでは十体がかりでも未熟な魔術師一人に劣ります。チェックメイト」

 

 

 円錐は自身の開発している戦闘用機械人形のデータをスライドに映し出してプレゼンを行っていたが、エレンはそのデータに対して不満を顕わにしていた。その反論を予想していたのか、特に表情を変えることなく円錐はスラスラとプレゼンを続ける。

 

 

「(あ、いつの間に負けてるしクッキーもない!?)執行部長の仰っていることはごもっとも。確かにこれではポンコツもいいところですが、仮に自立稼働型の顕現装置を作れれば自立稼働し戦う兵隊を大量に用意できることになります。しかも、これのために魔術師を運用する必要は皆無となる。エドガーが考えている人間の脳をベースにした顕現装置ならそれも可能かと思います」

 

「エドガーの行っているプロジェクトの成功が大前提になっているようだが、大丈夫なのかね?」

 

 

 ウェストコットの目が円錐のそれをしっかと捉えて言う。虚勢や誤魔化しは通じない。もし仮にそのようなことをすれば命をもってその代償を払うことになる。それに対して円錐は落ち着き払って事実だけを述べた。

 

 

「何の問題もありません。もう技術やノウハウは全て盗みました。あとは彼らが生贄にするという有能な魔術師の脳内データさえあれば、オレだけでも造れます」

 

「そうか、期待しているよエンスイ」

 

「とは言ってももう何年かは泳がせますけどね。だってその方がCEOも楽しいでしょう?」

 

 

 リアルタイムでエドガーの発している声が全て表示されたノートパソコンの画面を見ながら言う。それにウェストコットも笑って応じた。

 

 

「ああ、君がこの喜劇にどのような終幕をもたらすのか楽しみに待つとしよう」

 

 

 執務室に二人の笑い声が響く。寒気が走るようなプレッシャーを放たれ、部屋の中の温度がいくらか下がったような感覚すら一般人には与えただろう。もう一人の少女はやや呆れた様子で二人を見てから宣言する。

 

 

「全てはアイクの思うままに。ですが、アイクの害になると私が判断したならば何であれ私はそれを生かしておきません。それを努々忘れないで下さいエンスイ・ベニサカ」

 

「二年前に向けられたあの刃の切れ味を忘れたことはないよ、エレン・M・メイザース、CEOの誇る最強の剣にして盾よ。せいぜいオレという狂人をよく見張っていろ」

 

 

 エレンと円錐は表面上笑いながら、相手の命を奪うことしか考えていない冷たい視線を交わす。そしてふと円錐が気づく。

 

 

「時に執行部長、その口の端についている赤い果汁はなにかな? 実はさっきオレのとこの冷蔵庫から産地直送特上イチゴの箱が全部無くなっていたんだが?」

 

「気のせいです。それとその空箱らしきものがゴミ箱に落ちていましたよ」

 

 

 食べ終わった食べ物の容器を捨ててきたともいう。円錐のこめかみに青筋が浮かんだ。あれはわざわざハロッズのデパートの地下食品売り場まで足を運んで買ってきたとっておきだったのだ。それを全部喰われた事実に彼の身は怒りで震えた。

 

 

「よ く も 全部食いやがったな!? 決闘だ!」

 

「いいでしょう、受けて立ちます。それで、なににしますか?」

 

「ジェンガはさっきオレが勝ったし、チェスはそっちが勝った――次は随意領域ありでトランプのスピードだ!」

 

 

 なおCR-ユニットを使ったケンカは中庭を焦土にして以来、絶対に禁止されているためこのような締まらない決闘内容となっている。ウェストコットからの厳命であるため二人とも律儀に(?)守っていた。

 

 

「いえ、随意領域ありならばボーリングです」

 

「オレはボールを高速回転させて全てのピンを粉砕してストライクさせる!」

 

「ならば私はボールを音速で動かし衝撃波でピンを切断しましょう!」

 

 

 ギャアギャア騒ぐ二人を横目にウェストコットは慌てず騒がずガードマンならぬ執行部の人間を二人呼んだ。数分後、真那とジェシカに引きずられつつ、まだ言い合っているバカ二人はウェストコットの執務室から退室した。騒音があると業務に差支えが出るのは例えDEMのCEOでも変わらないのである。

 

 

<原作開始まであと2年>




更新速度は激遅、しかも気まぐれになると思います。
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