アニメとは全くの違う路線辿ってるけど許してヒヤシンス。そして今回は、シリアス回。さて第8話始まります
今日は2.3年生の始業式式として休みが入った次の日身体測定の日である。友達が多い奴らは「お前身長高くない。」とか「足短っか。」とか言い合うのだがそれははっきり言って無意味である他の奴の身長知ったからって身長は伸びないし座高を見たからといって足がながくなるわけでもない。
じゃあ、何故比べたがるのか。理由は自分より身長が低いやつを見て自分の身長が低くないという自信を持ちたいからである。まあ、身長なんて自分の遺伝子が原因なのだから自信がついたからって大きくなったりはしないんだけどな。
その点ボッチはよく分かってる。常に自分との勝負だからなテストの点も、短距離のタイムも比べたことがない。
よって、ボッチは自信を失うことが限りなく少ない。それ以前に女子のを知ろうとすれば「キモい」だの「変態」だの言われるのが目に見えてるからな。
さて、測定も終わり時間がとことん余ったので、
「なんか飲みもん飲みたいな自販どこだ。」
なんて、うろうろすれば見つかるだろ。
「あなた何してるの?」
えっと、この声はリセッ○さんじゃなくて、生徒会長。あれは何度やっても慣れないよなリセッ○さんのあのお説教。と、今の相手は生徒会長だった。そろそろ返事しないとさらにバットインプレッションが付いちまう。
「自動販売機さがしてるんです。」
「…うろうろされて問題起こされたらやっかいだし、ついてきて。」
やっぱツンデレやんこのひと。
「廊下では飲み物は飲まないこと、それとちゃんとキャップはキャップ入れに入れること。このルールは守ってもらうわ。」
「わかりました。」
言われんでもゴミの分別はしますよ。数少ない俺のポリシーですから。
あれ、なんであったかいミルクティーしかないの。もう時期終わったでしょ。もう君のシーズンは終わったのシーズンオフなの。だから君はその隣のココアちゃんとでも温泉にでも行っててくれないかな。そして冷たいやつとバトンタッチしてくれ。
まあ、仕方ない買うか。生徒会長もミルクティーか、同じの買ったからそんな「真似たの?」みたいな目で見ないでください。一年通して朝はミルクティーって決めてるんです俺。まだ時間あるしここで飲んじゃうか。
「なんで、理事長は貴方みたいな人を試験生に選んだのかしら。何にも知らないうえ変態な人を。」
最後余計ですよ一言多いですよ。
「俺の親と理事長が知り合いだったみたいでそれでだそうです。」
「そう、私は貴方のことを生徒とは認めないそして、次の新入生説明会で生徒を呼び込んで1年後には退学にさせてあげる。」
なんか嫌な宣言されたな。
「まあ、きっとそれは無理だろうけど。」
なんていえやしないな。
「なんでかしら。」
あっれまた声に出ちゃったよ。もう、サイボーグに負けた人みたいに口にチャックでもつけるか。
声に出してしまったものはしょうがない。言いたいこといってみるか。
「だってそうでしょう、もし説明会のアピールだけで来たら廃校になんてならないですって、この学校に魅力がないから人が集まらないんでしょ。」
「貴方に何がわかるの。」
「何にもわかりませんよ。だからこそです。この学校について知らないからこそ言えるんです。人が集まらないって。」
先輩はこちらを睨み見て歩みを進める
「貴方にはこの学校に思い入れもないからそう思わないんでしょうね。でも、私は違う。この学校には大切な思いがあるの。だから絶対に廃校にはさせない何としても。」
何故だろうこの人を見ていると無性に腹が立つ。理由はわからないけどなんかムカつく。
「先輩ひとりでなにができるんですか。」
「周りに人がいなくたって構わない。一人でやってみせる。」
「先輩一人じゃ何もできねぇよ絶対に。」
「なんで言い切れるの。」
「人間はそういう生き物だから。」
「意味がわからない。今世界で活躍している選手は常に一人きりで戦ってるそうでしょ。」
「違いますよ。他にも支えている人がいるから戦えるんだ。」
「どうせ、一人っきり戦ったこともないくせに。失敗してもどうせ周りの人に責任転嫁でもしてたんでしょ。」
「先輩もよく知らなで、そんなこと言えますね。」
「今、一人きりで戦ってるからね。そうじゃない人の顔を見ればすぐわかるわ。」
「それって、もしかして。」
そうか、さっき腹が立ったのは昔の自分を見ているようで腹が立ったんだ。全部自分で背負い込んで、全部自分のせいにして、結果背負いきれなくなって、死のうと思った自分のようで腹が立ったんだ。
「何かしら?」
「いや、なんか俺みたいだなと思って。」
その次の瞬間胸倉を掴まれ壁に押し付けられる。
「貴方と同じ、笑わせないで!何一つ同じではないわ。」
「いや同じですよ。一人でどうにかできると思っているあたり。」
「じゃあ、貴方に聞くわどうしてそう言い切れるの?」
「先輩と同じ様な経験があるからですよ。」
その言葉を聞くと胸倉を掴んでいた拳の力が少し弱くなる。
「そう、でも私は貴方とは違う。だから決してそんなことにはならない。」
「なんも違くねぇよ!同じだよ!全部自分で背負い込んで、全部自分のせいにして、結果背負いきれなくなって、死のうと思った俺となんも変わんねぇよ!」
「私はそんな弱くはない。」
「弱いよあんた、周りに頼れてない時点で弱いよ。」
再び拳に力が入る。
「さっきから聞いてれば。何、周りに頼れる方が強いっていうの?」
「そうだよ。いまのあんたよりずっと強いね。」
「例えそうだとしても、周りの人を巻き込むわけにはいかないじゃない。だから自分一人でやるの。」
「絵里ち!」
ピシャリと頬を叩く音がする。と同時に胸倉から手が離れる。いつからいたのだろうか。先輩と対話で見えてなかったか。そこには東條希がいた。
「希。何するの。」
「ふざけるのもいい加減にせぇよ絵里ち。」
「希?」
「何が巻き込むわけにはいかないのや。
一人で抱え込んで弱っていく絵里ち見てて、うちらどう思うと思ってん。少しは頼ってや親友やろ。」
そう言って東條先輩はその場で泣き崩れる。
「でも、でも、貴方達を巻き込んでそれで失敗したら私はどうすればいいのよ。」
「どうもしなくていいんじゃないですか。」
「なんで、そんな無責任なこと言えるの。」
「さっきも言ったでしょ似た経験をしたことがあるって。内容は全く違うけど先輩の状況なら味わったことがある。だからそう言えるんだ。そういう時は一人で考えないで周りの人に話せばいい、先輩には友達いるでしょ。」
そうだ、この場合は一人で考えてちゃ答えは見えない。例えそいつが天才だとしてもだ。
失敗しては自分のせいにして、また失敗しては自分のせいにする。この無限ループに陥いったら最後。自力では脱出できない。その後だんだん辛くなっていって、その末俺は死を選んだ。だけど奇跡的に命を取り留めて気付かされた。自分の命は自分だけのものではない、自分に関わってる全ての人のものだと。そうしたらスッと楽になって生きようって思えたんだ。だから今回は俺がこの人にそのことを教えるんだ。
「先輩、もっと周りの人を頼りましょうよ。先輩と同じ考えを持ってる人だっているでしょ。その人たちと一緒に学校を存続させれる案を出せばいいじゃないですか。」
「でも、どうやって?」
「それは、みんなで考えていくんです。今から。」
「そしたら、今までの私はなんだったのよ?今までの自分を否定しろっていうの?」
「そうです。」
「そんなことできるわけないじゃない!」
「できる。絵里ちならできるよ。」
「ぅ…」
「もし人を頼らないってんなら先輩には絶対に説明会の舞台に立たせない。」
「そんなことあなたができるわけ?」
「理事長に話をつける。わかったんだよ理事長が俺に生徒会に入れって言った意味が。あんたを救うためだ、そのために俺はこの学校に導かれたんだ。だからあんたにはそんなことはさせない。昔の自分自身にかけて。」
「なんで、そこまでするの?貴方私のこと嫌いでしょ。」
「ああ、嫌いだよ。自分見ているようでむしゃくしゃする。
だからだよ。だからそんなことさせたくないんだ。自分追い込んだって何も得られない得たとしてもそれは自分に対する自責の念しか生まれない。それで死を選んだらまさに俺そのものだよそんなの見たくねぇし。それに、あんたは俺より恵まれてる。だから助けるんだ。」
これが今出せる俺の精一杯の気持ち。これでダメなら力づくでもやるしかない。
「貴方の助けなんていらないわ。」
そうか、ダメだったか。なら、力づくで。
「でも、希達には頼ってみる。」
「絵里ち!」
「ごめんね。希、私わがまま言うかもしれないけど、いいかしら。」
「うん、ええでいっぱい甘えてくれてええで。」
「そう、ありがと。じゃあ胸貸してくれるかしら。」
「うん//」
さて、俺お邪魔虫っぽいのでかえりますか。
「ありがとな。シロっち。」
「なんのことです?よくわからないですけどどういたしまして。」
ふぅこれでよかったんだよな。これで先輩はもう一人で抱え込まないだろ。でもそれじゃあ廃校は免れないよなどうすっか。
ショートホームルームさぼっちゃったよ。どうしよか。怒られんのかな。
感動的な感じにしようと頑張りましたどうなってるかわかりませんがそうなってたらいいです。もちろん後で白夜君は怒られました。
さて次回予告といきたいですがまだ全くの未定なのでできません。次回までゆっくりしていってねってことで今回はこのへんでありがとうございました。