前回の最後で「人」と遭遇しましたねー。誰なんでしょうね。
今回も自己満足の作り上げる世界へどうぞ・・・
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「我と契約しエレメントよ 今我が魔力に応じ我を守り全てを焼き尽くす力を解放したまえ!モードバーニング!」
そう唱えた瞬間、俺の周りに炎が上がった。この炎は周りを巻き込むのでいつもは使えない技だが、この技の防御力はサナねぇの「アクアヴェール」を超える。相手はそれに少し驚いたのか、剣を構えた。
俺も盾を前に構えしばらくそのまま睨みあった。
数秒程たったところで二人同時に駆け出した。
相手が剣を横薙ぎに振ってきたので盾で受け止め、炎を纏った槍を敵めがけて放った。だが、その時には目の前に敵はおらず、そのかわりに疑問が俺の頭をよぎった。
「バーニング」の炎は周りを焼き尽くすはずなのである。普通今ぐらい接近すれば魔獣といえど相当なダメージが入るはずなのである。もしその魔獣の属性が炎なら少しひどい火傷くらいで済むかもしれないがそれでも武器をしばらくはまともに使えないくらいのダメージはあたえる。それは人間においても同じで、ほぼ無傷で耐える事ができるとすれば上位精霊のイフリート、最上位精霊のサラマンドラとランクAの魔獣くらいなはずなのである。
だが世界でイフリート、サラマンドラと契約したという話は聞いていない。
「まさか、そんなはずは・・・!?」
精霊との契約者でないとすると考えられる可能性は1つだけ。
「お前、魔獣なのか・・・いや魔獣に喰われたんだな。」
魔獣は村を襲う。その理由はいろいろ考えられているが、今一番有力な考えは、魔力の高い人間を喰うためだという考えだ。
本来魔獣は自分で魔力を作りだすこともできるし、空気中に漂う魔力を吸収することもできる。だが、人間の持つ魔力を喰らうとその魔獣の魔力が上がるらしいのだ。その理由はよく分かっていない。
そして、ランクBまでは強くなるだけなのだが、ランクAの魔獣がかなり魔力の高い人間を喰らうとその人間の姿になれるようになるらしい。
その例は過去にもみられているが、回数が少ないのでほとんどないとされていた。
「それもこの感覚・・・お前、20年前に俺たちの村を襲ったやつだな・・・会いたかったぜ!!」
その瞬間俺の体から自分でも信じられない程の魔力が溢れだした。そして、頭の中に女の声が響いた。
「我はイフリート。汝の契約精霊。
汝に問う力を求めるか?」
「やっと覚醒するか・・・2年も一緒にいればその答えは言わないでもわかるだろう?」
「ふっ、はははは!やはり汝は面白い。いいだろう我のこの力汝の野望のために使え!!」
その瞬間に今まで出ていた魔力が消えたかと思うと先程の倍の魔力が体から溢れだした。
その魔力に包まれながら俺は詠唱をはじめた。
敵を貫くために。
「我と契約し精霊イフリートよ、その業火で全てを貫け!フレアストライク!!」
俺はすごいスピードで敵に突進していった。
確実に仕留めた、そう思ったがやつはガードした。
その時、やつの周りに霧がたちだした。
「くそっ、なんなんだよこの霧は!」
しばらくして霧が晴れ周りを見ると何もいなかった。
そのかわりに大きな鱗が2、3枚落ちていた。
「まだこの程度のダメージしか与えれないのか・・・」
と、その鱗を眺めていると丘の麓の方から巨大な水柱が上がった。
「サナねぇ・・・?」
胸騒ぎがした。
「無事でいてくれよ!!」
俺は水柱が上がった方へ駆け出した。
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ここまで読んでくれた方ありがとうございました♪
魔獣についての説明を少々
魔獣にはランクが存在しており危険度が低い順にC→B→Aとなっています。
ランクCの魔獣の中には人間と共存する事を選んだ魔獣もいます。そして魔力の高い人間を喰った魔獣は呼び方に+をつけます。例えばランクAならランクA+となります。
今回も説明ばっかりでごめんなさい。
次回はどーなるんでしょうね。では次の話は一週間後です。是非楽しみに待っていて下さい。