ユエっちもどきが行くHUNTER×HUNTER   作:ヴィヴィオ

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第13話

 

 

 

 

 さて、グリードアイランドに行くか、それとも先にNGLに行くかで悩みましたが、一般市民の犠牲を減らす為にNGLに行く事にしました。この国に入るのは非常に面倒です。何度も審査を受けましたが、拒否されてばかりでいらついたのでむかつきます。 まあ、体内にいつの間にか機械が仕掛けられていたので仕方のない事かもしれません。犯人はおそらくハンター協会でしょう。というか、かなりの時間を無駄にさせられたので海から不法入国する事にしました。キメラアントが辿ったように入国し、回りの地形から巣がありそうな場所を探します。

 

 NGLはエコロジーの団体組織ネオグリーンライフの自治国であり、人口217万人のうち99%が団体員、残りの1%は支援ボランティアで構成されています。機械文明を捨て自然回帰の生活と自然保護を目的としており、金属や電子機器、石油製品やガラス製品などの持ち込みは法律で禁じられています。銀歯や整形用シリコンなどが体内にある者は摘出しない限り入国できません。違反した場合、最悪極刑もありうるそうです。

 このように厳しい自然回帰を目的とする国でありますが、裏ではNGLの創設者にして影の国王であるジャイロを中心に国そのものを隠れ蓑として麻薬製造などを行っており、その施設には機械もあれば銃器なども存在します。このことを知るのはジャイロ以外には一部の幹部のみであり、ほとんどの国民はその事実を知りません。そんな閉鎖された国です。

 

 次にキメラアントについて説明しましょう。キメラアントは摂食交配という特殊な生態を持つ蟻で、他の生物を捕食することでその特徴を次世代に反映させる事が出来ます。気に入った餌を見つけると、その種が絶滅するまで食べ続ける事もあるため、限定的に第一級隔離指定種に認定されています。別名、美食の蟻(グルメアント)と呼ばれる事もある大変危険な生物です。しかし、人間を食う事はあると言え、通常のキメラアントはアリより少し大きい大きさなのでまあ、問題はなかったのです。しかし、人間ほどの大きさの女王が誕生し、捕えた人間の子供を捕食した事で、栄養の高い人間を襲うようになりました。そして、人間を捕食していき、ネフェルピトーという王の護衛軍を産みあげました。私の狙いは猫耳のネフェルピトーです。それ以外は別に興味ありません。

 

『ユエ、虫の気配がするわ』

「こちらですか」

 

 メルトリリスの声に従って移動していきます。海面から出ると身体を震わせて身体についた水を弾き飛ばします。それから空気を吸うと同時にせき込んで血液を痰と一緒に吐き出します。我が母親と同じ病気らしいですが、いったい誰なのでしょうね? そんな事を考えると強化している狐耳に声が聞こえてきました。

 

『叫び声ね、美味しそうな子供の』

「おや、これはこれは、いいタイミングです」

 

 悲鳴が聞こえたので、崖の裂けめへと突撃します。すると、大きな蟻みたいなのが、少年を服を残してバリバリと食べていました。その奥には小さな女の子が居ました。

 

「むっ」

「ぎぎぎっ」

「ぐげげげっ」

 

 多数の化け物がこちらに気付いて接近してきます。

 

「凍るです」

 

 氷漬けにした化け物を無視して、女王に接近する。

 

「全く、入国で遅れたせいで面倒な事になったです」

「貴様……」

「ああ、安心してください。貴女は生かしてあげますよ。まだ、ね」

「舐めるな、餌の分際でっ‼‼」

「私が餌ですか? 違いますよ、貴女が餌なのです。私のね」

 

 妖狐化した状態で手足を吹き飛ばし、傷口を凍結させて止血させる。

 

「ぐぅぅぅっ⁉ おのれっ、おのれぇぇぇっ‼‼」

「五月蠅いですね。生きて産みさえすればいいのですよね?」

『そうよ、黙らせましょう』

「ええ」

 

 口を念糸で封じ、黙らせます。逃げられても困るので吊るしておきましょう。

 

「さて、大丈夫ですか?」

「ひっ、ひぃぃっ⁉」

「ああ、そうでした」

 

 妖狐化を解除して面倒なので寝て貰います。それから、遺品を持ってから抱き上げ、外に出て行きます。ついでに卵も全て処分しておきます。彼女を村に返してから遺品を渡して、私は女王を持って、麻薬製造所を襲撃しました。ここで手に入れた屑共を餌として麻薬と一緒に女王に与えていきます。NGLの塵共の掃除が終われば、次は近くにある独裁国家の東ゴルドー共和国です。こちらは軍事に傾向した独裁国家だけあって、念能力者が居ましたが……

 

「あえて言うです。私の敵ではないと……こふっ」

『そりゃ、そうでしょ。でも、吐血しながら言う事?』

「なんとなくですよ、なんとなく」

 

 施設もろとも氷漬けにして捕獲した奴らを順番に与えていきます。もちろん、念能力者はメルトウイルスに感染させてからです。母体であるキメラアントも既に感染しまくっておりますよ。

 

「速く生まれないですかね~?」

『楽しみね』

 

 生まれた存在が不適合ならメルトウイルスに感染させて喰わせます。例外はクルト君くらいです。少年だったころの記憶を感染させたメルトウイルスで蘇らせ、村に返してあげました。種族とかは変わりましたが、今では元気に過ごしているでしょう。

 

「あれ、反抗的な目をしていますね?」

『調教がもっと必要かしら?』

「いえ、壊してしまうと強いネフェルピトーちゃんが生まれません。というか、欲を言えば王の力を持ったネフェルピトーがいいです」

『仕方ないわね。もっと食べさせて調整しましょう。私が弄ればできるわよ』

「お願いします。少しぐらいなら負担をかけてもいいですから」

『任せなさい』

 

 私達の会話、彼女にとっては私だけですが、それを聞いて絶望の表情をしますが、知った事ではありません。私とゴン達の敵になるモノに容赦は必要ありません。

 

 

 

 しばらくして、東ゴルドー共和国の掃除が終わった頃、ついに待ちに待った時がやって来ました。私はニコニコしながら、総統の部屋で出産する女王を見ています。

 

「ほら、ひっひ、ふーっですよ」

 

 無邪気に言ってあげます。そして、少しして生まれて来たのは銀髪猫耳尻尾つき美幼女。原作よりかなりちっこいです。

 

「リリス、どうですか?」

『成功よ。ユエの言っていた王の能力も与えておいたわ。後は女王を食べて完成ね』

「そうですか」

 

 ネフェルピトーを抱き上げてしっかりと目を見開き出した、彼女をみます。

 

「私が母親ですよ~」

『父親じゃない? 産ませたけれど、産んだ訳じゃないし』

「まあ、どうでもいいですね」

『そうね。それより、ごはんをあげなさいよ』

 

 猫耳幼女を撫でながら、用が無くなった女王を肉団子に変えて、しっかりと火を通してからちまちまとあげます。美味しそうに食べていくネフェルピトーは可愛いです。ご飯を全部食べるころには少し大きくなりました。感じるオーラの総量はかなりの量です。もっとも、私には叶わないでしょうが。どんどん成長してもらいましょう。

 

『乳でもあげたら?』

「出ると思っているんですか?」

『出せるようにしてあげたわ』

「なら、あげてみましょう」

 

 乳房を露出させて乳をあげると、オーラの総量が跳ね上がりました。そんなタイミングで扉が開いて、突入してきたのは……

 

「無事か、ユエ!」

「ユエ、大丈夫!?」

「……って、なにしてんだ?」

 

 我が父親と兄、それにカイトでした。その後ろにぞろぞろとハンター協会のトップの人が居ました。おっと、これはやばいですか?

 

「「「……」」」

 

 皆が絶句している中、ゴンが空気を読まずに聞いてきました。

 

「ユエ、そこに居るのって?」

「キメラアントの女王ですねえ」

「その子供は」

「私の娘、キメラアントの王女様ですねえ」

「うん、よし。とりあえず、詳しく話やがれ、バカ娘」

「とりあえず、男達が出ていくのが先だと思うのですー」

「「「あっ」」」

 

 男達が出ていく中、私を覗いて父親のジンだけが残りました。

 

「出て行かないのですか? それとも、娘の肌を見て喜ぶ変態親父ですか?」

「阿保か。お前、どうせ出て行った後は逃げる気満々だろ」

「ちっ」

『ばればれじゃない』

「俺もそうだからまるわかりだっての」

 

 流石は育児放棄しても我が父親です。仕方ないので大人しく話してあげましょうか。

 

 

 

 

 

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