ユエっちもどきが行くHUNTER×HUNTER   作:ヴィヴィオ

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第12話

 

 

 

 

 さてさて、残りの旅団は……あちらも終わったようですね。流石はゾルディックの人達です。それにポンズもいますからね。

「これからどうするんだ?」

「私はあちらに合流するのですよ」

「俺達も行こうか?」

「いえ、あちらは終わりましたのでゴン達は救助をお願いするです。レオリオ達もよろしくです」

「わかった」

 ゴン達にはまだ何かあるかも知れませんし、何よりこれから急ぐのですよ。

「九尾モード発動なのです」

「うぉ!?」

「なにそれ!!」

 尻尾と狐耳が生やして空高くに飛び上がってビルの壁などを蹴って走っていきます。音速を超えて移動します。

 

 

 

 

 幻影旅団が本拠地にしていた場所まで数分で到着しました。廃墟のビルが立ち並んでいるはずのそこは変わり果てたクレーターだらけの土地でした。その中心にゾルディック家の方々とポンズが居ます。皆は片腕や方足が無かったりとかなり負傷しているようです。細工してから彼等の下へと向かいます。

「皆さん、ご苦労様だったのです」

「うむ。手こずったわい」

「それで死体はどちらに?」

「ここだ」

 シルバさんが旅団の死体を運んできてくださいました。

「死体の引渡しで依頼は終わりじゃったな?」

「そうですね。ポンズは大丈夫ですか?」

「ええ、こっちはなんとか平気よ。子が何匹かやられちゃったけど」

 ポンズも無事ですし、問題ないですね。死体を受け取ってさっさと終わらせましょう。

「では、確かに受け取りました」

「ああ」

「お金は彼等を溶かしたら振込ますね」

「わかったわい」

 幻影旅団の死体にメルトウイルスで出来た銀の液体と空気として散布するです。団長も本物のようですし、うまうまですね。

「そういえばヒソカはどうなりましたか?」

「彼ならさっさと帰ったよ」

「そうなのですか。今度お礼を言っておくのです」

 死体が銀の液体によって美味しく頂かれました。同時に携帯を操作して多額の金額をゾルディック家の口座に振込ます。これで依頼完了です。

「確認してくださいです」

「了解した。キキョウ」

「ええ、確かに確認できましたわ」

「うむ。ではここで解散じゃの」

 ゼノおじいちゃんが近づいて手を差し出してきました。

「なかなかに大変な戦いじゃったわい」

「それは良かったです」

 にこやかに手を握ります。

「シルバ、殺れ」

「ああ」

「っ!?」

 ポンズが驚く間に私をゼノのおじいちゃんが羽交い締めにしました。背後にシルバの全力攻撃が行われます。ポンズはこちらを助けようとしてイルミに邪魔をされています。

「何故なのですか?」

「依頼じゃよ。幻影旅団とマフィア共からのな。幻影旅団からのは死に際じゃったがな」

「そうなのですか、残念です」

 身体を液体へと変えてゼノを取り込んで溶かしていくです。

「そちらもその気じゃったろう」

「まあ、そうなんですが」

 周りに仕込んでおいたメルトウイルスが大地から染み出るように周りを覆っていきます。

「わしと共に死んでもらうぞ、化物の小娘よ」

「それは――」

「死ね」

「――お断りよ」

 シルバの全力攻撃が着弾し、後には何も残らないのです。

「やったわね」

 それはフラグというものなのです。

「そうだね」

「油断するな」

「お前ら、よくもっ!!」

「依頼に貴様は入っていない。このまま引くなら見逃してやる――」

 そういった彼等を待っているのは絶望です。

「あらあら、遊びもせずに帰ってしまうのかしら?」

 爆心地の中心には一人の少女がたっているです。その少女の名前はみんなのアイドル、メルトリリスちゃんです。

「なんだ貴様は?」

「失礼ね。さっきまで話していたじゃない。誰も私がユエだなんて言っていないでしょ?」

「「「っ!?」」」

 ぶっちゃけて言えば私は高みの見物で、メルトリリスに私の姿で吸収に行ってもらったのです。

「そのとおりなのですよ。とうっ!」

 かっこよく登場してメルトリリスの横に降り立つ私。そして吐血。

「ごふっ!? よくもやってくれたのです。これが孔明の罠かです」

「いや、それは自業自得でしょう」

「きゅーん、ユエにはわからないのです」

「こいつら……」

「不味いな」

「無事だったんだ」

「もちろんですよ。ここは対旅団用に最初から準備していますからね。貧者の薔薇(ミニチュアローズ)とか」

「「「っ!?」」」

「まあ、それは置いておいて。時間はないのでここで皆さんには栄養になっていただきます。何、私を殺そうとしたんですから問題ないですよね? ああ、それと――キルア君たちはこちらで面倒を見るのでご安心ください。それではメルトリリス、やっちゃってくださいです」

「ええ、了解よマスター」

 私の命令に即座に行動するメルトリリスは掻き消えるようにイルミに接近してその胸を貫く。針を何本も正面から受けたが気にすらしておらずそのまま取り込んでしまった。そして瞬時に次の獲物へと向かうです。

「なによこれ!」

「ちっ」

「私を忘れて貰ったら困るのですよ」

 吐いた血を空中に浮かせて無数の散弾として撒き散らかすです。それが銀の液体、メルトウイルスに触れて膨張し、人型となって攻撃を開始するです。その人型は旅団のメンバーであり、両手からマシンガンのような弾丸を乱射していくです。それが複数。

「そして、これも持っていくといいですよ」

 尻尾から灼熱の業火を呼び出してぶつけていく。ゾルディック家の皆さんはすでにメルトウイルスに感染しているので、体内からも同時に肉体を食い破っていくです。

「ねえ、私も忘れないでよ。みんな、やっちゃいなさい」

 そこにポンズの蜂達も加われば宣言通り絶望しかないのです。程なくして幻影旅団とゾルディック家の処理が終わったのです。頭部だけ残して賞金もしっかりと受け取るのです。

「さて、ゴミ掃除をしたら撤収です」

「了解よ」

「ゴミを拷問していいならいいわよ」

「どうぞどうぞです。任せるので、自由にするですよ」

 依頼したマフィア共を掃除してしまいましょう。トップにはクラピカを添えて裏世界を牛耳ってやるのです。駒は幻影旅団とゾルディックの人形達。さあ、マフィアとの戦争を始めるのです。戦力の補充は十分にできたので、結果は見えているのですが。

「おっ掃除、おっ掃除、楽しいな~」

「ゴン達には知らせるの?」

「知らせませんよ。でも、キルア君には連絡をいれましょう」

 という訳でキルア君に連絡をいれるです。

『なんだよ?』

「襲われたのでゾルディック家の人達も狩っちゃいました」

『まじで!? ナイスだぜ!! いやーなんか急にアルカの事とか思い出したから変だと思ったんだよ。それで、親父達の首はどうすんの?』

「報酬はキルア君にあげますよ。妹さんと一緒にゾルディック家の遺産を頂いて楽しく世界観光でもしたらいいと思いますよ」

『あ~それもいいけど、でもグリードアイランドもやりてえな。競売品はどうなってんの?』

「全部私が持ってるです。そうですね、ゴミ掃除を手伝ってくれたら差し上げるです」

『おっけー、任せろ。でも先に一旦アルカを迎えに帰るわ』

「なら首も送っておきますね」

『頼むぜ』

「ポンズ、キルアに首を持って行ってくだい」

「わかったわ」

 氷漬けにした首を渡したし、これでよし。これで後はグリードアイランドですか。でも、行く必要ないんですよね。先にキメラアントのとこにでも行ってましょうか。今から総統をぶち殺して支配権を得れば色々と楽できます。

「黒いわよ、ユエ」

「駄目ですか? あの害虫が幸せになるとか許せないんですよ」

「別にいいわよ。豚が泣き喚く姿が非常に楽しみよ」

「そうですか。それはわかりませんが、楽しんでいきましょう」

「ええ、そうね」

「まあ、そのまえに休息ですけどね」

 無理矢理メルトリリスを召喚した後遺症はあるのですよ。自分で死にかけたりと色々と大変だったのです。もっとも、この身はすでにメルトウイルスで出来ているのですが。

 

 

 

 

 

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