チートギフトの持ち主はノーネームだそうですよ? 作:黒蛇さん
今回は頑張って進めてみました!
「えーっと?水神を倒す所で終わりか」
そうですね。変なところで切ったなぁと思いました。
「そう思うなら付け足せよ」
これ予約投稿なんですよ。夜中テンションでしたね、執筆中は。
「ふーん。それじゃあ本編どうぞ」
前回の問題児!!!
お試しギフトゲームを無かったことにした!
凉羽がお試しギフトゲームを消してから少し歩いた頃、黒ウサギ一行の前には大きなとても大きな壁が見えてきた。
「ジン坊っちゃーん、新しい方々を連れてきましたよー」
大きな壁の前の椅子に腰かけていたジンと呼ばれた少年はハッ!と顔を上げた
「黒ウサギ!そちらの女性御二方が?」
「はいな!こちらの御四名様方が・・・・・」
ご機嫌な黒ウサギはクルリと振り向き、
ガチンと固まった
「・・・あれ?もう二人いませんでしたっけ?ちょっと目付きが悪くて『俺問題児!』ってオーラ放ってるヘッドフォンをつけてた方と、無遠慮に黒ウサギの尻尾をいじくり回して、吃驚仰天な事をしてくださった中性的な顔立ちの殿方は?」
「ああ、十六夜君と凉羽君のこと?彼らなら”ちょっと世界の果てを見てくるぜ!”とか言って駆け出して行ったわ。あっちの方に」
あっちの方に。と指をさすのは上空4000mから見えた断崖絶壁
なぜこんなことになっているのかというと、十数分前に戻る
~~回想~~
「よし、凉羽。世界の果てでも見て来ようぜ!」
「お、じゃあ十六夜も一緒にいくか」
「あら、二人は何処かに散歩かしら?」
「ああ、ちょっと世界の果てを見てくるぜ。止めるなよ?お嬢様」
「黒ウサギには・・・?」
「言わないでおいてくれ。後々面倒だ」
「・・・分かった」
「それじゃあ、また後でな~」
~~終了~~
「・・・と、まあこんな感じで行ってしまったわ」
「」
問題児の自由度に黒ウサギは声も出せないようだ。
しかしこの場にいるもう一人の少年は蒼白になりながら叫んだ。
「た、大変です!”世界の果て”にはギフトゲームのために野放しにされている幻獣が」
「幻獣?」
「は、はい。ギフトを持つ獣を指す言葉で、特に、”世界の果て”付近には強力なギフトを持ったものがいます。出会ったが最後、人間にはとても太刀打ちできません!」
「あら、それは残念。もう彼らはゲームオーバー?」
「ゲーム参加前にゲームオーバー?・・・・斬新?」
「冗談を言ってる場合ではありません!」
ジンは必死に事の重大さを訴えるが、彼女らは肩を竦めるだけだ。
彼女らがそんなにも気軽なのは、この場所につくまでに凉羽がやってのけたことの異常さを黒ウサギに聞いたからだ。
黒ウサギ曰く、「絶対不変の『ギアスロール』を改編するのはごく一部の人類しかできないのです!」だそう。
黒ウサギはようやく思考が落ち着いたのか、立ち上がりながらジンに声をかけた。
「ジン坊っちゃん。申し訳ありませんが、お二人のご案内をお願いしてもよろしいでしょうか?」
「わかった。黒ウサギはどうするの?」
「問題児を捕まえに参ります。事のついでにーーーー箱庭の貴族と謳われるこの黒ウサギを馬鹿にしたこと、骨の髄まで後悔させてやるのですよ」
怒りのオーラを全身から噴出させている黒ウサギは、艶のある黒髪を淡い緋色に染めていく。
そして一言、
「一刻ほどで戻ります!皆様は箱庭ライフを御堪能下さいませ!」
そう言うと地面にひびを入れる速度で跳んでいった。
あまりの速度から出される風から髪を庇うように押さえていた飛鳥が呟く。
「箱庭の兎は随分速く跳べるのね。素直に感心するわ」
「ウサギ達は箱庭の創始者の眷属。力もそうですが、様々なギフトの他に特殊な権限も持ち合わせた貴種です。彼女なら余程の幻獣と出くわさないかい限り大丈夫だと思うのですが...」
そう、と空返事をする。飛鳥は心配そうにしているジンに向き直り、
「黒ウサギも堪能してくださいと言っていたし、御言葉に甘えて先に箱庭に入るとしましょう。エスコートは貴方がしてくれるのかしら?」
「え、あ、はい。コミュニティのリーダーをしているジン=ラッセルです。齢十一になったばかりの若輩ですがよろしくお願いします。お二人の名前は?」
「久遠飛鳥よ。そっちの猫を抱いているのが」
「春日部耀」
ジンが礼儀正しく自己紹介すると、飛鳥と耀はそれにならって一礼した。
「さ、それじゃ箱庭に入りましょう。そうね、まずは軽い食事でもとりながら話を聞かせてくれると嬉しいわ」
ジンの手を取り胸を踊らせるような笑顔で箱庭の外門をくぐるのだった。
・・・・・・・・・・
その頃十六夜は神様に喧嘩を吹っ掛けていた。
凉羽は『ユニコーン』と呼ばれる幻獣と友達になっていた。
凉羽side
「ふーん、で水資源が豊かな東側に来たと?」
『まあそういうことだよ、凉羽殿』
なぜ30分もしないうちに堅物のユニコーンと仲良くしているのかといえば、
十六夜と”世界の果て”観光に行こうとしたら道中の森に空想上の生物、ユニコーンがいるじゃあないですか!
で、俺ら二人がおちかずきになろうとしたら十六夜は嫌われてたwおれは問題なし。
なぜなら先ほど《記録塔》で手に入れた耀のギフトだ。
このギフトは動物限定なら俺のギフトに似ている。内容は言わないよ?ネタバレダメ絶対。
そんなわけで十六夜とは一時別行動。ちょっと雑談してた。
そんなことを考えていると遠くから髪の毛を緋色に染めた黒ウサギ?が来た。
「凉羽さあああああああああああああああああん!!!」
『あれは”箱庭の貴族”殿?何故あんなにも怒っているのだ?』
「それは・・・・・何でだろうな」
理由はすぐに見つかったが説明が面倒なので無しの方向で。
より首をかしげるユニコーンを観察しクスリと笑うと、
真横でズドオオオン!!という音と共に黒ウサギが、
「・・・誰?
「黒ウサギでございますよ!?」
という叫びと共にずっこけながら着地した。
その姿をスマホで激写!後で弄るネタにしよう。
『大丈夫ですか?黒兎のお嬢さん』
「あ、はい。大丈夫です。ってなんでこんなところに『一本角』が?本拠は南のはず」
『それはですね・・・』
「あんまり他所方の事情聴いてやるなよ。色々あるんだろ」
「あ、、申し訳ありません!余計な詮索をしてしまって」
さっきユニコーンから聞き出したおれの言える台詞じゃないけどな
『全く、それがさっき強引に聞き出した奴の台詞か』
あれ同じこと考えてた?俺ら仲良い?
などと考えてたら黒ウサギからの冷たい視線がとんできた。結構つらい。
「あれ?でもなんで凉羽さんとユニコーンという珍しいお方g・・・」
が?とは続かなかった。何故なら少し遠方で大きな(この位置で大きかった)水柱が大きな音と共に立ち上ったからだ
「・・・十六夜かな?何とやり合ってんだか」
『そんな落ち着いてて良いのか?さっきの少年だろう、あれの原因は』
「な、、、速くいきましょう!凉羽さんも来てください」
十六夜だし大丈夫だと思うんだよな~。とか言ったら怒られそうなので素直に従おう。
「それじゃあな。ユニコーンさん」
『急いだ方がいいだろう。それと私の名前は『ユニア』という覚えておいてくれると嬉しい。我が友よ』
「そっか。じゃあなユニアまたな」
そう言って黒ウサギの後をおう。、、、また水柱が立った。元気だなあ。
sideout
『フフ、凉羽か。人類に名前を教えたのは何時ぶりだろうな。不思議な少年だ』
ユニコーンは去っていった不思議な少年の背中を見つめて呟いた。
十六夜side
凉羽の奴とあのユニコーンと別れて数分走った所で急に視界が晴れた。
「へぇ。こいつはすげえ」
視界の先には500mもない位置でスッパリ見えなくなっている大きな湖だろうか?河だろうか?がある。
あいつと旅して色んなもん見てきたが、これはそのどれも凌駕する程の絶景。
『今度は人間か。まぁ良い。試練を選べ人間の童よ』
そんな絶景を邪魔する大きな白蛇。非常にこの絶景に邪魔だ。
「そうか。それじゃあまず、」
一瞬の溜め。そしてニヤリと笑い
「お前が俺を試せるか試させてもらうぞ!」
第三宇宙速度などと言う馬鹿げた速度で大蛇の腹を殴り飛ばす。
『グハァ!!』
それが湖に沈むのと同時らへんに髪を淡い緋色に染めた黒ウサギが来たのだった。
sideout
黒ウサギから少し離れた位置で湖に向かっていた凉羽は少し苛立っていた。片手にスマホをもって。
「(ちくしょう。なんでパンチラしないんだ。)」
理由はこれ。今の状況は黒ウサギは木と木の枝を蹴って空中移動、それと違い凉羽は黒ウサギの少し離れた位置で地上から黒ウサギのスカートの端をガン見中。
「(あんなに動いてるんだ、一回ぐらいしてもいいはず。その証拠にスカートの端は靡いてる。うむむ?)」
凉羽がこんなことをしてる理由は一つ、からかうネタ探しだ。勿論弄ったあとはデータは消すつもりだった。
凉羽は黒ウサギのスカートの丈、運動時に発生する運動量etcその知識ある様々な計算をフルに活用している凉羽に気づけるはずがない。
黒ウサギが十六夜と合流し、怒った大蛇の水を巻き上げた竜巻が目の前に迫っているのに。
「凉羽さん!避けてください!」
「へぁ?」
そんな凉羽のマヌケ声と凉羽の身体が宙に浮くのはほぼ同時だった。
「いやちょっ!何で俺ええぇぇぇぇぇえええぇ!?」
見事に竜巻に飲み込まれた凉羽はそのまま天に昇っていき、十六夜達の目の前に落下した。心なしか、その目に輝きが見れなかった。
「おーい。凉羽~?生きてるか?」
「す、凉羽さん!大丈夫ですか!?」
黒ウサギは慌てて近寄り安否確認をするが、凉羽はユラリと起き上がり一言。
「あーんな素敵なものぶつけてくださった奴は誰だ」
黒ウサギは凉羽がはなつ怒りとも歓喜とも取れる声音に戸惑う黒ウサギだったが、凉羽に見つめられると素直に答えた。
「あ、あそこにいる水神様でございますよ?」
「おー。そうかそうか、俺を吹っ飛ばしてくださったのはアイツか。ちょっと礼をしたいんだが、十六夜。」
「ああ、俺はもういいぜ。それに、お前の実力も見たいしな」
といってヤハハと笑う十六夜。黒いオーラを撒き散らす凉羽。そんな二人を交互に見てオロオロする黒ウサギ。そんな三人をおかしな物を見る目で見つめる水神。
この光景非常にシュールである。そんな中ゆっくりと水神に近づく凉羽。
「よう。さっきはどうもな。異世界入りして、スカイダイビングして、今度はフリーフォールか。ここ半年暇してたぶんキッチリかえってきたな。でもなぁ、おまけの天然シャワーは要らんのだよ。分かるかこの蛇が。全く・・・」ブツブツ
そう言いながらまだ呟いてる凉羽がふと無表情になったと思うと、
「と、まぁ色々言ったが。大きい理由は一つ神様ブッ飛ばしたらどうなるのか。だ」
『人間の童が何を言うか!』
「テメェをブッ飛ばすって言ってんだよ。神様もどきが!」
そういうと凉羽は自身のギフト《記録塔》を耀のギフトから十六夜にギフトへチェンジ。一直線に水神へと駆けていく。先程の十六夜と同等かそれ以上の速さで。
そして水神が対応する間もなくその腹部に拳を叩き込み、その一撃で彼は水神を川の中に沈めたのだ。
ちなみに水神の巨体が沈んだことにより川の水が氾濫し凉羽がまたもやずぶ濡れになったのは言うまでもない話である。
「(そんな!人類が神仏を倒した!?それにただの腕力だけで!?そんなデタラメが・・・でも本当に彼らなら黒ウサギ達のコミュニティを・・・)」
そんな光景を見て希望を抱く少女は内側の興奮を抑えきれず、鼓動が速くなるのを感じていた。
「おーい、どうした黒ウサギ。ボーッとしてると色んな所さわんぞ。十六夜が」
「俺かよ!いや、でも黒ウサギのくびれから乳房にかけての素晴らしいラインは男としてそそるものがある・・・」
「それもいいな。俺としてはあの扇情的なミニスカとニーソの間から覗く大胆な太ももがだな・・・」
「な、な、何を言ってるんでございますか!!このお馬鹿様方ーーーーー!」
ズパァーーーンッッ!といい音を二人の頭から響かせる顔が真っ赤の黒ウサギだった。
はい、第4話ご鑑賞ありがとうございます。
前回の後書きで凉羽のギフトの説明をするといったな、あれは嘘だッ!
はいすいません。中々に進みませんでした。次回ですかね?頑張ります。
では、またいつか。それではノシ