ifストーリーμ’sとボッチくん   作:パステルカラー

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僕らの夏休み(半ば)

夏休みも確実に終わりに近づいていきそろそろ盆に入ろうという頃事件が起こる。

 

穂乃果「暑いよ〜!」

海未「暑い暑い言っても涼しくはなりませんし、それにこっちまで暑くなるのでやめてください。」

穂乃果「しょうがないじゃん暑いんだから。

それになんでこんな暑いのにお泊り練習なの?」

海未「それを提案したのは穂乃果でしょう。」

穂乃果「そうだった。」

希「じゃあ、こんなんどう?音乃木坂の七不思議って知ってる?」

穂乃果「それって、怪談噺?」

シロ「馬鹿馬鹿しいそんな非科学的なことあるわけないでしょ。」

穂乃果「ちょっとシロくん黙ってて!」

希「あのな。………」

穂乃果「うんうん。」

さて俺は昼飯でも作りに行きますか。かくいう俺は飯当番なのである。

希「あれ?シロっちどこ行くん?」

シロ「飯を作りに行くんですよ。ということで。」

(ガシッ)

明らかに肩掴まれたよね。何?そんな話聞いて欲しいのかまちょなの?

希「話聞いてこ?」

シロ「いや、ご飯をね。」

希「大丈夫や。まだご飯を作るような時間じゃない。」

いや、もう結構慌てる時間だよ。きっと先生も帰る準備してるよ。

希「続けるで。それで何か物音がすると思って調理室を覗くと誰もないんよ。誰もいないのに音だけが響いてるの。その男のがな『誰かいるんですか?』って聞いたら『誰もいませんよ』って返ってきたんよ。」

シロ「ば、馬鹿馬鹿しい。そんな非科学的なことがあるわけないでしょ。」

ことり「オヤツ持ってきたよ。」

シロ「馬鹿馬鹿しい。そんな非科学的なものがあるわけないでしょ。」

ことり「じゃあ、あげない。」

シロ「いや、欲しいです。すごい科学的です。」

ことり「何がです?」

シロ「……味?」

ことり「やっぱりあげません。」

 

 

 

さて、昼飯作るか。ここでオバケが出るなんて、馬鹿馬鹿しい。あるわけないあるわけない。昼はそうめんでいっか。

『夏にはそうめんで決まり。』

このフレーズCMっぽい。それでイメージガールとかを海未先輩にでもやってもらおう。きっと売り上げ伸びるぞ。

『もしもスクールアイドル兼弓道部がそうめんのためにドラッガーの『マネジメント』を読んだら。』

訳して「もし○ラ」

残念。この本は売れないな。

さて、そうめんだけじゃ味気ないから、味がしっかりしたもん欲しいな。麺つゆにごま油でしょ。それと、オリブーオイル……はダメだ。凛とかがめっちゃ上から注ぐだろ。しょうがない、天ぷらでも作るか。

 

 

シロ「昼飯出来ましたよ。」

凛「おっ昼〜!」

絵里「ストレッチをしないとね。」

凛「わかったにゃ。」

希「シロっちストレッチ手伝ってや。」

シロ「わかりました。」

希「それで続きがあってな。」

シロ「なんのです?」

希「怪談噺のや。」

シロ「あの、調理室のやつですか。」

希「そうそう。でな、その男の子はな。」

シロ「主人公は男だったんですか。」

希「そんなのはどうでもいいんや。」

シロ「いや、重要です。男か女かでストーリーのね。あれですよ。あれが変わってくるから。」

希「あれ?シロっちもしかして怖いん?」

シロ「んなわけないでしょ。この歳になってね。」

希「そんなら、みんな今日肝試ししようや!」

絵里「希?何言ってるの?そ、そんなこと認められないわ!」

そういえばこの人は暗いのがダメなんだったな。

希「穂乃果ちゃんいいよな?」

穂乃果「よし決定!晩御飯食べ終わったらやろう。」

シロ「いやいや、ランキングを上げるためにも練習を優先するべきじゃないですか?」

絵里「そ、そうよシロの言う通りよ。遊んでる暇は無いわ。」

希「適度な息抜きも必要やん。ね、ことりちゃん?」

ことり「そうだよね。やるべきだと思います。」

シロ「た、多数決取りましょう。ね。それとみんな伏せてください本音が言えないとね。あれです。可哀想ですから。」

穂乃果「そんなことない」

シロ「早く伏せて!」

よし、不正を働かせて否決してやる。誰が肝試しなんてやるか!

 

シロ「やりたい人。」

1・2・3・4あれ?不正を働かせなくても俺の勝ちじゃない?

シロ「やりたくない人」

1・2・3・4・5うん。俺の勝ちじゃん。

シロ「結果賛成4反対5で反対になりました。」

穂乃果「嘘!そんなことないよ。だってさっきみんなに聞いたもん!」

希「なあ、にこっち。もちろんにこっちは賛成やったよな?」

にこ「ヒィッ。も、もちろんにこ。にこ以外の人なんじゃないかな?」

希「ふーん。もし嘘だったら、わかってるやろな。」

にこ「……嘘つきましたごめんなさい。」

希「じゃあ聞くで。にこっち賛成?それとも反対?」

にこ「さ、賛成です。」

希「じゃあ5対4で決行やな。」

シロ「俺も反対で5対5で引き分けでやりたい人だけでやるとか。」

希「真姫ちゃんもしかして怖いん?」

真姫「そんなわけないでしょ!やってあげるわよ。」

希「6対4やな。」

なんてこった!真姫がちょろ過ぎる。最初からこの2人を加える気だったな。それで俺に不正をさせないようにしたな。策士策に溺れたよ。

 

 

 

希「さて、晩御飯中やけどペア決めよか。3人1組な。」

シロ「それで俺は食器洗ですか。いい案だと思います。」

希「うちが除霊係や。」

除霊とかやめろよ。希先輩が言うシャレにならん。

 

で、ペアが俺と海未先輩、そしてポンコツな絵里先輩。ここの組み終わってんだろ。ポンコツ2人とかどうしようもないな。じゃあ俺と絵里先輩は馬車で待機してますので回復の時にだけでも読んでください。

 

他はにこ先輩に真姫に花陽。穂乃果先輩に凛にことり先輩。あそこのグループに入りたかった。いつもやかましくも感じるが今はそれの方がいい。

 

 

希「前の組が出てから10分経ったら次のグループが出るように。それと携帯はこっちで回収しとくから。じゃあにこっちグループどうぞ。」

俺らは最後か。運が良ければ先頭グループが戻ってくるだろう。そこでタネを聞けば問題ない。人間は自分の見たことのない聞いたことのない事象に恐怖を覚える。だから、タネさえ聞いてしまえば怖くない。

それと恐怖心を減らすためにも進も進もうと暗示でもかけておこうか。

 

 

希「じゃあ最後のグループどうぞ。シロっち間違えてもお漏らししちゃあかんで。」

シロ「馬鹿にしすぎだろ。」

 

シロ「ちょっと絵里先輩。開始早々から腕にくっつかないでください。歩きづらい。」

絵里「私がくらいの苦手なの知ってるでしょ!」

シロ「そうだとしても、俺じゃなくて海未先輩の腕にしてください。そっちの方が頼りになります!」

海未「それはどういう意味です?」

シロ「戦闘力的な意味です。」

絵里「じゃあ、海未の方に。あれ、海未どこ?」

海未「絵里先輩目を開けてください。それでは前が見えないでしょう。」

絵里「それかできたら苦労しないの!」

(ガタガタ)

シロ「なんか音しませんでした?」

絵里「こ、怖いこと言わないでよ。」

海未「正確に言うと今もしてますね。確かめに行きます?」

絵里「絶対に嫌よ!私は行かない!」

シロ「しょうがないですけど。絵里先輩はここに置き去りにするしかなさそうですね。」

絵里「え?シロそれはあまりにもあれよ。それに、あなたも怖いのダメなんでしょう。」

シロ「あれじゃ分かりませんし。それに馬鹿にされたままなのが腹立つんで。」

海未「では、この先となると調理室ですね。」

シロ「なんか、希先輩が怪談噺を言ってたような。」

海未「それですね。行きましょうか。」

絵里「ほ、本当に行くの?やめない?やめたほうがいいわよ。祟られるわよ。」

シロ「馬鹿馬鹿しい。そんな非科学的なことがあるわけないでしょ。そんなこと言ってないで行きますよ。」

 

 

海未「ここですね。入りますよ。」

中には誰もいない。あの噺どおりだな。あの噺では確か。

シロ「誰かいるんですか?」

??「誰もいませんよ。」

噺の通りだな。あれ?この声って?

絵里「いや、本当に帰ろう!今ならまだ間に合うから。ね。」

シロ「花陽?」

海未「確かに花陽の声でしたね。声はここら辺から。これは…携帯電話?」

シロ「……そういうことか。」

海未「どうしたんです、突然。厨二病なんですか?」

シロ「かなり刺々しいもん投げてきましたね。そうじゃなくて、今回の怪談噺は今回のための作り噺で俺らをビビらせようと他のみんなで計画してたんじゃないですか?」

海未「そうですね。それならこの携帯も説明がつきます。ん?この携帯の待ち受け。グハッ。」

絵里「海未どうしたの?」

海未「は、破廉恥で、す。」

絵里「海未ー!」

シロ「あ〜あ。これのせいですか。携帯の待ち受けが男女のちょっとあかんものなんです。」

絵里「どれどれ?あ〜あ。海未には刺激が強いわね。」

海未先輩もポンコツだった。俺らは馬車3人組ですか。

絵里「海未のこともあるし早く戻りましょ。」

シロ「はいはい。ん?誰か扉閉めました?」

絵里「私じゃないわよ。シロじゃないの?」

シロ「俺は右手に懐中電灯、左手に絵里先輩背中に海未先輩持ってるから無理です。」

絵里「そんなことはいいから出ましょ。あれ?開かない。なんで!」

シロ「何やってんですか?」

絵里「開かないの!早く開いて!」

誰も追いかけきてないからブルーベリー色のやつはいませんよ。

 

シロ「変わってください。」

絵里「いいわよ。」

シロ「んっ?開かない。」

絵里「でしょ!シロの力が足りないのかもしれないけど。」

シロ「力入れてやってるけど開きませんよ。他に出口は?」

絵里「この教室は一つだけなの。」

閉じ込められたってわけですか。タチの悪い嫌がらせだ。

 

絵里「携帯で助けを呼びましょ。誰か携帯を。」

シロ「始まる前に預けてんですよ。」

絵里「花陽のが。」

シロ「ロックがかかってますし、電話番号を覚えてませんので。」

絵里「じゃあどうするの?」

シロ「誰かが来るのを待つしかないでしょ。」

絵里「そんな。」

シロ「明かりぐらいはつけますよ。」

ここか、よいしょ。ん?(カチカチ)つかない。なんで?

絵里「どうしたの?早くつけてよ。」

シロ「つかないんですけど。」

絵里「そんなことあるはずが…そういえば今切れてるって先生から聞いたわ。」

シロ「どうしようもありませんね。」

おいおい、絵里先輩泣かせる気か?この人もう半泣きなんだけど。まあ、いつもとのギャップがすごくいいけど。いつもこれくらいお淑やかだといいんだけどな。

 

 

 

こんなことになるならオチを聞いとけばよかった。

絵里「何か面白い話してよ。」

シロ「だそうです。海未先輩。」

海未「zzz」

シロ「まだ気絶してるし。」

絵里「よくもまあこんな状況でぐっすり寝ていられるわね。」

シロ「寝ると気絶は違うと思いますけど、

穂乃果先輩とことり先輩とずっと一緒らしいですから。」

絵里「なんか、納得できるのはなぜかしら?」

シロ「あの人達化け物みたいに個性がつよいですから。そこらへんで同意義なんじゃないですか。それよりも少し寒くないですか?」

もしや、部屋の四隅で○ンガーがアップ始めてるのか?初代の図鑑の説明文が怖すぎるんだけど、あれ子供向けじゃないよね。

絵里「そのせいか知らないけど、お手洗いに行きたいのだけど。」

シロ「扉開いてませんよ。というより俺はついてけないので海未先輩に言ってください。」

絵里「そうよね。でもなんで開かないの?」

シロ「そんなのつっかえ棒でも使って……。」

いや、待て待て。そんなわけない。そんな祟りやら亡霊やらを信じるわけにはいかないだろ。

 

絵里「どうしたのよ?」

シロ「この部屋の扉って内側についてますよね?」

絵里「それがどうしたの?」

シロ「つっかえ棒なんて無かったし。鍵がかかってるとしても俺ら側から開けられますよね。」

絵里「ど、どういうこと?」

シロ「本当に信じたくないですけどお化け的な。」

絵里「嘘よね。嘘って言って!」

なんだ、この出来の悪い連ドラ感。

 

 

(ガタガタ)

絵里「今度はなんなの?もう嫌ぁぁぁ〜。」

ついに泣いちゃったよ。もう、絵里先輩を泣かすなんて罪な人だな。いや、お化けか?

シロ「あっ、電話だ。ほら、電話に泣いてる声が入っちゃうんでこっちで泣いてください。」

 

シロ「もしもし。」

穂乃果「シロくん何やってるの早く帰ってきてよ!そうしないと寝れないじゃん!」

シロ「何を言ってるんですか。穂乃果先輩たちがこんなことしたのでしょう。」

穂乃果「穂乃果達ケータイしか置いてないよ。」

シロ「なんで嘘をつくんですか。はやく扉を開けてくださいよ」

穂乃果「だから何もしてないってば。」

ケータイを置いた時点で何もしてないわけではないんだがな。

シロ「穂乃果先輩。希先輩と代わってくれません?」

希「はいはい。どうしたん?」

シロ「お祓いの出番です。」

希「ということは信じるんやね。」

シロ「不本意ですけど。」

希「じゃあ今からお祓いに行くから待っといてな。」

絵里「どゔだっだ?ぎでぐれるの?」

シロ「そういうことになりました。はやく泣き止まないとみんなに泣いてるの見られちゃいますよ。」

絵里「ぞ、ぞうね。」

絵里先輩はあやすとして、海未先輩どうしよっか。起こすのはかわいそうだし寝顔可愛いし寝かせとくか。

 

 

希「よかったな。呪われなくて。」

シロ「本当ですよ。まあ、信じたくないですけどね。」

希「でも、信じるしかなくなったろ?」

シロ「そうですね。あっ、懐中電灯忘れたんで取りに戻ります。」

希「え、いや、それはうちがやるから。シロっちは早く部室に戻ったほうがいいやん?」

シロ「それくらい自分で行きますよ。それにもうお祓いはしたんでしょ?」

希「それは、そうやけど。もし、完璧じゃなかった場合にな。うちの方がいいやろ。」

なんだ?なんか怪しいな。

シロ「何か隠してません?」

希「そ、そんなことないよ!きっと気のせいや!」

もしかして。調理室に誰かいるのか?

シロ「希先輩。絵里先輩をお願いします。」

希「いやうちが。」

シロ「オネガイシマス。」

希「わかりました。」

 

 

凛「いや〜絵里先輩が泣くとは思ってなかったけど。面白かったにゃ。」

花陽「少しだけかわいそうだったけど。」

凛「面白ければ何でもいいんだにゃ。」

シロ「へー。なあ、凛。何が面白かったのかな?俺にも教えてくれない?」

凛「あ、あ、あれ?シロ君なんでここにいるのかにゃ?」

シロ「どうしたんだよ凛。面白かったんだろ。笑えよ。凛。」

凛「……逃げるんだにゃ。かよちーん。」

シロ「まてー!」

花陽「ダレカタスケテー」

 

 

絵里「希どういうことかしら?」

希「あのですね。みんなが絵里ちの可愛いとこが見てみたいって言ってたから。」

標準語に戻ってるよ。

絵里「これはお仕置きが必要ね。」

希「うちは絵里ちを思ってね。だからお仕置きは無しで。うちら親友やん。」

穂乃果「そうそう。だから痛いのは無しで。」

絵里「そうね。」

希「親友にそんなことはできないでしょ。だからなしということで。」

絵里「だが断る!」

希「嫌ぁぁぁ!」

やった初めて俺以外の人がダメージを受けて終わる。やった。

海未「んん。あれ?ここは?」

シロ「海未先輩起きました。じゃあ降ろしますね。」

海未「え?………///女の子をおんぶするなんてシロの破廉恥!!」

シロ「痛った。へ?なんで。」

海未「破廉恥です!」

シロ「ウソダドンドコドン!」

 

これが後に語られるμ's夏の事件簿である。

 




いや〜今回も長くなりましたね。制作時間も長くなりましたが。まだまだ夏休みは続きます。
次回「夏休み(まだまだ半ば)」
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