この国はほかの国々と比べると平和な国だった。
だけども、ある日突然、世界中に未知の生物が現れ始めた。生物はこの世界には存在していない種を持ち込んでいた。その種は緩やかに根を張り、実をなしていった。
それに対抗するかのように、果物や木の実を模した鎧を身にまとった戦士が現れた。
戦士が生物をいくら倒しても、倒しても、生物が減る様子は見られなかった。
なんせ、生物が持ち込んだ種の実を食べた地球上の生き物が未知の生物に変貌するから、いくら倒しても実を食べた生き物が襲ってくる。その、終わりなき戦いで一人また一人と戦士が倒れていった。
この街は活気あふれる街だった。休日には親子連れや恋人、学生などで賑わいを見せていた。
それが、今は人の気配は感じさせず、建物や地面は植物に覆われて当時の様子など影も形もなくなっている。
そんな場所で二人の男が向かい合っていた。
「まさか、最後に俺の前に立ちはだかるのが貴様だとはな」
「ああ、俺も生き残ってお前の前に立っていることが不思議なくらいだ」
「何故、貴様は俺の前に立ちはだかる。どこかに隠れてガタガタ震えていれば生き残れたかもしれないのに」
「何故も何も、ここでお前を止めなければ人類に明日はない。だからこそ、俺の命を懸けてでもお前を止める!!」
「面白い、やれるものならやってみろ!!」
そして、片方の男は果物のような装飾がされた南京錠のようなものを取り出し開錠した。
《ヨモツヘグリ》
空中に禍々しい雲が出現し、そこから巨大な果物のようなものが現れた。
腰に巻いている刀のようなものがついているベルトに南京錠のようなものをセットし、錠の部分を閉めた。
《ロック・オン》
ベルトについている刀のようなものを倒し南京錠の果物の装飾の部分を切った。
《ソイヤ!》《ヨモツヘグリアームズ!冥・界 ヨミ・ヨミ・ヨミ》
すると、空中に現れた果物のようなものが頭に落ち、それが鎧へと変形していった。
もう片方の男は、身体中から無数の植物が出現し男の体を覆い、植物が消えるころには男は異形の姿に変貌をとげていた。
「「さぁ、これで終わりにしよう/させてやる!!」」
かたや生き残った人類のために己の命を削り力に変えるものを使う男
もうかたや人間の体を捨て、弱きものが強きものに踏みにじられないための世界をつくるため今の人類を滅ぼそうとする男
この二人の戦いの火ぶたが切って落とされた。
戦いに勝利し、この世界の運命を決めるのは果たしてどちらか
次は設定の予定です。