朝の8時。サラリーマンマン達も会社に着き仕事を始め出す時間。
「なぜにこんな早くに学校に登校しなきゃいけないんだろうか。」
こんなに早いといっても通常登校日であれば丁度良い時間なのだが入学式は特別扱いで9時30登校なのだ。この時間に来た理由は理事長からの呼び出しがあったから。そうでなければ基本ボッチの城田白夜はこんな時間に来やしない。
「朝の学校って結構寒いのな。」
なんて誰もいやしないのに誰かに語りかけるように独り言を呟く。そうすると、理事長室がみえてくる。
「あの、エスパー理事長とまた話すのか、こっちもソル○ックでも持って行こうかな。ノックしてと、失礼します。」
そこには理事長と生徒が二人いた。
絵里「理事長、この人ですか、試験生というのは?」
理事長「ええ、そうよ。城田くん自己紹介してもらえる?」
シロ「城田白夜と申します。よろしくお願いします。」
なんか間が空く、なんか変な自己紹介でもしたかな?確かに中学の時は変にボケて空気悪くしたけど、今回は何もしてないよ。
「絢瀬絵里よ。」
「うち、東條希。よろしゅうな。」
この人たちなんで間を空けたの?ゴチになりますスペシャルのビリの発表じゃあるまいし。
そういえばこの人たちなんでこんな時間に、しかも理事長室にいるんだ?
理事長「この二人は生徒会の会長と副会長なの。」
シロ「そうですか。」
うわー、さすがエスパータイプ。心を読むのがお得意なようで。あっ、やばい怒ってるよあの人、ポケ○ン世代ではなかったか。
理事長は一つ咳払いをしてこう続ける
「あなたに来てもらったのには訳があって。」
いや、訳がなかったら呼ばないでしょう。
あ、またイラついてるよ、心の中に表現の自由はないの。
理事長「あなたには生徒会に入ってもらいたいの。あなたは部活に入ることはできないわけではないのだけれど、女子校だから大会や試合などには学校名義ではだせないのよ。」
シロ「だから、生徒会にはいれと。」
理事長「そういうことよ。」
シロ「拒否権はありますか?」
理事長「入ってもらえないかしら?」
この《もらえないかしら》には拒否権など存在しない、存在するのは入れという圧力のみ。
シロ「いや、でも。」
絵里「理事長、私は反対です男子生徒を生徒会にいれるなんて。」
よし、いいぞもっとやれ。
理事長「うーん、入れないとなると彼が学校に来る意欲をなくしてしまうかもしれないでしょう。」
いや、入っている方が行く気失せますよ。どうせコキ使われるんだから。それとも、俺が社畜の血を継いでいることがバレているのか。
絵里「生徒会は生徒達の学校生活をサポートする仕事です。男子ではサポートでしないことがあるので反対です。」
今度は後ろから「入るな」って圧力が来た。圧力に囲まれて俺はチャーシューになるの?食べる所全然ないよ。オイラを食べてもおいしくないよ。
理事長「確かにそうね。城田君はどうしたい?」
シロ「もちろんはいりたくないです。」
理事長「なら、生徒会に入ってもらうかしら。」
じぇじぇじぇ。日本語が通じてないのかな?それとも、俺もしかして岩手の方言で喋ってた?生まれも育ちも東京だけど。
理事長「これは決定事項です。異存は認めません。」
暴君すぎでしょ理事長。意見を聞かないあたり主人公の素質あるよ。
理事長「時間まで城田君は生徒会の仕事の仕方でも聞いててください。以上です。」
やるからにはきっちりやらないと済まないタチなんで仕事のやり方でも聞くか。って、いない。あの人達どこ行った?理事長室にはいない。後ろにもいない。瞬間移動でもできんの?仕事聞けなかったらやることないじゃん。どうすっかな。
結果的に特にどうすることもなく9時30を迎えており。講堂へ移動を開始していた。本当に女子しかいないな。女子校だから当たり前だけど。一人だけ覚醒遺伝して類人猿の血が騒いじゃったような奴もいないな。一年生一クラス分しかいないからな。いなくても変じゃないか。
講堂に着いた途端、生徒会の人に首根っこ捕まれステージ袖にスローインされる、俺動物じゃないよ。類人猿の血も騒いでないよ。連れてこられてた理由は生徒会の人曰く試験生として挨拶をするらしい。そんなの初めて聞いたんですけどあの暴君わざとか?今まで挨拶は前の人に習えだったから自分で考えたことなんてなかったんだよな。ありきたりの挨拶なんて退屈すぎて聞きたくないだろうけど、まあ、ファイトだよ。これは穂乃果さんのか。
そしてようやく始まった入学式。これほど辛いイベントはない校長の長い話と、生徒の名前を呼びあげることといったら長すぎて携帯いじりたくなっちゃうよ。長すぎるロードは嫌われるぞ。
そして出番が回ってくる。これで決まるは今後の学校生活ただでさえ女子高に男子がいるのは浮いているというのに、ここでミスったら3年間地獄のような生活を送ることになる。あの、ぐるぐるマユゲのコックさんだって2年だからね、一般人なら一年が限界だよ。よしいくぞ、吉幾三さんは関係ないよ。そんなどうでもいいことばかり考えていたので、何を話して良いのまとまらず。
「城田白夜です。よろしくお願いします。」
なんてとても簡素なものになってしまった。
みんなの第一印象は動く無個性であろう。
まあ、それでもいいか。なんていつも通り自分に妥協しちゃうあたり小物臭半端ないよな。
まあ、いつものごとく変なところで終わりましたね。次回のボッチちゃんは
ボッチ生徒会での事件だよ。
お楽しみにね。