ユエっちもどきが行くHUNTER×HUNTER   作:ヴィヴィオ

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第6話

 

 

 現在、私とゴンはヒソカと楽しくない鬼ごっこを行っています。狩る者と狩られる者、それが入れ替わっているのです。

 

「追ってきてますよね、ゴン」

「うん。どうする?」

「今ままでは勝てませんからね。このまま鬼ごっこを続けましょう」

「了解。後ろは任せて。凝はずっとしているから」

「お願いしますね」

 

 ゴンと抱き合う形でずっと逃げていると他の所から悲鳴が聞こえてきます。可哀想な事に今のヒソカと遭遇してしまったのでしょう。

 

「どんどん速度をあげますよ」

「おっけー」

 

 数日の間、頑張ってなんとかヒソカを撒く事ができました。本当にしつこいですね。しかし、このままじゃまずいですね。これからどうしましょうか。いえ、試験で戦えばなんとかなるかも知れませんね。

 

「っと、もうすぐ試験が終わるよ」

「そうですね。皆を迎えにいきましょうか」

「じゃあ、クラピカとレオリオの所に行ってくる」

「私は知り合いの所に。気を付けてくださいね」

「もちろん」

 

 ゴンと別れてポンズを迎えに行きます。それからスタート地点に戻り、飛行船が来るのを待ちますが、当然の様にそこにはヒソカがいます。

 

「ふふふ、やってくれたねえ」

「取れるのはあの一瞬だけでしたから」

「うん。まだ全然敵わないや」

「君達はまだまだ青いから、成長が楽しみだ」

 

 そんな会話をしていると向えが来て私達は飛行船に乗って最終試験に向かいます。合格者は11人。ポンズと私がイレギュラーですね。

 

 

 飛行船でしばらくポンズの修行をみていると会長が面談に呼んでくれました。私は彼女に訓練を続けるように言って面談会場へと向かいます。

 

「まあ、座りなさい」

「よろしくお願いします。あと、ファンです。握手してください」

「ふぉっふぉっふぉ、これは嬉しいのう」

「感謝の正拳突きは素晴らしいです」

「アレを知っとるのか」

「はい。私は蹴りですが、兄は同じ事をしてもらっています」

「関心関心。通りでいい拳を放った訳じゃな」

 

 差し出した手を握ろうとうとしてくれたのですが、直ぐに手を上げてしまいました。

 

「隠か。油断もできんのう」

 

 握手をしてもらう時にメルトウイルスを感染させようとしたのですが、残念ですね。大人しく座りましょう。まだチャンスはありますからね。

 

「ファンというのは事実なのですよ」

「ふむ。それは嬉しいが、少し質問してもいいかの? お主の念はどういったものなんじゃ? 教えたくなければ構わんが」

「えっと……」

 

 会長の事を考えるとしましょう。会長は王との相打ちで死んでしまいます。それは仕方のない事なのかも知れません。会長の力を得る機会はかなり少ないといえます。

 

「教えますけど、秘密にしてくださいね」

「うむ」

 

 私は制約などを除いて会長に教えていきます。さて、反応次第ですが、どうでますか?

 

「なるほどの。面白い能力じゃ。感染にはどれくらいの時間が掛かる?」

「ほぼ一瞬で。密度をあげるとすれば体内に入れられれば得られる力は上がります」

「ならば緊急時に呼び出すとするかの」

「今は駄目ですか……」

「駄目じゃな」

「残念ですね」

「ふぉっふぉっふぉ。して、お主はハンターになって何がしたいんじゃ?」

「とりあえずの目的は育児放棄している父親をぶん殴って感染させる事ですね」

「父親というと、ジン君か」

「はい。養育費の変わりにたっぷりと貰いますよ。後は幻影旅団を倒すくらいですか」

「幻影旅団か」

「ですです。あの人達は危険ですが、美味しい能力を持っていますからね」

「なるほどの。では、お主以外に11人の中で気になるのは?」

「246番と405番。後は99番ですね」

「戦いたくないのは?」

「44番と301番。念能力者であり、今の私よりも強いからですね」

「了解した。では、追って連絡を入れるから待っておるのじゃ。行ってよし」

「はいです」

 

 さて、これで少なくとも会長はキメラアント戦に私を入れてくれるでしょう。会長なら能力をばらすはずはないと思いますし、そもそも私の能力は知られても問題ありませんからね。感染経路は触れるだけじゃありませんから。

 

 

 

 

 

 三日後、ハンター協会が運営しているホテルに到着し、試験内容が発表されました。これより一対一の勝ち抜き戦が始まります。

 

「それでは、1番と405番の方、どうぞ」

「手加減なんてしないからね」

「やれやれです」

 

 相手は我が兄、ゴン。戦績は私の方が上ですが、参ったというという条件があるとゴンの方が上です。となれば――

 

「ジャンケンで勝負です」

「おっけー!」

「おいおい」

「ゴン達らしいな」

 

 ゴンとジャンケンを行なって負けます。何かは忘れましたがジャンケンの必勝法があるみたいですね。私の次の試合はポンズとポックルさんでしたが、ポンズが圧勝しました。レオリオさんとキルアが戦う事になり、キルアは負けを宣言しました。私はハンゾーさんと戦って圧勝。ボトロさんは原作通りにヒソカにボコボコにされました。これからの事を考えるとアルカの事もあるのでキルアを止めるべきではありません。しかし、そうなるとキルアを止める為にゴンが動きますよね。仕方ありません。眠って貰いましょう。

 

 実際にキルアの事が起こるとゴンが飛び出しそうになりましたが、私が背後から首を蹴って気絶してもらいました。ゴンが吹き飛んで壁に激突し、更に壁をぶち抜いて止まりました。予定通り、気絶してくれていますね。

 

「あ、こちらは気にしないでください。妨害を止めただけですから」

 

 唖然としている人達もいますが、無視してゴンを回収した後、膝枕で寝かせてあげます。それから原作通りの事が起きましたが、どうしようもありません。今の私ではイルミと戦っても勝てませんしね。

 

 

 しばらくして、ゴンは飛び起きました。その後、私の服の胸元を掴んで無茶苦茶に揺さぶってきます。まあ、予想通りなのですよ。

 

「なんで邪魔したんだよ!」

「あ゛あ゛あ゛あ゛~じがたないのです~」

「なんで!」

「ゴン、手を離してやらないと喋れないって」

「ああ、ひどい目にあったのです」

「むっ」

「まあ、簡単にいえばあのままでは殺される確率が多かったからです。ゴン、私も貴方もまだまだ弱者です。イルミやヒソカの足元ぐらいにしか及びません。ですので、修行です。それにキルアに関しては迎えに行けばいいだけです」

「居場所を知ってるの!?」

「はい。ククルーマウンテンという所にいるはずです。イルミさんが仕事でいない間ならばどうにかなるでしょう」

「わかった。そっちは俺がなんとかする。ユエは別行動ね」

「え?」

「また邪魔されたらかなわないし、ユエはミトさんの所に帰らないといけないからね」

「……仕方ないですね。無理はしないように」

「うん」

 

 こればかりは仕方ない。まあ、どうにかなるでしょう。さて、帰ったら滅茶苦茶怒られるでしょうね……憂鬱です。

 

 

 

 

 

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