そうして校内案内が始まるはずだったのだが、
ことり「え〜っとここが確か・・・う〜ん」
海未「頑張ってくださいことり思い出すのです。」
穂乃果「ことりちゃんファイトだよ。」
こんな感じで全く進まないのである。自分の学校なんだからと思うがそうではなく、どこが男子更衣室になるかどこが男子用のトイレになるかを忘れてしまったらしい。
「あの、なんか地図みたいのもらってないの?」
そういえばみたいな顔をしてポケットを漁り始めた。ようやく見つかったのか、「こっちです。」と言って案内を再開した。
その空気が重いやばいめっちゃ重い。全く結婚できない人の昔話並みに重い。
海未「あの、お名前はなんと言うのでしょうか。」
穂乃果「そういえばそうだね、君なん言うの?」
いや、同じこと繰り返さなくてもと思ったが
「城田白夜です。」
とコミュ症な人間の出来る限りの笑顔で答えた。いつもなら、引きつった顔と遜色ない顔で答えているのでコンマの速さで「キモい」が返ってくるのだが、今回は
穂乃果「いい名前だね。」
と返ってきたときはこの子の俺のこと好きなのと錯覚してしまったが、こちとらボッチで身につけたスキルでこれは夢だなと結論付け、頬っぺたつねったが、いくらつねっても覚めない。そんなことをしているのを見られ
海未「どうされたのですか?」
と海未ちゃんと呼ばれている子に心配される始末。全部重い空気が悪い頼むから早く終わってと一人祈り続けていると
ことり「ここです。」
と最後である男子更衣室の案内が終わった。これで帰れるさて家に帰ったら何しようかな、なんて今から天国に向かってるような状況だが、
穂乃果「よし、じゃあこれからどこか行こっか。」
海未「そうですね、まず弓道場でも。」
ことり「海未ちゃんそれはないよ。」
あれ、なにこの展開。側から見たらかわいい女の子3人連れてどっか行くなんて最高のイベントだが、今のこの状況は天国から地獄に121°落とされた気分だ。あ、これ高飛車だ。
じゃなくてこの重い空気を吸いすぎたらガミガミおばさんもびっくりなぐらい顔が真っ青になるに違いない、中学で身につけたスルースキルを使っていなかったことにしよううんそうしよう。
穂乃果「白夜君はどこに行きたい?」
詰んだ詰みましたよこれは試合終了だよ安西先生もきっと諦めてくれるよこれは 。
シロ「ええっと、特にないです。」
穂乃果「そっか、どうしよっか。」
そうだポジティブに考えよう。 マリ○カートで出てくるキノコ一個と同じようにポジティブに考えよう。女の子達とデートだと考えよう、でも待てそしたら三股かけてることになるな。最低やん俺。
穂乃果「穂乃果の家にでもくる?」
え?なにこの子初対面の人に家に来るって聞くなんてどうかしてるぜぇ。
海未「それはマズイでしょ初対面の子を家に招くなんて。」
このテクで男を落としてきたのか穂乃果恐ろしい子。
穂乃果「そうかな?」
海未「そうですよ!初対面の男の人を家に招くなんて破廉恥です///。」
シロ「いや、破廉恥ではないだろ。…あ」
穂海こ「「「?」」」
やってしまったぁぁぁつい口に出してしまった。
穂乃果「ナイスツッコミだよ。」
え?これが正解だったのきっと今世界不思議発見のゲストがマグレ正解したみたいな顔になってるよ。
海未「確かに良いツッコミでしたね。」
ことり「とってもおもしろかったですよ〜。」
どうあれ正解だったのでよしとしよう。でもこれ帰れないよな。
海未「そうだ、穂乃果宿題は終わったのですか?」
穂乃果「あはは、まだやってもいないや。」
海未「遊びに誘っている暇などありません早く帰って済ませますよ。」
ことり「そうだよ早く帰って終わらせないと。穂乃果ちゃん先生に雑用押し付けられるよ。」
穂乃果「嫌だそんなの嫌だよ。」
海未「なら、早く帰って終わらせますよ。」
穂乃果「じゃあね、白夜君。」
シロ「御機嫌よう。」
ことり「バイバイ。」
海未「さ さようなら。」
シロ「まじか、高校入ったら春休みも宿題あるのか嫌だな。」
なんて独り言をつぶやきながら去っていく3人を見送ってた。
なんかことりちゃんの喋り方が分からない穂乃果ちゃんとかぶってる希ガス