では、始まります。
あの事件で一層仲が深まったのかは疑問だがまあ、それなりには打ち解けたんじゃないかなと思うのだが、
シロ「誰も雑用に使っていいとは一言も言ってないんだけど。」
にこ「何言ってんの?元から雑用だったでしょう。」
シロ「俺はいつからそんな役職に就いたんだか。」
真姫「早く手を動かしてくれる。」
ただいま絶賛ライブの準備中だ。夏休みの始めと終わりにやるらしい。その度に俺は雑用にさせられるのか。これで給料が出ないとはいかに。生徒会よりブラックかもしれんな。
シロ「終わった。」
絵里「お疲れ。はい、これ。」
シロ「ありがとうございます。本当に疲れましたよ。1人で押さえながら切るなんて初めてでした。」
絵里「それはご苦労様ね。」
シロ「本当ですよ。」
絵里「……ねえ。」
シロ「何です?お金なら渡しませんよ。これは正当な報酬です。」
絵里「いや、違うわよ。そうじゃなくて。」
シロ「もしかして体ですか!いやらしいですね。」
絵里「はあ?違うわよ。ああ、もう!今週の日曜空いてる?」
シロ「まあ。空いてますが。」
絵里「なら、ちょっと付き合ってよ。」
んん?なんだこの展開は?今までの俺のデータからするとこれは俗に言うデートか?
デートってあれだよな。キスして精霊のチカラを弱めたりするやつだよな。いや、違うあれはデート・○・ライブだ。これをデッド・ア・ライブだと思ってガチガチの戦闘もんだと思ったのは俺だけじゃないはず。
絵里「いいの?ダメなの?」
シロ「じぇんじぇん大丈夫てす。」
絵里「本当に大丈夫なの?」
シロ「はい。じゃあ後で連絡するわ♪」
おいおい大丈夫か。主なんてデートどころか女子と話すことさえままならないのに書けるのか?無理だな。あれ?今週の日曜って。
ライブの前日じゃん。
絵里「明日はライブだからしっかり休みなさいよ。」
穂乃果「はーい。」
なんでだすごく騒々しいのに全く耳に入ってこない。うっ、またお腹が。これで5回目なんだけど。しょうがないトイレでコスモを感じてこよう。この調子ならゴールドセ○○トも遠くない。俺はきっと水瓶座だろうなトイレだし。
絵里「シロどこいってたの?」
シロ「トイレに。」
絵里「何してるのよ。ほら行くわよシロ海未。」
シロ「ん?今海未って?」
海未「シロどうかしましたか?」
んん?もしやこれはデートではない?
シロ「あの、絵里先輩?」
絵里「何かしら?」
シロ「なぜに海未先輩が?」
絵里「行ってなかったかしら。私と海未とシロで買い物行くのよ。」
シロ「なんてこった騙された。」
絵里「騙してないわよ。私は今日空いてるかって聞いただけでしょ。もしかしてデートだと思ったの?」
これは男の子全員思うよあんな言い方されたら妄想全開な健全な男子はデートだと思うよ。
シロ「で、何買いに行くんですか?」
絵里「亜里沙へのプレゼントよ。」
亜里沙?マスタース○ーク撃つのは魔○沙。
じゃあ閃の○跡のヒロインは?アリサ・○イン○ォルトだ。じゃあサザ○さんは、観○ありさだな。亜里沙って誰だ?
海未「亜里沙って絵里先輩の妹さんの。」
絵里「そうよ。」
ああ、そういえばそんな名前だったな。あの時は恐怖で名前なんて覚えられる状況じゃなかったからな。
シロ「なぜ俺と海未先輩なんですか?」
絵里「亜里沙が海未のファンなの。」
海未「あ、ありがとうございます。」
シロ「海未先輩はわかりました。でもなんで俺もなんすか。」
絵里「シロはμ's代表ね。他のみんなはあったことないし、私だと私好みになっちゃうし。」
シロ「海未先輩と絵里先輩で、行ってメールかなんかで聞けばいいじゃないですか。」
絵里「それともちろん荷物持ちよ。」
シロ「デスヨネー。」
はあ、前に母さんが言ってたな
輝夜「いい、女の子は買うことが好きじゃなくて見るのが好きなの。」
シロ「女の子って年じゃないだろ。」
輝夜「女の子にそんなこと言っちゃダメだよ!」
シロ「グブェ。」
リアルな鈍痛が。またお腹が痛くなってきた。
ショッピングモールか。まあ、妥当だな。
なんでも揃ってるしゲーセンあるし映画館あるしで1日はここで遊べる。まあ、ゲーセンでがあればどこであろうと1日は遊べるだろう。
俺安上がりだな。
海未「シロ何を持っているんですか?」
シロ「さっき買った紙パックの紅茶です。どうせ長引きますし。」
絵里「そんなことはないわよ。ご飯食べて亜里沙へのプレゼント買ったらすぐ帰るわよ。」
まあ、荷物持ちの俺が呼ばれてる時点で長引くのは確定的に明らか。
シロ「2ポンドかけてもいいですよ。」
絵里「ポンドなんて使わないでしょ。」
シロ「今そこは関係ないでしょ。」
海未「賭け事は成人になってからですよ。」
この2人にはちょっとボケが通じないみたい。
絵里「フードコートって時間かかるのね。」
シロ「もう夏休みですからね。」
海未「……」
シロ「海未先輩どうかしました?」
海未「いえ!決してシロのイカ天を物欲しそうに見ていたわけではありません!」
シロ「半分ならあげますよイカ天。」
海未「いいのですか?でも、シロの分が。」
シロ「半分あれば充分です。」
海未「では、いただきます。」
絵里「海未には優しいのね。」
なんで軽く妬いてんだこの人。あれか今食べてるお肉が軽く生なのか。だから焼いてるのか。ああ、納得です。
絵里「私にはくれないんだ。」
シロ「何が欲しいんです?」
絵里「かき揚げを。」
シロ「どうぞご自由に。」
海未「何かお返しをあげることのできるものがありませんね。」
シロ「いや、いいですよ。」
海未「そうはいきません。この後にでも何かいましょう。」
絵里「じゃあお肉あげる。」
くれるのはありがたいんだけど。この肉端っこの脂たんまりのやつじゃん。それを蕎麦の上に乗せないでくださる?蕎麦の汁が油まみれなんですけど。これが油そばってか。何にも嬉しくないな。
シロ「あ、ありがとうございます。」
うー。お腹が重い脂ぎってたよ蕎麦が珍しいこともあるもんだね。さて、ここからは本題のプレゼントを買うことなんだけど。どれを選べばいいんだか。μ's代表ってなんだよ。
適当に……はダメだけどなんかそれっぽいのを音符のアクセでいいじゃん。はい決定!
店を出て紅茶でも飲むか。
絵里「次の店行くわよ。」
シロ「決まんなかったんですか?」
絵里「決定打にかけてたのよね。」
シロ「そうですか。じゃあその決定打にかけたやつにしたほうがいいですよ。親曰くだいたい最初のやつにするらしいですから。」
絵里「そんな適当じゃダメなの!いい、プレゼントっていうのはその後も思い出に残る物なの。それに亜里沙へのプレゼントとなったら」
海未「おまたせしました。」
シロ「じゃあ次行きますか。」
絵里「ちょっと最後まで聞いなさい!」
あ。一本もう空じゃん。
絵里「次の店行くわよ。」
ズズズ
絵里「次の店。」
ズズズ
絵里「次。」
ズズズ
絵里「ここもダメね。どうにも決まらないわ。海未は決まった?」
海未「大体決まりました。」
絵里「そう。じゃあ次のお店に。」
ズズ
もう空かあと残り1本か。これ足りるかな?
絵里「ダメだわ。どうにも決まらない。」
シロ「妹さんは何もらっても嬉しいと思いますよ。」
絵里「そうかもしれないけど。シロは決まってるの?」
シロ「ええ、一軒目で。」
絵里「まともなもの買ったんでしょうね。」
シロ「は、はい。」
なんで半ギレなの?重度のシスコンだな。
海未「お待たせしました。」
絵里「海未は決まった?」
海未「はい。」
絵里「そう。」
シロ「なんで決まらないんですか?」
絵里「どこも何か足りないのよね。」
重度のシスコンも困ったものですね。さて紅茶を買い足してくるか。
絵里「だあ〜決まらない!なんでなの!」
決まらないからってイライラするのやめてくださる。イライラしすぎて紅茶飲んでる音がうるさいって八つ当たりされるし。重度のシスコンとかどうかしてるぜ!あっ、これ久しぶり!
海未「では、少し気分転換でもしましょうか。」
絵里「気分転換?」
海未「作詞に行き詰まった時よくしているのです。」
絵里「そうね。じゃあ気分転換しましょうか。」
よし2ポンドもーらい。まあ、使わないけど。
絵里「あとは。浴衣かしらね。」
浴衣かしらねじゃねえよ。どんだけ回るんだよ。荷物重いし気分転換を履き違えてらっしゃる。
絵里「あっ!水着も忘れちゃいけないわ。そこに水着屋あるし入りましょう。」
シロ「じゃあ待ってますから。」
絵里「何言ってるの入るわよ。」
シロ「うぇちょっ。」
絵里「そうね。これ、かしら。」
海未「は、破廉恥です///!もっと布があるやつでないと。」
絵里「何言ってるの?水着なんだから布が少ないのは当たり前でしょ。」
海未「そうですが。これとか、どうでしょう。」
絵里「これ、スク水じゃない!こんなのはダメよ。アイドルなんだからもっと大胆なものにしないと。シロこれを戻してきて!」
シロ「いや、ダメでしょ!これを戻してきたら俺が変なフェチだと思われちゃう!」
絵里「大丈夫。誰もあなたのことを気に留めやしないわよ。だから早く行ってらっしゃい。」
なんだ、人使い荒すぎだろ。てかなんでスク水なんて売ってんだ。そんなに売れんだろ。
『○○学校授業水着』
そういうことね。危なく他校の生徒になるところだったよ。さて、早くここを去ろう。店員さんがざわめいてきた。
あれ?どこいったどこにもいないんだけど。
探すか。だが、俺はラブコメの主人公ではない。よって試着室は開けない。これで事故は防げる。
海未「ちょっと、絵里先輩やめてください!」
絵里「海未そんな動いたらカーテンが。
あっ。」
シロ「あっ。」
ええ〜なんでこうなるかな。俺悪くないのに俺はちゃんと手の届かないところにいたよ。
絵里「シロ。覚悟はいいかしら?」
不幸だ。
顔面パンチは良くないと思います。顔面がフラットになります。殴られるのを甘んじて受けたけど俺悪くはないんだけどな。
絵里「じゃあ海未行くわよ。」
海未「ちょっと待ってください!」
勢いよくカーテンが開けられる。と同時に反射的に顔が違う方向に曲がる。
絵里「どうかしら?…ってどこ向いてるのよ。」
シロ「いや、反射的に顔が。」
絵里「それじゃ判断できないでしょ。早くこっち向きなさい。」
恐る恐る顔をそちらに向けるとこの先の人生で見ることのできないであろう。ビキニ姿の先輩達がいる。
絵里「どう?」
シロ「に、似合ってると思います。」
絵里「よかった。シロって興味ない時とかって詰まらずに言うけど今回は詰まってたから私の体に興味を示したってことかな。」
なんでそんな癖知ってんだよ。絵里先輩俺のこと好きすぎだろ。
絵里「ほら海未その手を退けないと判定してもらえないわよ。」
海未「やめてください。は、恥ずかしいです。」
なんかあれだな。胸の辺りを手で抑えてるとノーブラみたいでいいな。
絵里「何ニヤニヤしてるの?」
シロ「海未先輩のそのポーズがそそるなって。」
海未「破廉恥です!」
シロ「危なっ!ちょっとバック投げないでください!」
海未「シロがそんな目で見るからいけないんです!」
絵里「まあまあ、そこはどうでもいいとして。シロ、海未の水着どう?」
シロ「ですから、その、似合ってます。」
海未「あ、ありがとうございます//」
絵里「なんで海未顔赤くしてるの?」
海未「赤くなんてしてません!」
絵里「いや、してるわよ。ほら。」
海未「うっ。こういった水着を着るのは初めてなので褒められたのが素直に嬉しいんです。」
絵里「そう。ならもっと着てみましょうか。」
海未「嫌です!」
店員「あの、試着室で遊ぶのはご遠慮ください。」
絵海「すみません。」
絵里「今日は付き合ってくれてありがとね。」
海未「いえ、私も欲しいものが買えましたし。」
いつの間に買ってたんだ?まあ、いいか。
シロ「俺的には荷物を早く持って欲しいですね。」
絵里「そういうこと言うと女の子に嫌われるわよ。じゃあ、また明日ね。」
シロ「ライブで転ばないでくださいよ。」
絵里「そんなヘマはしないわよ。」
シロ「さようなら。」
海未「また明日。」
シロ「じゃあ俺もここら辺で。」
海未「さようなら。……そうだ。シロこれ。」
シロ「これ、なんです?」
海未「お昼のイカ天のお返しです。」
シロ「そんなのよかったのに。」
海未「そういうわけにはいきません。借りた借りはしっかり返すものです。」
シロ「武士ですか。」
海未「中身はお饅頭ですので家に帰ってからでも食べてください。」
ん。1個か。
シロ「はい、半分。」
海未「これはシロへのお返しです。私がもらうわけには。」
シロ「俺があげたイカ天も半分ですから、ね。」
海未「では、いただきます。近くに公園があります。そこで食べましょ。」
公園に向かう時にはもう6時を回っていたが周りはまだ明るかった。夏は始まったばかりだな。今年の夏休みは楽しみだ。
リアルではもう少しでゴールデンウイークですね。まあ、あんま変わらないですが。これから4話ほど夏休みネタです。もちろん合宿もあります。随時感想アドバイス等々お待ちしております。では。
次回「僕らの夏休み(半ば)」