ユエっちもどきが行くHUNTER×HUNTER 作:ヴィヴィオ
さて、十老頭に頼んで陰獣にしてもらった私は、用意してもらったホテルでゆっくりとくつろぎなら準備をします。ベットで寝転びながら電脳ネット上に侵入させてあるメルトウイルスを使ってキルアの連絡先を調べます。調べた情報は携帯端末に送り、電話番号に連絡を入れます。
『あいよ』
「キルアですね。私はユエです」
そう、相手はキルアです。
『なんだよ? 教えてないはずなんだけどな』
「キルア、悪いのですがゾルディック家を紹介してください。依頼があります」
『依頼か? まあいいけどよ。でも、紹介するだけだぞ。交渉はそっちでしろよ』
「ええ、もちろんです。よろしくお願いします」
『んじゃ、後で連絡するよ』
「お願いするです」
さて、こちらは問題ないですね。お金はマフィアンコミュニティーから大量に用意させますから問題ありません。次の用意として本を沢山用意しておきましょう。相手が私の能力を誤認してくれると助かりますしね。とりあえず携帯端末で注文をしておきます。
「さて、連絡が来るまで本でも読んでいましょう」
不思議なパックジュースを飲みながら読書をします。うん、美味しいです。しかし、爆弾を用意するのはありですね。例の荒野に
「っと、電話ですね。もしもし」
『儂はゼノ。キルアから依頼あると聞いたのじゃが』
「はい。ゾルディック家全員を雇いたいのです」
『全員か。穏やかじゃないの。獲物は誰じゃ』
「ヨークシンシティに集まる幻影旅団の全員です。ナンバー4のヒソカを除きます」
『幻影旅団か。奴等は厳しいの』
「ですから全員です。バックアタックもされたくないのでゾルディック家の全員を雇いたいです」
『ふむ。高いぞ』
「構いません。そちらの言い値を支払います」
『では……』
ゼノさんから要求された超高額な金額を即決でお支払いしました。
「では、直ぐにこちらに来て下さい」
『うむ』
さて、他にも切り札を購入しておきましょうか。マフィアンコミュニティーのお金が使えるというのはいいですね。
ヨークシンシティ当日になり、私はゴン達と合流する為に外に出ます。
「ユエ~~~!!」
「ゴン、久しぶりですね」
ゴンが私を見付けていきなり飛び込んで来ました。お陰でパックジュースがこぼれてしまいましたが、ゴンをしっかりと抱きしめてあげます。
「よう、元気か」
「元気みたいだな」
キルアとレオリオもやって来ました。しかし、ゴンは前と違いますね。
「兄弟の再会。うん、いい絵だわさ」
「ビスケさん、三人の修行、ありがとうございます」
「気にしなくていいだわさ」
「師匠の癖にろくに教えてもらってなかったんだけど、どういう事?」
ビスケとポンズもこちらに来ました。
「ポンズにはお土産がありますから許してください。それとビスケさん。追加の依頼があります」
「なんだわさ」
私は瞬時にビスケさんの身体に抱きついて耳元につぶやきます。
「幻影旅団の討伐です」
「っ!?」
「ゾルディック家を招集しておりますが、ご協力願えませんか?」
「考え――」
「報酬はこちらです」
私は修行先で手に入れた宝石をビスケさんにお見せします。
「――OK、乗っただわさ。とんでもない使い手になったみたいだしね」
「では、皆さん。私についてきてください。ホテルは手配してあります。直ぐにクラピカさんもきますからね」
「おおー」
「あっ、ユエ! 父さんが残した物があったんだ。それがグリードアイランドって言ってね」
「それなら知っていますし、入手は出来ませんがプレイする方法はあります。ですのでそちらは任せて遊んでいてください」
「オッケー」
皆をホテルに案内した後、私は皆を部屋に入れた後、外でライト=ノストラード氏に連絡を取ります。
『陰獣の方との事だが……』
「貴方が娘の護衛として雇っているクラピカという人を今から言うホテルに来るように連絡してください。これは十老頭からの指令ですが、彼に協力してもらう事があります」
『わかりました。直ぐに伝えます』
「よろしくお願いします」
さて、こちらは終わりです。次はポンズですね。
「ポンズ、少し話があります。こちらに来るように。それと直ぐにクラピカさんも来ますからね」
扉を開いて内容を告げるとポンズは慌ててこちらに来ます。
「じゃあ、アンタらは修行するわよ」
「は~い」
「おう」
「俺もかよ!」
「当然だわさ」
ゴン達は中で修行しているようですからこちらも気にせずに行きましょう。ポンズを連れてホテルにある屋上のプールへと移動します。南国のような雰囲気を出す為に木々などが配置されています。そんな中で私はポンズに向き合います。
「それで、何をするの? まさか泳ぐの?」
「そうですね。それもいいでしょう。ええ、それで行きましょうか。ポンズ、今から貴方にプレゼントを与えます。ですから服を脱いで裸になってプールに入ってください」
「え?」
「大丈夫です。私しかいませんから」
「わ、わかったわよ」
ポンズは服を脱いで一糸まとわぬ姿でプールに飛び込みます。
「では、次です。蜂さん達を出してください」
「皆、おいで」
蜂達が帽子から出てポンズの下へと向かいます。直ぐに私は魔女の帽子(ウィッチハット)からあっちで取ってきた蜂を腕を突っ込んで探します。
「今からやる事は試練でもあります。ポンズに問います。その子達と貴女の絆は絶対ですか?」
「当然よ。この子達は私の家族であり、大切な子達よ!」
「よろしい。では今から試練を執り行います」
魔女の帽子(ウィッチハット)から凶悪な巨大蜂を取り出します。これは暗黒大陸に生息する生物です。
「ひっ!?」
今のポンズでは相対した瞬間、殺されます。元気ならばですが。生きている蜂は私達に向かって圧倒的な殺気を放っています。それを受けたポンズは女の子としては言ってはいけない事をしてしまいました。まあ、その為も含めてプールに入れたのですが。蜂達はガクガクと震えながらもポンズを守るように立ち塞がりました。
「ほら、落ち着いてください。これに戦闘力は既にありません」
羽と手足は全て切り落とされている上に動けないように縛ってありますからね。直ぐに魔女の帽子(ウィッチハット)から多数の巨大蜂を取り出していきます。
「ま、まさかそれを倒したのっ!?」
「ええ、まあ。私と私の念獣でですが。貴女達にはコイツの力を得て貰います。では、まずは……」
毒の覇者を使って巨大蜂の毒の抗体を作成します。
「まずはこれを飲みなさい。蜂達もです」
「ええ」
飲んで貰った後、ブーツを具現化して巨大蜂の首を叩き落として命を奪います。
「では、食べてください」
「え!?」
「食べてください」
「いや、食べれるはず……」
「蜂達でいいですよ」
「皆、お願い」
蜂達が巨大蜂に群がって食べていく。直ぐに蜂達の身体に変化が訪れませんでしたが、これで問題ありません。
「では、次です」
魔女の帽子(ウィッチハット)から保存していた巨大蜂を大量に取り出していきます。その数は広いプールの周りを埋め尽くしていきます。その数474匹。それを積み重ねました。
「ば、化け物……」
「ええ、化け物なのですよ。さて、ここからです。さあ、ショータイムなのですよ!」
メルトウイルスを使って474匹を溶かして液体に変えます。そして、そのままポンズの蜂達も飲み込ませます。
「ちょっ!?」
「大丈夫ですよ、ええ。ただ、蜜をたっぷりと与えるだけです」
メルトウイルスに作られた液体はいわば情報の塊です。元の同種の肉体を食べさせた蜂の体内へとその液体を注ぎ込む事によって魔改造の準備を行います。
「では、ここからは貴女の仕事ですよポンズ」
「え?」
「貴女の操作系能力で蜂を融合させなさい。さもないと死にますよ」
「これが試練!?」
「そうです。貴女の念能力ならばできるでしょう」
「わかったわよ、やってやるわ! 皆、頑張って!」
頑張って操作してメルトウイルスの液体と蜂達を融合させていくポンズ。私はそれを眺めているだけです。
「早くしないと死んじゃいますよ?」
「皆を死なせない! 絶対に!」
ポンズは自ら液体に飛び込んで中で操作していく。私はその頑張りを見ながらパックジュースを片手に本を読んでいく。もちろん、メルトウイルスを操作して手助けはしてあげます。ついでにもう一つも用意しておきましょう。
少しするとポンズがプールから出て来ました。蜂達は黒色に変わりましたが、戦闘能力は随分と高くなったでしょう。蜂達も念能力に目覚めたのですから。
「お、終わったわね……」
「第一段階がですね」
「え? まだあるの?」
「では、第二段階です。次はポンズ自身です」
「ちょ、まさか……」
「そのまさかです」
女王蜂を取り出して液体に変えてポンズに飲ませます。
「まさか、家族である蜂達を改造しておいて自分だけ無事だなんて思わないですよね?」
「……」
「それに化け物の弟子は化け物じゃないといけませんよね」
「いやいや……」
「ちなみにここに幻影旅団が来ますよ。私は彼らと戦います」
「……わかったわよ。生き残る為にもやってやろうじゃない!」
「ふふ、いい返事なのです」
頑張って女王蜂を取り込んだポンズは気絶してしまいましたが、その念の容量はかなり増えています。女王蜂が使っていた念能力も手に入れているでしょうから、念獣の軍団が作成できますね。もっとも、劣化しているでしょうが。
ポンズの魔改造回でした。