うっし始まります
「この辺でいいわよ。」
「いや、最後まで送らないと社会的に殺さねかねないので。」
「もしかしてこれを口実に私の家を知ろうって算段かしら。」
「違います。もし途中で帰ろうもんなら何されるか。」
「そんなに変なことしたの?」
「したというよりしているって感じです。」
「変なことしないでよね、今のところはおな・・いやなんでもないわ。」
「何言おうとしてたんですか、気になるんで教えてください。」
「いやよ!」
「なんでですか!いいじゃないですか。」
「しつこい男は嫌われるわよ。」
「いや、まだ二回しか聞いてないんですが。」
「私にとってはそれはもうしつこいに入るの。」
この人絶対に英検の面接官できないな、みんなわからなければ一度はパードゥンするからな。
「短気ですね。」
「うるさい!」
「本当にこの辺りでいいから。あなたに家を知られたら引越ししなくちゃいけなくなりそうだから、ここでお別れよ。」
「そんなストーカーみたいなことしませんよ。それに、生徒会でじっくり見させてもらってますから。
嘘ですから、その拳をしまってください。」
「はあ。まあいいわ。さようなら。」
「さようなら。」
ん、俺のゲーム付き目覚まし君が久しぶりにアラーム以外の音だしたぞ。いや、昨日もなったなゲリラで。なになに穂乃果先輩からのメールか。
「今すぐウチに来て。」
フラグいつ立ったんだ。まあ、いくか。
お店に来たんだけど、ここが家なのか?
「シロ、こっちこっち。」
ここが家であってたんだ。
「今さシロの家に海未ちゃんいるでしょ。知ってるから正直に言って。」
知ってるなら聞かなくてもよくね。
「まあ、いますね。それで呼び出された。と」
「それでシロには海未ちゃんが家に帰るように促してほしいの。」
「何度か促しましたけど全く効果なしでした。」
「海未ちゃんなんか辛そうなんだ、学校でもたまに上の空だし、だから早くいつもの海未ちゃんに戻ってほしいの。」
「それ、俺じゃなくて穂乃果先輩がやったほうが良くないですか。俺なんかより付き合い長いんですし。」
「それはそうしたいけど、シロのほうがいいそんな気がするの。」
あれだよね女性キャラの○○の気がするってほぼ当たるよね。主にニ○ナ様とか。
「わかりましたやってみます。でも、無理だったら、その時は頼みます。」
「うん。」
とはいったもののどうしますかね。
「そうだ。穂乃果先輩。海未先輩の家に案内してくれませんか。」
それと、メールを送ってと。
「いや、海未先輩すみません。ちょっと遅れました。」
「いえ、大丈夫です。そういえば、グループ名が決まりましたよ。」
「どんな名前なんですか。」
「μ'sです。」
「ウチはキレイ○レイですね。」
「それは穂乃果も言ってました。」
「講堂の使用許可もらいましたよ。」
「ありがとうございます。シロがいなかったらライブができなかったかもしれませんね。」
「いや、きっとできましたよ。」
さて、そろそろ切り出しますか。
「それより海未先輩。そろそろ家に帰ったほうがいいですよ。」
「帰って来てと連絡があるまで帰りません。」
「どうしてもですか?」
「どうしてもです。」
「それなら考えがあります。」
「?」
「もし先輩が帰らないのならライブをさせません。許可証をもらった途端に破り捨てます。」
「なぜそうなるんです?」
「そりゃ親の許可がないからですよ。」
「なくてはいけないなんて決まりはありません。」
「確かにそんな決まりはないですが。先輩まだ学生ですよ。」
「学生ですがもう立派な大人です。」
「大人ですか。大人ならわかりますよね。」
「……確かに必要だと私も思います。けれど許しが出るとは思いません。」
「親ってのはできるだけ子供の要望には答えたい生き物なんです。だから、絶対にダメなんてことないと思いますよ。」
「でも前回は頭ごなしに否定されました。」
「それは先輩を思ってのことですよ。スクールアイドルだってアイドルなんですから、もちろんファンなどがつきます。その中にはまともな人もいれば悪い人だっています。その悪い人が犯罪を犯す可能性だってあります。それを思ってのことだったんじゃないんですか。」
「そんなことはわかっていますが、それでもあの態度はどうかと思います。」
「それは先輩のお父さんなりのテストだったんじゃないですか。『反対された程度で止めてしまうなら長続きしないから止めてしまえ』ってね。」
「なぜそう言えるのですか?」
「い、いや、なんとなくです。」
「俺はそんなに長い時間一緒にいたわけではないですけど先輩の性格少しわかりますもん。やると決めたらやり通す。練習はバカみたいにマジメ。」
「バカみたいって。」
「そんな性格だからなんじゃないですか。反対したの。スクールアイドルを始めたら今まで通りの生活じゃなくなる。」
「今まで通りに過ごすと言いましたが全く聞き入れてはくれませんでした。」
「だから、先輩の性格ですって。いつも通りの日舞の練習と新しく始めるスクールアイドルの練習を重ねたら、体が持ちませんよ。」
「そんなことはありません。私なら大丈夫です。」
「やっぱり。先輩のお父さんの言う通りですね。」
「どういうことですか?」
「ここに帰ってくる前に海未先輩の家に寄ってきたんです。そこで先輩のお父さんに理由を聞いたんですよ。」
時は少々遡り
「ここだけど。どうする気?」
「もちろん理由を聞くんですよ。案内ありがとうございました。」
「シロ何言ってるの。他人が首を突っ込んでいいやつじゃ」
ピンポーン
「なにやってるの?!」
「何ってチャイム押したんですよ?」
「はいはい。今、開けます。どちら様ですか。あれ、穂乃果ちゃんどうしたの。」
「いや、えっと。」
「俺城田白夜と申します。今おたくの海未先輩を居候させているものなんですが。」
「ご迷惑をおかけしています。立ち話もなんですからなかにどうぞ。」
「私はいいや。」
「あら、また今度ね。」
「失礼します。」
「海未が帰ってきたのか。」
「違いますよ、お客様です。早く帰って来て欲しいならそう言えばいいのに頑固なんですから。」
「そんなことはない。家を出てった奴など知らん。」
いや、おっさんのツンデレとかいらないから。どこに需要があるんだよ。
「それで何しに来た、貴様。」
貴様とか使う人いんだ。この人小5ぐらいなら「おまえ貴様って漢字読めないの。貴族の貴に王様の様だぜ。ちょーえらいじゃん俺。」とか言いそうだな。
「何しに来たと聞いてるだろ。」
「いや、海未先輩のことで話があるんですけど。」
「なぜ貴様が知ってるのだ。」
「今、俺の家に泊めてるからです。」
「うちの海未に手出してないだろうな。」
「出してませんよ、出したら殺されかねないので。」
「出していたら私が貴様を殺していた。」
なんて世紀末。俺は南斗水鳥拳派なんで。
「本題に入りますけど。なんで海未先輩のスクールアイドルの活動を認めないんですか。」
「そんなの貴様に教えるつもりはない。」
「そうですか、なら海未先輩もらっちゃいますね。」
「貴様なんかじゃ海未とは吊り合わん。」
「何をおっしゃりますか。いくら家出したからって、全く好意がないですか男性の家に泊まりますか。」
「そうだとしても儂が許さん。」
「許さんじゃありません、だって家出して親元から離れているんだから結婚の許可がもらえずとも問題ないですよ。」
「もし、そうしたら生き地獄を味わうことになるぞ。」
「お互いそれは嫌でしょ。だから理由を教えてください。そうしたら責任を持って家に帰るように促しますので。」
「理由は自分で考えてなんぼのもんだ。」
「なら推測でお話ししますけどいいですか?」
「勝手にしろ。」
「では、お言葉に甘えて。海未先輩はやると決めたらやり通す人らしいので、それで認めなかったんですよね。もし認めてしまったら今まで通りではなくなるから。」
「続けてみろ。」
「日舞の練習とスクールアイドルの練習二つをこなし続ければ体が持たないのがあきらかです。自分の子供が体がを壊して喜ぶ親なんていませんから。本当は尊重したいんですよね、海未先輩スクールアイドルの活動。」
「そこまでわかっていてなぜここに来た?」
「推測ですから、推測だけの説得なんて薄っぺらいだけです。」
「ほぼ正解だ。だが少し違う点がある。儂はスクールアイドルとやらを認めなかったわけではない。日舞とそれとを二つともこなそうという考えを認めなかったのだ。それと反対された程度で止めてしまうなら長続きしないなら止めてしまえ。」
「なんだしっかり考えてるじゃないですか。」
「当たり前だ。」
「じゃあ海未先輩を説得でもしに行きますので、この辺りで。」
「二度と来るなよ。」
「また遊びに来ますね。」
「こんな感じです。」
「そうだったんですか。」
「これでもダメな父親だと思います?」
「いえ、最高ではないですが人に誇れる父親だと思います。」
「じゃあ、行きましょうか。」
「ただいま。」
「おかえり海未。」
「……ふん。」
「お邪魔します。」
「貴様二度と来るなといったよな。」
「また遊びに来ますねとも言ったでしょ。」
「ふふふ仲良いですね。」
「なにを言ってる。」
「そうですよ。仲良くなりたいとは思いませんね。」
「こちらからも願い下げだ。」
「はいはい。」
「そうだ。シロ泊まっていきますか?」
「いいえ、顔を合わせないにしても帰ってくる人がいますから。」
「そうですか。ではまた明日。おやすみなさい。」
「おやすみなさい。」
これであとはライブだけだな。長い1日だった。
いや、これで次にはライブができそうです。
今頃進行速度の遅さに気付いた主それでもペースを上げない。なんで?次回私たちのライブ